【人類の覚醒と真実】 の記事一覧

2015年03月20日



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聖書 vs 日月神示:「神の怒り」と「地獄」は存在するのかしないのか? 「宇宙の知性」の真意を知りたくて



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powerfulintentions.org

日月神示 扶桑の巻の第八帖

神に怒りはないのであるぞ。
天変地異を神の怒りと取り違い致してはならん。







 



地獄の存在に戸惑い

先日、ファティマの聖母について2つの記事を書きました。
そのうちの、

ファティマの聖母から知る「永遠の地獄」への序章(1) - 「地獄」は神話ではなく、事実として存在する
 2015年03月15日

では、1917年に3人の少女少年たちが、何度かにわたり「聖母マリアと自称している存在」から、いくつの予言というのか、メッセージを受け取った事象について記しています。

そのうちの「第1のメッセージ」は、以下のようになります。


死後の地獄が実在することについて

多くの人々が罪深い生活や傾向によって、死後地獄へ導かれている。肉欲や傲慢など現世的な罪から回心しないままでいることにより、人は死後、永遠の地獄へと行く。
地獄は神話ではなく実在し、そこは全ての人が死後行く可能性のあるところで、入ったが最後、二度と出ることはできない。



そして、聖母と自称する存在は、3人の子どもたちに一瞬ですが、「実際の地獄」を見せます。これで、3人の子どもたちは「地獄は存在する」と理解したわけです。


さて……この世にはいろいろな不思議な予言や霊言といったものが存在します。

たとえば、日本では、日月神示は比較的有名で、比較的支持を得ているもののひとつだと思います。

そこには「地獄」はどう書かれているか。

これはもう何度も何度も出てきます。

そして、最初に書きますと、そこには「地獄はない」のです。

地獄無いと申してあろうがな。
このこと間違わんように、地獄地獄の言葉、やめて下されよ。
言葉からモノ生むのぞ。(白銀の巻 六帖)

誰でも死んでから地獄へ行かん。地獄は無いのであるから行けん道理ぢゃなあ。曲って世界を見るから、大取違ふから曲った世界つくり出して、自分で苦しむのぢゃ。其処に幽界出来るのぢゃ。
有りてなき世界、有ってならん。(黄金の巻 第九十四帖)

死ぬ時の想念がそのままつづくのであるから、その想念のままの世界に住むのであるぞ。この世を天国として暮らす人天国へ行くぞ。地獄の想念、地獄生むぞ。(黄金の巻・第75帖)

他にもいろいろとあるようですが、日月神示では繰り返し、

地獄は存在しない。

として、

地獄は人間の言葉や想念が作り出すもの。

だというようになっています。



キリスト教での地獄への選抜

さて、ファティマに出現した聖母は、「地獄はある」としていたわけですが、聖書にも「地獄」という言葉は何度か出てきます。

そして、地獄に「どんな人が行くか」を、多分もっとも具体的に記述されているのは、新約聖書「ヨハネの黙示録」にあるものだと思われます。

ヨハネの黙示録」21章8節

「おくびょうな者、信じない者、忌むべき者、人殺し、姦淫を行う者、まじないをする者、偶像を拝む者、すべて偽りを言う者には、火と硫黄の燃えている池が、彼らの受くべき報いである。これが第二の死である』」

日本聖書協会

というもので、地獄に行く人の具体的な条件(?)が記述されていますが、これはかなり厳しいです。聖書によれば、下の人たちはみんな地獄に行ってしまいます。

・おくびょうな者
・信じない者(信仰心のない人)
・忌むべき者
・人殺し
・姦淫を行う者
・まじないをする者(魔術や占いをする人)
・偶像を拝む者(多分、仏像、キリスト像、マリア像含む)
・すべて偽りを言う者


となり、これでは、現代社会では地獄に行かない人の方が多いのではないでしょうか。

たとえば、私なら、「おくびょう者」ですし、お地蔵さんなどがあればちょっと拝んだりもしますが、これは「偶像崇拝」に該当してアウト。他はそんなにないですが、過去に遡れば、姦淫という言葉からも逃げられない可能性もあります。

なかなか厳しいキリスト教ですが、仏教はどうなのでしょうか。



仏教や神道の場合

キリスト教の世界観には地獄があるということになりそうですが、仏教などではどうなのか。

地獄 (仏教) - Wikipedia を見ますと、

地獄とは仏教における世界観の1つで最下層に位置する世界。欲界・冥界・六道、また十界の最下層である。一般的に、大いなる罪悪を犯した者が死後に生まれる世界とされる。

とあり、一見すると、ありそうなんですが、しかし、

地獄思想の成立

元々は閻魔大王、牛頭、馬頭などの古代インドの民間信仰である死後の世界の思想が、中国に伝播して道教などと混交して、仏教伝来の際に日本に伝えられた。

そのため元来インド仏教には無かった閻魔大王を頂点とする官僚制度などが付け加えられた。

とあり、どうもお釈迦様が説いていたというより、「後になっていろいろと付け加えられている部分が大きそう」で、特に、日本の場合は、

地獄は、日本の文化史の中では比較的新しいもので、これが特に強調されるようになったのは、平安時代の末法思想の流行からのことと思われる。

というもので、少なくとも、日本の思想には本来、「地獄」というものはなかったとも考えられます。そのあたりは、『古事記』にも『日本書紀』にも、地獄という概念が登場しないことからも伺えます。

地獄があるかないか、どちらが正しいかなんてことは私に決められることではないですが、少なくとも、

「古来からの日本の死生観の中に地獄はなかった」

ということにも思えます。

しかし、日月神示では地獄はないと繰り返されている一方で、出口王仁三郎による『霊界物語』には、「地獄」が出てきます。

これに関しては、宗教法人大本のウェブサイトから抜粋しますと、


「霊界物語」は審判書で、天国に入りうるものと、地獄に陥落するものとの標準を示しています。この標準を示された後、各自はその自由意志によって、自ら選んで天国に入り、あるいは自ら進んで地獄に墜ちるのです。

それは各自の意志想念がどのような情態にあるかにかかっています。

標準とは何か。「霊界物語」によって示されつつある神示そのものです。最後の審判は、「霊界物語」発表の大正十年十月より始まっています。



とあり、なかなか難しいですが、

>天国と地獄に行く、それぞれの標準(神の示し)が定められている

ということで、それはともかくとして、その後にある、

> 各自はその自由意志によって、天国か地獄に行く

というのは・・・。

「自由意志?」

と、このあたりはどういうことなのか判断が難しいところですが、「自由意志」ということは、「自分から地獄に行きたいとする人々もいる」ということなのでしょうかね。

微妙に難しい展開となっていますが、あまりにいろいろと絡むと複雑すぎることになりそうですので、「地獄」については、とりあえず、ここまでにしておきます。

地獄の存在はともかくとして、では、「神の怒りは」?



やはり対立する日本の神と西洋の神

震災1年後の 2012年3月11日に、

神に怒りはないこと知る日々の中で
 2012年03月11日

という記事をアップしたことがあります。

これは震災の翌月に書きました「もはや神も大地も怒らない 」という記事に対応したものですが、今回の記事冒頭に書きました、日月神示の、


神に怒りはないのであるぞ。
天変地異を神の怒りと取り違い致してはならん。



という言葉は、大変に好きな言葉で、なぜかというと、もし「天変地異が神の怒り」だというのなら、たとえば、2011年の震災は、なぜ日本の、そして東北で起きたか。

何がその基準となるのか、私は神という存在があれば問いたかったです。

しかし実際には、地震などを含めて、天変地異が「神の怒り」とされているものは多いです。聖書にもコーランにも天変地異が神の怒りだというようにとれる記述は多数あります。

聖書で「神の怒り」として記述されている典型的なものとして、以下のようなものがあります。

ヨハネによる福音書/ 03章 36節

御子を信じる者は永遠の命をもつ。御子に従わない者は、命にあずかることがないばかりか、神の怒りがその上にとどまるのである。

ローマ人への手紙/ 01章 18節

神の怒りは、不義をもって真理をはばもうとする人間のあらゆる不信心と不義とに対して、天から啓示される。

その他、「ヨハネの黙示録」にも神の怒りという言葉が出てきます。

このあたり、日月神示の「神に怒りはないのであるぞ」というストレートな表現と非常に大きく違っているのですが、これに関しても、どちらが正しいとか、私に判断できるものではないです。

ただ、地獄の存在はともかくとして、私個人は、「神の怒り」はあったとしても、それは天変地異や自然現象とは関係ないと思いたいです。

ところで、「地獄」や「神の怒り」は、このようにいろいろと説の違いがあるのですけれど、

「創造主(神という言い方はしないです)そのものの存在」

については、最近読んでいる本で、さらに確信に近い思いが出ています。




物理学と「創造主」の関係

最近、アメリカの理論物理学者のミチオ・カクさんの『パラレル・ワールド』という本を、パラパラと読んでいるのですが、大変に面白い本で、この『パラレル・ワールド』には、

「今の宇宙から脱出する方法について」

だとか、

「私たちの宇宙のほんの1ミリ上に別の宇宙が浮かんでいる可能性」

といったような、非常に刺激的な話も満載なんですが、最終章では「神」の問題にふれています。

「神」というより、「この宇宙を造ったもの」、つまり、創造主とか、そのように言われるものの存在のことで、たとえ多次元宇宙を語っていても、そして、もし、

「この宇宙を完全に現すことのできる「式」がついに見つけられた」

としても、

「その式は誰が?(そのような秩序がどうして存在するのか)」

という問題に物理学者たちは突き当たり続けることを記しています。

少し抜粋します。

ちなみに、文中に何度も「ひも理論」と出てきますが、ミチオ・カクさんは、この「ひも理論」(超弦理論)と呼ばれる大変に難解な物理学の専門家ですので、その理論そのものはともかくとして、最先端物理学のひとつだということになります。




ミチオ・カク著『パラレル・ワールド』 物理学者が考える「宇宙の意味」より

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創造主の問題は、「科学は神の実在について何かを語れるのか?」という問題も提起する。

かつて神学者のパウル・ティリッヒは、「神」という言葉を臆面もなしに語れる科学者は物理学者だけだと言った。

実際、人類にとって最大級の疑問 −− 大いなる設計は存在するのか? 存在するとすれば設計者はいるのか? 理性と啓示のどちらが真理に到達する正しい道なのか? −− に取り組んでいるのは、科学者では物理学者しかいない。(略)

ひも理論に見られるような、多くの宇宙の存在を可能にする理論を、だれかが設計したのだろうか? 宇宙が微調整された時計のようなものなら、それを作った時計職人はいるのだろうか。

この意味で、ひも理論は「神には選択の余地はあったのか」という疑問に解決の光を投げかけてくれる。アインシュタインは、宇宙論を考え出そうとするたびに、自分ならどう宇宙を設計しただろうかと問うた。

そのうちに彼は、神には選択の余地がなかったかもしれないという考えに傾いた。

ひも理論は、この見方の正しさを立証してくれそうに見える。

相対性理論と量子論を結びつけようとすると、目立たないが致命的な欠陥 −− 爆発的な発散と、理論の対称性を損なう異常性 −− に満ちていることに気づかされる。

この発散と異常性を解消するには強力な対称性を取り込むしかなく、その点でM理論にはなにより強力な対称性がひそんでいる。つまり、必要なすべての条件を満たす単一のユニークな理論が存在する可能性があるのだ。(略)

私をはじめ一部の物理学者が考えているように、いずれ現実世界を支配する究極の法則が −− ひょっとするとたかたが数センチの −− 式一本で表せたとしても、次にはこんな疑問がわく。

「この式はどこから得られたのか?」





ここにあります、

> 「この式はどこから得られたのか?」

というのは、上のミチオ・カクさんの文章では「宇宙を設計したもの」というニュアンスと関係するもので、つまり、「何がこの(あまりにも正確な)宇宙の法則をもたらしたのか」という意味です。

物理学の世界が究極的なレベルにまで達したとした場合、「式」そののものが完ぺきであればあるほど、この「この式はどこから得られたのか?」という、「深遠な疑問」はさらに強いものとなっていくと思われます。

晩年のフレッド・ホイル博士の著作にも「宇宙の知性」が記述されていました。

『生命( DNA )は宇宙を流れる』という、パンスペミア説や「進化論の否定」、「ビッグバンの否定」などについて記されている著書の最終章で、ホイル博士は以下のように述べています。


フレッド・ホイル著『生命( DNA )は宇宙を流れる』
第11章 コズミック・インテリジェンス より


興味深いことに、われわれが到達した結論、すなわち宇宙に知性があることをロジカルに要請することは、世界の主だった宗教の教義と整合性がある。

世界中のさまざまな文化の中で、「創造主」は独自のすがた形をとる。エホバ、ブラフマー、アラー、天の父、神……宗教の数だけ呼び名もある。

けれども、その根底に横たわる概念は、どれも一緒だ。それは、宇宙は −− 特に生命の世界は −− 創造もつかないほど強力な人間型の知性を持つ「存在」によって創造されたということだ。

地球に暮らしたことのある人間の圧倒的多数が、この概念を完全に、無条件に、本能的に受け入れていたことを忘れてはいけない。

生物にこんな意識を持たせるのは、遺伝子のはたらきである。ひょっとすると、その「存在」がわれわれの部品を創造することにあたって、自らの起源についての真実を本能的に悟るように、遺伝子に細工しておいたのかもしれない。



優れた科学者たちが、その時点で最も進んだ科学で宇宙を考えれば考えるほど、

「宇宙の設計者の存在」



「宇宙の永遠性の問題」

に突き当たる。

最高の科学の先に待ち受けているのは、いつでも「創造主の存在」だという感覚があります。

しかし、創造主がどのようなことを私たちにおこない、そして、私たちはどのように(思想的な意味での)対応をしていけばいいのかはまったくわかりません。

もしかすると、地球単位での大きな変化もそれほど先ではないかもしれない時代に、私たちは確実に存在するとしか思えなくなってきている「創造主」とどのように向きあうかを考える時に来ているのかもしれません。

何だか、ファティマの補足的な記事を書くつもりが、混沌とした方向に進んでしまいました。



  

2015年03月16日



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「世界は恐るべき深淵の縁にいる...人々は人類が決して見たことがなかったようなそのような苦しみのために準備を整えなければならない」
− ピオ十二世の1945年の言葉

「私たちは、それほど遠くはない未来に大きな試練、それは私たちの生命を放棄する準備をするように私たちに要求するであろう試練を堪え忍ぶ準備をしなければならない」
− ヨハネ・パウロ二世の1976年の言葉






・前記事:ファティマの聖母から知る「永遠の地獄」への序章(1) - 「地獄」は神話ではなく、事実として存在する

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ファティマ第三の秘密

昨日の記事で、1917年の「ファティマの聖母」といわれる出来事について簡単にふれました。

ポルトガルのファティマにおいて、ルシア、フランシスコ、ヤシンタの3人の少女少年が、「聖母」と名乗る女性から6回(それぞれの個別ではさらに何度も)に渡り、「メッセージ」を受け取った事象のことです。

メッセージの内容は、大きく4つ(3つの予言+ロシアについて)の内容でしたが、予言の3つ目は「 1960年まで公表してはいけない」と聖母マリアから命じられて、その内容を記したメモはバチカンに預けられることになります。

しかし、 1960年になっても、バチカンはこの「3つめの予言」を発表しませんでした。

そのあたりの経緯は、ファティマの聖母 - Wikipedia に以下のようにあります。


ファティマ第三の秘密

教皇庁は聖母が発表を命じた1960年になっても啓示の第三部について公表せず、メッセージの中身について多くの憶測を呼んだ。過去の予言が世界大戦などで60年代当時は東西冷戦真っ只中であることから、核戦争や第三次世界大戦ではないかと危惧する者もいた。

1981年5月2日にアイルランド航空164便がハイジャックされたが、犯人はカトリック修道士で要求は「ファティマ第三の秘密を公開せよ」であった。

1960年代に閲覧したローマ教皇ヨハネ23世は内容に絶句して再度封印し、次代教皇パウロ6世も再度封印を解くもあまりの内容に数日間人事不省になったという。こうした経緯を経て、教皇庁は2000年5月に1960年以来40年間発表を先送りにしてきたファティマ第3のメッセージを正式に発表した。



というように、その内容は、

> 閲覧したローマ教皇ヨハネ23世は内容に絶句して再度封印し、次代教皇パウロ6世も再度封印を解くもあまりの内容に数日間人事不省になった

というほどのものだったようで、大の大人、しかも、いろいろな意味で百戦錬磨のローマ法王たちが「その記述内容を読むだけで人事不省に陥る」というのは、中途半端な内容ではないことが伺えます。

しかし、バチカンが 2000年に発表した「第三の秘密」の内容は、

「1981年5月13日の教皇ヨハネ・パウロ二世の暗殺未遂事件についてだった」

というものでした。

この程度の記述を読んで、絶句したり、人事不省に陥ったりするほど法王はヤワではないはずです。そういうこともあり、「この内容は真実ではないのでは」という憶測が一般的になっています。

ちなみに、この 2000年の発表の時に、公開された文書の作成を担当したのは2人で、そのうちのひとりは、後のローマ法王ベネディクト16世となるラッツィンガー枢機卿でした。

そのラッツィンガー枢機卿は、ポール・クレイマー神父という方が書かれた文書の訳文があるこちらのページには、

ラッツィンガー枢機卿は、2000年6月26日、教皇ヨハネ・パウロ二世の個人的な友人との私的な会話の中でこう訊ねられた:「第三の秘密全体はあなたの記者会見の中で明らかにされましたか?」

ラッツィンガー枢機卿は「確かにあれは秘密のすべてではなかった」と認めた。

とあり、ベネディクト16世は「これをそのまま公開するべきではない」として、言い方は良くないかもしれないですが、改変して発表したということになりそうです。

しかし、この「第三の秘密」に関しては、聖母からの言葉を直接聞いたルシア自身の表現から想像できる部分があるのです。



ヤシンタがルシアに諭した言葉

1917年にファティマで聖母と主に話をしたのは、3人の少女少年たちのうちのルシアでしたが、共に聖母との出会いの現場にいたフランシスコ( 10歳で逝去)とヤシンタ(9歳で逝去)が若くして亡くなった後は、97歳で亡くなるまで修道女として生きます。

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▲ 修道女時代のルシア。 corazones.org より。


そのルシアが長い期間信念を貫き通せたのは、亡くなる直前の9歳のヤシンタから言われた言葉による部分が大きかったように思います。

このあたりのことは、ヤシンタ・マルト - Wikipedia に亡くなる少し前の病床でのルシアとの会話の記録が記されています。


1920年、9歳になる直前に彼女は、12歳であったルシア・サントスとイエズスと聖母の信心について議論し、こう言っている。

「これを言う時は、逃げ隠れしてはいけません。聖母の無原罪の御心を通して、神からの救いがもたらされる、ということをみんなに伝えなさい」

「そして、イエズスの御心は、傍にいる聖母の汚れなき御心が崇敬されることを願っている、と。また聖母の汚れなき御心に祈り、願うように伝えなさい、神様はマリア様にそれを委ねたのだから」



当時、12歳だったルシアは、9歳のヤシンタから上のように「命じられ」て、それがルシアの長きにわたる心の糧でもあったのかもしれません。

実際、ヤシンタはファティマでの出来事以外に、非常に頻繁に未来のヴィジョンを見続けています。もしかすると、ルシア以上に聖母からのヴィジョンを受け続けていたかもしれません。

そして、ヤシンタは、

「どのようなことが地獄に導くことなのか」

なども多く語っています。

その記録が Wikipedia にもいくつか載っていますので、記しておきます。




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「戦争は世の罪に対する神の罰以外の何物でもない」

「他のどの罪より人を地獄に招いてしまうのは肉欲の罪です」

「死後の地獄は一度そこに落ちたら永遠に抜けられず、永遠の意味を理解したら人は自分の生き方を変えるためになんでもするでしょう」





話がヤシンタの方に逸れてしまいましたが、ルシアに戻します。

ファティマの3人の中でひとり長く生きて、聖母のメッセージを残し続けたルシアは「第三の秘密」を当然知りながら修道女として成長します。

ルシア修道女は、 1957年にフエンテス神父という人に、その内容と関係すると思われることを語っています。

これは、フエンテス神父が、ファティマの司教の承認を得て公表された記録です。

悪魔の最後の戦い - われわれの時代のための黙示録的解答

というページに記されています。

全体は長いですので、要所要所を抜粋しています。




シスター・ルチアの啓示
1957年12月26日

「神父様、神は世界を罰せられるでしょう。そしてこれは恐るべき仕方でなされるでしょう。天からの懲罰は間近に迫っています」

「神父様、彼らに告げてください。聖なるマリアは、フランシスコとヤシンタ、そして私自身に、多くの国家が地の面から消え失せるでしょうと告げられました」

「聖母は、もし私たちが前もってあの可哀相な国[ロシア]の回心を手にしていないならば、ロシアが世界を罰するために神によって選ばれた懲罰の道具となるでしょう、と言われました」

「神父様、悪魔は聖なるマリアに対する決定的な戦いに参加する気になっています。そして悪魔は最も神に背くことが何であるか、そして短期間に彼にとって最大多数の霊魂を獲得するものがどれであるかを知っています」

「聖なるマリアの汚れなき御心とイエズスの聖心を苦しめているのは、修道者や司祭の霊魂たちの堕落です。悪魔は彼らの美しい使命から転落した修道者や司祭たちが無数の霊魂たちを地獄に引きずって行くことを知っています」





ルシア修道女は、この中で、「これは、1960年まで秘密のままに留まるでしょう聖母のメッセージの第三の部分です」と述べています。

ですので、第三の秘密は、この内容と近いものであるだろうことは考えられますが、それでもまだ、

> ローマ教皇ヨハネ23世は内容に絶句し

というほどのものなのかどうか。

しかし、ルシア修道女が「多くの国家が地の面から消え失せるでしょう」と述べたり、「悪魔の戦い」への言及があったり、あるいは、1982年5月13日にヨハネ・パウロ二世がファティマでおこなった演説の中で、法王は、ファティマのメッセージに対して、

「私たちの救いの基礎そのものが掘り崩されているという聖母の警告」

という表現をしたりするものがあるというあたりから、いろいろと考えてみると、非常に大ざっぱに、第三の秘密は「起きることの具体的な状況は別として」次のようなことなのではないでしょうか。

・世界の霊魂(生命)の危機
・信仰と教会の崩壊
・悪魔との戦争での敗北


というあたりのことなのではないかという気はします。

これ以上いくら予想しても、意味があるものではないですけれど、一種の「この世の終わり」のようなことを聖母は少女少年たちに述べたのかもしれません。

もちろん、「人々(とロシア)が心を変えなければ」ということが前提ですが。

ちなみに、ルシアは聖母マリアから、

「3つめの秘密は主要なひとつの大戦の間に明らかにされるでしょう」

と告げられていたことがこちらに書かれています。

公表してもいいとされた 1960年は、第一次大戦も第二次大戦も終わっていた年ですので、この「主要なひとつの大戦」はその次の大戦、すなわち「まだ起きていない世界大戦」を意味していると思われます。

ルシア修道女は、

「あの可哀相な国[ロシア]の回心を手にしていないならば、ロシアが世界を罰するために神によって選ばれた懲罰の道具となるでしょう」

と述べていますが、それが 1957年12月26日。

それから、58年後の 2015年3月16日、これを書いている時点で今日なんですが、下のような報道がなされていました。

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▲ 2015年3月16日の NHK ニュース「ロシア大統領 クリミア併合で核兵器準備を指示」より。


これは、ロシアのプーチン大統領が 1914年にクリミアを併合する過程で、核兵器使用に向けた準備を指示していたことが明らかになったというものでした。

そして、ファティマの予言の成就は「ロシアに大きく左右されそう」なのです。




ロシアは世界の人々を地獄へと引き連れていくか

ファティマの予言とロシアの関係については、ファティマの聖母 - Wikipedia の「ロシアの奉献」というセクションに以下の記述があります。

ロシアの奉献

ファティマの啓示の第二部にあるロシアの奉献はファティマでの聖母の主要な要請の一つであり、ローマ教皇は数度にわたる奉献式を行った。

とあります。

1917年7月13日、少女少年たちの前に姿を現した聖母は以下のようなメッセージを伝えます。


「神様はいろいろな罪を戦争、飢餓、教会と教皇の迫害の形で罰されるでしょう。それを阻止する為に、私はロシアが私の汚れない心に奉献されることを望みます」

「もし人々が私の望みに耳を傾けるなら、ロシアは回心し、世界に平和が訪れるでしょう。もしそうしなかったら、ロシアは世界中に誤謬を広めて戦争と教会の迫害を推し進めることになるでしょう」

「罪のない人達が殉教し、教皇様には多くの苦しみが訪れます。いくつかの国はもう無くなってしまいます」



書いてあることは何となくはわかるのですが、ここに「奉献」という言葉が出てきます。

普通の日本語の意味としては、コトバンクでは、

> 社寺、貴人などに、物をたてまつること。

とあり、献金や貢ぎ物をするというような意味のようで、これだと今ひとつよくわかりませんので、「キリスト教的な意味での奉献」とは何なのかと調べて見ますと、こちらのページに、

「奉献は、元来の順序で行くと、これは陪餐の前に行われていました。ここで、「感謝」が捧げられ、「祈り」が捧げられ、「愛」が捧げられるのです。しかし、それだけではありません。パンと葡萄酒が運ばれて捧げられ、同時に、「キリストがご自身を捧げられた」ことを見るのです。

とありまして、奉献とは、物などを献ずることではあっても、そこに自分自身の犠牲と感謝を奉じるというような意味でよいのではないかと思われます。

あるいは「回心する」というような意味でも良さそうです。

そこから見ますと、上の聖母の言葉は、

ロシアが回心しない限り、今後の世界は(主や聖母から見て)悪い方向へと進んでいく。

ということを聖母マリアは言っていたということのようです。

その後、ロシアは、共産主義のソ連を経て現在に至りますが、1917年のファティマの聖母出現以来の約 100年の間に、ロシアが「回心」したかどうかは、いろいろな意見があるとはいえ、南山大学の三上茂教授の訳した「ファチマ:世界平和への唯一の道」などを読むと、

「回心していない」

という考え方は根強いようです。

このあたりのことは、世界情勢的な問題とも絡んで、それらに詳しいわけではない私にはまったく何とも言えないことではあるのですが、現在「ロシアを巡るいろいろ」は、世界の最大の懸念のひとつであることは事実だと言えると思われます。

もし、1917年のファティマの予言が今に至るまで続いているものなのだとすれば、そして、ロシアがいまだに、「聖母マリアが望まれていたような奉献をしていない」とした場合、世界は・・・ヨハネ・パウロ二世の 1976年の言葉をお借りしますと、

「われわれは今、人類が経験した最大の歴史的対決に直面している」

というような状況に陥りかねないというところにいるのかもしれません。
あるいはもうその段階に入っているのかもしれません。

まあ・・・何となく、個人的にはそういう予感はずっとし続けてはいたのですけれど、ファティマの聖母のメッセージなど知らなかったですので、このことを知って、むしろスッキリした感じです。

そういえば、偶然ほんの少し前に、ロシアの声の記事に「ロシアを悪魔視することこそ世界の脅威」なんていうタイトルの記事がアップされているのを見かけました。

あまりにタイミングがいいので、ちょっと苦笑しました。




2年で1億人ずつ消えている命

ところで、上で抜粋しました三上茂教授の「ファチマ:世界平和への唯一の道」の中に、2008年までのデータとしてですが、下のような表記がありました。


・今日、ロシアは世界で最高の中絶率を持っています。ロシアに8年間過ごしたダニエル・マウラー神父は、統計的に平均的なロシア女性はその出産年の間に8回の中絶をするであろうと言っています。現在ロシアにおいては中絶は無料ですが、しかし出産はそうではありません。

・ロシアの出生率は急落しています。そしてロシアの人口は毎年70万人の割合で下落しています - これは「平和時」の間の文明化された国においては先例のない出来事です。



他にいろいろと書かれてあるのですが、このロシアの中絶数を読んだ時に、「平均的なロシア女性」の数字は、いくら何でも誇張だろうと思い、資料を調べていましたら、下のグラフに行き当たりました。

abortion-russia-2006.gif
社会実情データ図鑑

ロシアの総数(茶色のほう)は、2位のスウェーデンの倍より多く、「 1000人に 40.3人」ということですから、100人に 4人の女性が中絶しているということになります。

上の表現は大げさかもしれなくとも、ロシアが突出して多いことは事実のようです。

・・・と、ここでふと「それにしても、全世界ではどのくらいの数に?」と思いましたが、そのことについて考えたことがないことに気づきました。

調べてみますと、こちらのサイトには、国連の『世界人口白書(2000年)』に、

推定で年間 5000万件の中絶が行われている

とあるそうで、その後に関しては、2012年1月19日の AFP 「世界の妊娠中絶、減少傾向が鈍化」という記事によりますと、

2008年の世界の中絶件数は 4380万件

とのことです。

とはいえ、データが存在しないも同然の国、あるいは、データに上がりようがない施術などが多々あると思われ、この数値は漠然としたものだと思いますが、いずれにしても、

毎年 4000万人から 5000万人の赤ちゃんが生まれてくることができない。

ということになりそうです。

この「この世に出現しなかった」人たちの数は紛れもない「死者数」となると思うのですけれど、そう考えると、21世紀になって 15年目で、6億人から7億人の死者が出ているということになります。

20世紀まで遡ると、ものすごい数となりそうです。

ちなみに、私はここで、中絶ということ自体について憤ったり、何が誰が悪いというようなことを書きたいのではないです。今までこのような数を知らなかったので驚いただけです。

中絶というものに関しての倫理的な問題ではなく、毎年 5000万人前後というおびただしい数の「命が生まれてこない」という実数に驚いたのです。

いろいろな状況はあるでしょうけれど、少なくとも日本の一般的な女性で、喜んで中絶する女性などいないはずです。個人個人の、場合によっては深刻な事情によって、そうせざるを得ない女性が多いと思います。

その場合、女性そのものが受ける精神的・肉体的ダメージは相当に大きいはずです。

願わくば、むしろ、そのような女性たちこそ、ファティマの聖母が言う「天国」へと行けるようにしていただければとも思います。

今の世の中、地獄行きの人たちに関しては事欠かないでしょうし、私自身も、自分の人生を振り返っても、天国へ行けるような要素がほとんど見当たらないですので、せめて、この世の傷ついた女性たちは天国へと行けますように願わせていただきます。

しかしながら、自分自身が罪深いとしても、ヤシンタが言っていた、

「永遠の意味を理解したら人は自分の生き方を変えるために何でもするでしょう」

の言葉を少し考えてみたいと思っていたりはします。

このヤシンタや、あるいはフランシスコやルシアのような子どもたちがこの世にたくさん出現するためには、もしかすると、一度、学校制度も社会制度も何もかも崩壊するカタストロフを経なければ、もうダメな段階にまでこの世界は来てしまっているのかもしれません。



  

2015年03月15日



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1917年にポルトガルのファティマで聖母マリアと名乗る女性と会い続けた3人の少女少年
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ファチマの真実Traditioninaction






 


ファティマいう言葉そのものは聞いたことがありました。

簡単な概要は、ファティマの聖母 - Wikipediaから冒頭部分を抜粋しますと、


ファティマの聖母は、カトリック教会が公認している、ポルトガルの小さな町ファティマでの聖母の出現譚の一つ。他の伝説との違いは、これをローマ教皇庁が奇跡として認め、第三の予言を長年にわたり秘匿したことである。


というものですが、何というか、一種のキリスト教の信仰上での伝説みたいなものなのだろうと勝手に思っていて、特に興味を持ったことはありませんでした。

しかし今回、ふとしたキッカケで、そのことについて調べているうちに、この話は大変に興味深い……というより、感動的なものであることを知りまして、それと共に、どうも今の時代は(地獄という概念を考えると)かなり「やばい段階に突入している」という感じもしたわけでありまして、どのくらいのことが書けるのかわからないですが、書いてみたいと思いました。




キッカケは世界で唯一のバチカン認定の涙を流す秋田県のマリア像

ファティマの聖母を調べることに至った理由なんですけれど、今朝、いくつかニュースを見ていましたら、マレーシアのニュースで、「マレーシアのコタキナバルの涙を流すマリア像」についての報道を知りました。

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▲ 2015年3月13日の asia one より。


報道の内容そのものは、昔から数多くある「血や涙を流すマリア像」の話と同じで、特にご紹介するようなものではないと思われます。

この「目から涙などを流すマリア像」という現象は、非常に多く報告されていることで、このブログでも過去何度か取り上げたことがあります(こちらのリンクに一覧があります)。

そして、この現象は、日本語版の Wikipedia では項目としては存在していませんが、英語版には、Weeping statue (涙を流す像)という Wikipedia 項目があります。

そこには、


ほとんどの場合は、「涙を流す像」は、カトリック教会から認定されないか、あるいは、デマやニセモノであることが証明されている。


とあります。

ところが、そこに続いて、


ただし、バチカンが唯一その現象を認めた例も存在する。それは、日本の秋田県にある涙を流す聖母マリア像だ。


とあるのでした。

何と、バチカンが認定しているひとつだけの「涙を流すマリア像」は日本にあるのでした。

さらに、英語版の Wikipedia には、


この秋田の場合で珍しいのは、他のケースと異なり、テレビを通じて、日本国民の全体が涙を流す聖母マリア像の姿を見ることができたことだ。


とあります。

「秋田にそんなのあったの?」

と調べてみますと、こちらは、日本語の Wikipedia にありました。


秋田の聖母マリア

秋田の聖母マリアとは、日本の秋田県にあるカトリックの在俗修道会「聖体奉仕会」で起きたとされる一連の奇跡現象を意味する呼び名。「秋田の聖母マリア」は、教区司教によって認可された数少ない聖母出現の一つであり、日本より海外での知名度の方が高い。


涙を流す秋田の聖母マリア
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秋田の聖母マリア


さらに続けますと、

発端は1973年に、同会所属の修道女の手の平に、出血を伴う十字架型の傷が現れたことである。

そのほかにも、木製の聖母マリア像からの101回に渡る落涙および芳香現象、3つのお告げなどの奇跡があったと言われている。これらの奇跡は1984年まで続いたとされている。

そして、ここにある、

> 3つのお告げ

の内容なのですが、これが、

修道女は天使を何度も目撃し、6月29日には天使は彼女にファティマの祈りを教え(略)

この祈りは、1917年にポルトガルのファティマで3人の少年少女を前に聖母が教えたものだったが、当時は日本ではまだ和訳されておらず、天使が教えたその祈祷文は、後に和訳されて日本に広まるものと一字一句違わぬものだった。

と、ここで、「ファティマ」という文字と出会ったのでした。

つまり、最初に載せましたポルトガルのルシア、フランシスコ、ヤシンタの3人の少女少年が「聖母マリアと名乗る存在」から教えられた祈り(ファティマの祈り)の内容と、この秋田の修道女が「天使」から教えられた祈りの文の内容が同じだったというのです。

ちなみに、そのファティマの祈りは日本語では以下のものです。


ああイエズスよ、我らの罪を赦し給え、我らを地獄の火より護り給え。
また、すべての霊魂、ことに主の御憐れみを最も必要とする霊魂を天国に導き給え。アーメン。


ちょっと難しいですが、簡単な日本語にしますと、

主イエス・キリストよ、私たちの罪をお許し下さい。
私たちを地獄の火からお守り下さい。
すべての人々、ことに御憐れみを最も必要としている人々を天国にお導き下さい。

というような感じだと思います。

なお、この「声」を受けた秋田の修道女の方は、笹川さんという方で、こちらのページに詳しく書かれていますが、天使というより、聖母マリアそのものからの声を受けていたように読み取れ、その点でも、ファティマの3人の少女少年たちと似た状況だったようです。

ところで、この「秋田の聖母マリア」について、カトリック新潟教区の司教は、

「これらの一連の現象が詐欺的、病的、異端的、邪教的なものではないと確認された」

ということを意味する声明、つまり、「聖なる現象と認定する」という内容の声明を出しました。

これを 1984年にバチカンに伝えた際に、バチカンでこの状況を正式に受理した方はどなたかというと、時のラッツィンガー枢機卿で、この人こそ、私が「最後のローマ法王」と信じてやまない後のベネディクト16世でした。

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▲ ラッツィンガー枢機卿時代のベネディクト16世。Cardinal Ratzinger - Pope Benedict XVI より。


調べると、ベネディクト16世が枢機卿になった時の最初の仕事が、秋田の聖母マリアの声明の受理だったのでした。ベネディクト16世は、今に至るまで「涙を流す聖母マリア」の中で、唯一バチカンの受理を受けている秋田の聖母マリアの認定者でもあったようです。




地獄は現実として存在する

秋田の笹川修道女が「聖母から受け取った祈り」と「ファティマの祈り」が一致したことで、「秋田からファティマ」へとつながったわけですが、なぜ、私がこのファティマの出来事に興味を持ったか

私はキリスト教徒ではありませんので、聖母が出現したということ自体に驚きや感動をおぼえるものではありません。現象そのものではなく、「聖母のメッセージそのもの」に興味を持ったのです。

ファティマのメッセージは「3つの予言」というようにも言われているのですが、その中に、

地獄の実在。

についての下りがあるのです。

そのことにとても興味を持ったのでした。

そして、「地獄の光景」には「悪魔の実在」も登場します(3人の子どもたちは地獄の様子を一瞬だけ、聖母に見せられていますが、そこには悪魔もいます)。

私は「悪魔」について、たまに考えたり、 In Deep でも書くことがありました。
そのあたりは、カテゴリー「悪魔の輪郭」などをご参照いただけると幸いですが、基本的に、

悪魔は実在する。

というスタンスというか思い込みを持っている部分もあるわけですが、その中でも、過去記事、

「悪魔 vs キリスト教」の戦いが世界中でエスカレートしている
 2014年01月29日

で書いていますが、ベネディクト16世が法王を退任して以来、世界の「悪魔化」の傾向が著しくなっていると感じています。

しかし、それを長々と書き出すと、違う方向に行きそうですので、まずは「ファティマの3つの予言」の概要を Wikipedia から抜粋して編集したものを載せます。




ファティマでの聖母からのメッセージ


第1のメッセージ

死後の地獄が実在することについて:多くの人々が罪深い生活や傾向によって、死後地獄へ導かれている。肉欲や傲慢など現世的な罪から回心しないままでいることにより、人は死後、永遠の地獄へと行く。

具体的に、聖母はこの少女ら3人に、地獄のビジョンを見せ、彼らはそのあまりの光景に戦慄した。

地獄は神話ではなく実在し、そこは全ての人が死後行く可能性のあるところで、入ったが最後、二度と出ることはできない。



となっていて、「地獄は神話ではなく現実に存在するもの」で、大変に多くの人々が死後地獄に行っていると聖母と名乗る人物は、子どもたちに語っています。

そして、「地獄に行くと、永遠に出られない」とも聖母は述べています。

2つ目は下のようなもので、大きな戦争に関してのものです。

ファティマのメッセージの年は、第一次世界大戦中の 1917年のことですので、終わる戦争のほうは第一次大戦、始まるのは第二次大戦と考えるのが妥当かもしれません。


第2のメッセージ

大戦争の終焉と勃発:第一次世界大戦は、まもなく終わる。しかし人々が生活を改め罪を悔い改めないなら、さらに大きな戦争が起き、沢山の人が死に、そしてその多くが地獄に落ちてしまう。その前兆として、ヨーロッパに不気味な光が見えるだろう。


この中の、

> ヨーロッパに不気味な光が見える

というのは、1938年1月25日にヨーロッパの極めて広い範囲で、オーロラが観測されたことがあったのですが、そのことを予言したと言われることがあります。

基本的に、フランスだのポルトガルだの、ヨーロッパの内陸部でオーロラが観測されるということは、ほぼあり得ないことです。そんなこともあり、当初は、「ヨーロッパのどこかで大火事が起きている」というように報道されたようです。

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▲ 1938年1月26日のデイリー・ミラー紙(多分イギリスの新聞)の一面。「北部の空すべてが光っており、大火事の懸念」とあります。Luisa Piccarreta より。


これはきちんと調べてみないとわからないですが、太陽活動が活発な時だったとすれば、太陽フレアや CME (コロナ質量放出)の異常に大きなものなどが発生していたのかもしれませんが、いずれにしても、この異常なオーロラが現れた頃から、第二次世界大戦が始まっています。

ファティマの3つめのメッセージは「ファティマ第3の秘密」などとして知られていることのようですが、今に至るまで、「どうやらバチカンはすべてを公開していない」ようです。

Wikipedia からの抜粋です。


第3の秘密

聖母マリアは、1960年になったら公開するように。それまでは秘密に、とルシアに厳命した。

その内容は「ファティマ第三の秘密」と呼ばれ、ルシアを通じて教皇庁に伝えられたが1960年が過ぎても教皇庁は公開せず、2000年になってから発表に踏み切った。

教皇庁によれば教皇暗殺の危機だとされる。(これを)疑問視する意見もある。



この「疑問視」については、この「第3の秘密」に関して、1960年代にそれを読んだ当時のローマ法王が絶句して具合を悪くしたり、あるいは、40年もの間、歴代の法王が発表を見合わせるほどの内容であったわけで、「極めて衝撃的なもの」である可能性が高いわけです。

それが、上のような「軽いもののであるわけがない」というのが、バチカンの発表が疑問視されている理由ですが、もうひとつの理由は、聖母マリアからメッセージを受け取った少女ルシア自身が 2000年代に(ルシアはすでに 90歳代)に、

「それはほんの一部で、バチカンは嘘をついている」

と司法省へ提訴したということがあったからのようです。

もっとも、ルシアは 2005年に 97歳で亡くなっていて、このあたりはうやむやなままのようです。

ヨハネ・パウロ二世(右)と面会する晩年のルシア
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The Children of Fatima


この「第3の秘密」については、今回はそこまで行き着けないと思いますので、別の機会に書こうかと思いますが、先ほど出ましたベネディクト16世も枢機卿時代に「確かにあれは(第3の秘密の内容の)すべてではなかった」と認めています(ソース)。




天使の声を受けて若くして旅立ったふたり

ところで、この 1917年にファティマでメッセージを受けた3人の少女少年のうち、このルシアだけは、97歳という長寿で人生を全うしますが、冒頭に示したように、男の子のフランシスコは 10歳、最も年下のヤシンタは9歳という若さで、共にスペインかぜが原因となってからの長期の病気で亡くなっています。

この3人について、南山大学の三上茂教授による

ファチマの聖母マリア・ファチマの真実

という非常に膨大な、論文とも言えるウェブサイト上に詳細に書かれているのですが、この3人の子どもたちの行動や生き方は、私が思わず涙ぐんでしまったほどのものでした。

この3人のうち早くに亡くなった2人の子どもたちは、自分がもうすぐ天国に行くこと、つまり「自分がもうすぐ亡くなること」を、聖母のメッセージによって察知するのですが、それでも、死ぬ瞬間まで、主と聖母、そして、「救われない他の人々を救うための祈りと犠牲のために」生きていくのです。

9歳と10歳ですよ?

この子どもたち3人のファティマ後のそれぞれについては、「ファチマの真実(2)」というページの最後のほうにあります。

こちらは、フランシスコ(男の子)についての記述からの抜粋です。


1917年6月13日の御出現のとき、ルシアは聖母に天国に連れて行ってもらえるかどうかを訊ねていますが、聖母はそれに対して「ええ、フランシスコとジャシンタをまもなく連れて行きます」と答えておられます。

このときからフランシスコとジャシンタは自分たちの生命がそれほど長くないことを知っていました。(略)

フランシスコは自分の役割がイエズスの聖心と聖母マリアの汚れなき御心を慰めることであるということをよく知っていました。彼が病床に臥していちばん残念だったことは、教会に行って御聖体の前で長い時間を過ごすことができなくなったことでした。



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▲ 左からヤシンタ、ルシア、フランシスコ。The Children of Fatima より。


最も若いヤシンタ(ジャシンタ)は、ファティマの聖母からのメッセージとは別に、頻繁にヴィジョンを見ており、三上教授のサイトでは、

> ジャシンタは6回の聖母御出現が終わった後にも、1920年2月に亡くなるまでの間、絶えず聖母の御出現を受ける恵みを神から戴いていました。

くどいようですが、まだ「9歳」だったヤシンタは、霊的な友人となっていたフランシスコの死に際して、以下のような事を述べた記録が残っています。


1919年4月4日にフランシスコが亡くなる少し前に、ジャシンタはルシアのいる前でフランシスコにこう頼んでいます。

「わたしの愛のすべてを主と聖母に捧げます。罪人の回心とマリアの汚れなき御心に対する償いのために主と聖母がお望みになるだけ、わたしは苦しみます、と二人に伝えてちょうだい」



この時のヤシンタの状態は、スペインかぜに続いて、気管支肺炎と肋膜炎を併発して、ベッドから起き上がることもできない状態でした。

9歳といえば、今のうちの子と同じ年齢ですが、まるで比較などできません。

ところで、ヤシンタの見たヴィジョンの中には(これは聖母との会話ができていたルシアにも見えなかった)、

「バチカン、あるいはキリスト教信仰の崩壊」

とも取ることのできるような「光景」も含まれていて(法王が人びとから石を投げられている)、後述しますが、どうも「第3の秘密」は、そのあたりとも関係しそうです。

バチカン、あるいはキリスト教信仰の崩壊が含まれているならば、歴代の法王が倒れるほどのショックを受けたり、公開をためらう理由も理解できます。




ファティマのメッセージの根幹は「ロシア」のこと

やはり、だいぶ長くなってきていて、1回で書くのは難しくなってきた感じです。
2回くらいにわけたいと思います。

というのも、

ファティマのメッセージで最も重要なもののひとつが「ロシア」の意志と動静

ということがあるのです。

ロシアの存在や考え方次第によっては、「世界(の人類の霊魂)は地獄に叩き落とされる」とも解釈できる部分があるのです。

もちろん、この「地獄」は例えとしての地獄ではなく、「現実の地獄」です。
次にはそのことと、あるいは、第3の秘密にふれたいと思います。


ところで・・・。

ファティマで、聖母は子どもたちに、

「地獄は実在し、そこに一度入ると永遠に出られない」

と述べています。

ここに疑問もあります。

天国は永遠なのか
あるいは、そうではないのか。

もし、地獄と同じように天国も永遠の場所なら、死んだ人々は二度と肉体を持つ世界には戻って来ないことになります。

輪廻や転生の概念は存在しない?

そのあたりのことも含めて、何が何やらわからない、といったような疑問もありますが、今回はここまでとしておきたいと思います。

--
・次記事:ファティマの聖母から知る「永遠の地獄」への序章(2) - 毎年5千万人の赤ちゃんが「生まれてこない」現代社会の中のロシア由来のカタストロフ




  

2015年03月05日



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▲ 2015年3月2日の RAW STORY より。






 

神のいる場所

今回は、「宗教に関わらないアメリカ人が劇的に増えている」という記事をご紹介しようと思います。

アメリカで彼らは「ノンズ」(発音としては「ナンズ」が近いです)という言い方をされているようですが、その数はすでに政治政策的にも甘く見られないほど増加していて、宗教的グループとして、プロテスタントの次に多い第2位の位置を占めるまでの率となっているのだそう。

ただ、宗教を持たないとはいっても、「信仰を持たない」という意味ではないようで、今回の記事の中に、

彼らを「無信仰者」と呼ぶのは正確ではない。

なぜなら、彼らの中には感覚的なものの中に信仰とスピリチュアリティを持ったり、あるいは他の何かの中にそれらを見出していることがあるからだ。

とあり、ノンズのうちの約 30パーセントは「神や宇宙に存在する普遍的な精神性」を信じていて、約 20パーセントほどは、「毎日、お祈りを捧げている」という調査結果が示されていて、信仰が消えたというより、

「信仰の対象を他に見つけた」

ということになるようで、そして、それは権威化した既成の宗教ではなく、多分は、多くの人たちが

・自分の中
・宇宙
・自然などの森羅万象


に神を見ているということかもしれません。

ただまあ、現在のアメリカ人は「信じる対象」も、なかなか多彩でありまして、過去記事の、

2600年前のブッダが語った「無数の宇宙 / パラレルワールド」が現代の量子論の中で蘇る中で感じること
 2014年11月05日

の中で、2014年10月24日のワシントンポストの記事にあった、

「アメリカ人たちはどんなものを信じていて、どんなものを信じていないか」

という調査の結果のグラフを日本語でご紹介したことがあります。

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Washington Post

グラフは文字がどうしても小さくしか収められず、あまり見やすくないですが、

「ポジティブな思考を通じて物理的な世界に影響を与えることができると信じているアメリカ人成人は全体の 70パーセントもいる」

ことがわかり、また、続けて、

「かつて、アトランティスのような文明が存在したことを信じる」
「夢が未来を予言できることを信じる」
「幽霊の存在を信じる」


などの人が 50パーセントを超えているということになっています。

考え方は人それぞれですが、アメリカ人の 70パーセントが信じている「ポジティブ・シンキング」をはじめとして、上のグラフのいくつかは、過去記事の「閑話休題 : スピリチュアルとは何か」という記事などで書いた、やや不安な部分もないではないジャンルと触れるところがありまして、「内なる神」という存在も、方向性を間違うと、「妄想の表象」というようなことにもなりかねないところはあるのかもしれません。




ローマ法王の発言を思い出し

宗教の否定ということについては、たとえば今は、ローマ法王自らが「天地創造を否定している」という時代でもあります。

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▲ 2014年10月30日の記事「神の敵の登場:神による天地創造を否定し、ビッグバンと進化論を演説で肯定したフランシスコ法王」より。映像は ODN にあります。

上は 2014年10月のバチカンの公式会議の場で、その内容の冒頭は以下のようなものでした。


2014年10月27日 バチカンでのフランシスコ法王の演説

世界は、何か他に起源を持つようなカオス(混沌)の中から始まったのではありません。しかし、愛から作られた至高の原則を直接的に派生させます。

現在では世界の始まりとされているビッグバン理論は、神の創造的な介入と矛盾するものではありません。逆に創造論はビッグバンを必要としているのです。

自然の進化論は、神による創造の概念の逆にあるものではありません。なぜなら、進化論には「生物の創造」が必要とされるからです。



神の使いのトップがこのように言うのなら、そりゃ神はいないかもしれないと考える人が増えるのも仕方がない気もしますが、その以前より、アメリカでは加速度的にキリスト教を含む宗教信者の数が減少し続けているようです。

ところで、未来予測プロジェクトのウェブボットには、5〜6年前のレポートで「宗教の死」という言葉が何度も登場しました。

今回の記事と関係あるわけではないですが、本文記事の前に、少しその中のひとつをご紹介しようと思います。2010年のもので、その後、実際に起きたことも起きていないことも含まれています。


ウェブボット ALTA レポート
2010年8月15日配信

・多くの人々の意識の覚醒が進み、影の支配勢力と、現実の実態に気づく人々が多くなる。この覚醒は主要メディアでも話題となる。

・多くの宗教は影の支配勢力が民衆を洗脳しコントロールするために作り出したものだが、覚醒が本格的に進むにしたがって、宗教の多くが信者から放棄されるようになる。宗教的指導者やグールーが捨てられるのだ。

・宗教にとっては厳しいときが迫っている。カトリックとモルモンで大規模なセックススキャンダルが明らかになる。聖職者のスキャンダルがさらに発覚する。この発覚によって、多くの聖職者は処罰の対象になる。

・こうした事件が明るみで出ることで、かつての信者は暴動を起こす。この暴動で政治家も圧倒される。

・このようにして、人々の意識は、宗教に対する奴隷状態から、向こう側の世界の存在の認識へと変化していく。

・宗教のこのような没落は、「時間感覚の変容」を体験する人々が多くなるにつれ加速する。新しいクロノスとカイロスの体験から、これまで宗教が与えてきた概念がまったくのウソであることを実際に知る人々が増えるのである。



というように、ウェブボットにおいては、宗教からの離脱は「覚醒によるもの」とされていますが、ただ、先ほどの「アメリカ人の信じるもの」を見ていますと、現在のアメリカで起きている宗教からの離脱が覚醒といえるのかどうかわからない面もないではないです。

では、ここから翻訳記事です。




Americans are turning away from organized religion in record numbers
RAW STORY 2015.03.02


記録的な数のアメリカ人たちが組織化された宗教から離脱している


炎を吹くような宗教が新たな国際紛争の懸念となり、家庭での政治的な議論は多くの場合、キリスト教の右派の人々によって支配されている状況の中、ともすれば、あなたは、街のいたるところで誰かの神によって襲われるような感覚に陥るかもしれない。

しかし、あなたが既成の宗教の前でひざまずくタイプの人間でないのなら、少しは良いニュースかもしれない − アメリカではあなたのような人が増えているのだ。

現在のアメリカは、以前と比較すると、既成宗教と関係しない人々が劇的に増加している

1980年代以降の、さまざまな種類の異なった世論調査の結果は、すべて「特定の宗教に帰依していない人々の増加」の結果を示している。そして、多分、その数はこの期間内で倍増している。

彼らはいかなる特定の宗教的なグループとも関係を持たないため、「ノンズ( nones / 無信仰者 )」と呼ばれることもあり、不可知論、無神論者、自然神教信奉者、世俗的なヒューマニストなどとも呼ばれることがある。

しかし、彼らを「無信仰者( nonbelievers )」と呼ぶのは正確ではない。

なぜなら、彼らの中には感覚的なものの中に信仰( faith )とスピリチュアリティを持ったり、あるいは他の何かの中にそれらを見出していることがあるからだ。

アメリカのシンクタンク「ピュー研究所」が 2012年に調査したところによれば、これら特定の宗教を持たない人々の約 30パーセントが「神や宇宙の普遍的な精神性(スピリチュアリティ)」を信じていて、ノンズの約 20パーセントの人々は毎日お祈りをする。

最近の研究によれば、彼らのようなノンズ、すなわち「どの宗教にも該当しないアメリカ人たち」が、国において重要な力を占めるようになってきている。他の宗教的グループ、たとえば、新生福音派のようなグループも数として成長してはいるが、ノンズは数の上で彼らを圧倒している。

米国議会超党派で作られている公共宗教研究所( Public Religion Research )は、3月4日、アメリカ人のこの急激な価値観の変化を文書化し発表した。この魅惑的な研究は、人口統計、宗教的データ、政治的なデータに基き、2014年を通して実施された。

公共宗教研究所のダン・コックス所長は、この調査結果について、

「アメリカの宗教的な光景は、劇的な転換期を迎えている。これは、基本的にアメリカの政治や文化を再形成するほどのものだ」

と述べている。

2014年には、アメリカでの調査において史上初めてプロテスタントが主流派からマイノリティとなった。調査ではプロテスタントの数は 50パーセントを下回り、アメリカ人の 47パーセントだった。

そして、2番目の規模となったのが、宗教と関係していない人々(ノンズ)で、その率は 22パーセントにのぼり、アメリカのカトリック信者などの主要な宗教団体と同等の数となった。

また、このノンズのクループは、ワシントン州、オレゴン州、ニューハンプシャー州では3分の1以上を占め、全米 13州で最も数の多いグループとなった。

ミシシッピ州は最もノンズの比率が低いが、それでも全体の 10パーセントを占める。

また、今回の調査では、特定の宗教と関わりを持たないグループが2番目の数となっている州が 15に上ることがわかった。

これら特定の宗教と関わりを持たない「ノンズ」はどのような傾向を持つのか。

ノンズは政治的にリベラルになる傾向があり、たとえば、ノンズの4分の3が同性愛結婚を支持し、法的中絶を支持している。また、ノンズは他の宗教的グループより教育や収入が高い傾向がある。

現在のアメリカでは5人に1人が宗教に属していないが、若い世代では、この数がかなり高くなる。ピュー研究所の調査では、30歳未満のアメリカ人の3分の1が特定の宗教を持たないことを示す。

昨年、ワシントン・ポスト紙は、オリン大学のコンピュータサイエンスの専門家アレン・ダウニー( Allen Downey )教授によっておこなわれた研究を引用した記事を掲載した。

教授によれば、人々がノンズになる理由は主にふたつだと主張する。

ひとつは、親による宗教的なしつけの不足。
そして、もうひとつはインターネットだという。

ダウニー教授によると、無信仰の 20パーセントは、インターネットの利用に起因しているという。

宗教を持たないアメリカ人の比率は 1990年には 8パーセントだったが、 2010年には 18パーセントになった。同期間、インターネットを利用するアメリカ人の率は 0パーセントから 80パーセントに急上昇している。

しかし、ノンズの増加とインターネットの関係性は、他の専門家も指摘しているように、その関係に明確な因果関係はないことは教授も認めている。

ただひとつ確実にいえることは、ノンズたちの投票は現在の政治を形作っている。彼らはオバマ大統領が二期目に勝利することの手助けとなりたいと考えている。

しかし、それでも、アメリカの人口の 18パーセントに過ぎないながら大きな影響力を持つ白人福音派の影響の低下の徴候は見られていないようだ。

大統領候補のスコット・ウォーカー( Scott Walker )氏は進化論についての質問に答えることを拒否した。それはまるで、広く受け入れられている科学を許諾することが背信者となるかのようであった。




  

2015年03月04日



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Fluorine

アメリカではフッ素化によって、1億2千万人以上の者が慢性中毒の危険にさらされており、4千万人の者が関節炎に、2千万人以上の者が「歯が変色する」という悪しき中毒に、また、およそ2百万人の者がフッ素によるアレルギーないしはアレルギー様症状を示している。

− 米国の医学博士ジョン・イアムイアニス氏の1991年の論文の翻訳より。







 




528Hzと頭痛

私は寝る前に 528Hz の音叉を聴くことが多いのですが、めまいが続く中、まだ少しフラフラすることなどもありまして、昨晩も夜、チーンと鳴らしていると、奥さまの「お経でも読みたくなるね」という発言に続きまして、うちの子どもが、

「この音は良い音なんだよ。それがわかったの」

と奥さんに言いました。

奥さん「どうして?」
子ども「この間、頭痛が治ったの」


3日ほど前、子どもが吐き気と共に軽い頭痛を訴えていまして、これ自体は自家中毒の気があるうちの子どもには、たまにあることなんですが、基本的に薬だとか、あるいは何か即物的な対症療法があるわけではなく、そういう時には眠るのが一番なんです。

ところが、その時は、子どもは頭痛のために眠れないと言っておりまして、その際、「おまじない」程度のつもりで、528Hz の音叉を鳴らしたり、子どもにあてたりしていたのです。

というのも、うちの子どもは、この音叉やその音自体をわりと気に入っていて、自分で鳴らしたりしていたので、気休め程度にはなるかもしれないと思ったのですが、しばらく鳴らしたり頭のほうにあてたりしているうちにスーッと眠ったのでした。

528hz-7.jpg


しかし、私はその時に子どもの頭痛が消えていたとは知らなかったので、「あの時、あれで頭痛が消えたの?」ときくと、子どもは、

「うん」

と言いました。

鳴らしていたのは、ほんのわずかな時間でしたので、心理的な効果が半分だったのだとは思いますが、頭痛などには(人によっては)効果があるのかもしれないなあとは思いました。




人間の口内の物質の「吸収率」は、あなどれない

最近は、いくつかの記事などで、「フッ素」のことを取り上げることがありました。

そんな中、先日、実家から荷物が送られてきた際に、その中に「歯磨き粉」が入ったいたのです。コメとか野菜とかはよく送ってくれることがあるのですが、

「なんで歯磨き粉?」

と思いましたが、成分を見てみると、それはフッ素の入っていないものでした。そこにその歯磨き粉の製品チラシみたいなものが入っていて、フッ素と共に「ラウリル硫酸ナトリウム」というものも入っていないと書かれてありました。

そのチラシに、下のような文章が書かれてあったのです。


口内の有害化学物質の吸収倍率は14倍

腕の内側を1とすると、他の箇所は 3.6〜 42倍と、皮膚が柔らかい箇所や粘膜を中心に、吸収率が高くなっています。食物を摂取する口内は 14倍で、そのまま食道や胃などの内臓器官にも進むため、口に入れるものは安心・安全なものを選ぶ必要があります。


口内の吸収率の 14倍という数値が正確なのかどうかはわからないですが、「口内の吸収率がいい」のは、狭心症など心臓の発作に使われるニトログリセリンが舌下剤であることなどでもわかります。それだけ体内への吸収が速やかで吸収効率もいい。

ということは、他のどんな物質も、口内は吸収率が良く、吸収速度も速いということが言えそうです。

口に入れるものなら何でもそうでしょうが、たとえば歯磨き粉などに、少量にしても何らかの体に有害(かもしれない)物質が含まれていた場合、それで歯を磨くたびに「速やかに、しかも、効率よく」吸収されていくということにもなりそうです。

飲み込んだりしなくとも、口内自体が物質の吸収率の良い環境ですので、どんなものでも、他の皮膚からの吸収以上の影響がありそうです。

ちなみに、皮膚から身体に入る経皮吸収の毒というページに、「腕の内側を1とした場合」の、他の部位の吸収率がイラストで示されていました。キュートなバスタオル姿の女性で示されています。

体の部位による吸収率

Percutaneous-absorption.gif

ちょっと文字が読みづらいかと思いますが、腕の内側と比較して、

・頭 3.5倍
・後頭部 3.5倍
・ほお 13倍
・あご 13倍
・背中 17倍
・手のひら 0.83倍
・性器 42倍


となっています。

口内の数字は出ていませんが、本文のほうに、

口の中や肛門などの粘膜部分は、角質層がないためバリアー機能は働かず、吸収率は非常に高い部分です。

とありまして、さきほどの歯磨き粉のチラシには「 14倍」とありましたが、ほおなどで 13倍もあるようですので、角質層がさらに少ない口内は14倍より高い気もしないでもないです。

それと、上の吸収率は成人の場合で、

年齢による吸収率の違いで最も注意してほしいのは、赤ちゃんです。
とりわけ生まれたての新生児の皮膚は、角質層が未発達なため、皮膚バリアー機能が働きません。

ということらしくて、当然ではあるでしょうけれど、小さな赤ちゃんになればなるほど、その全身の角質層が未発達であるために、様々な物質をストレートに吸収しやすいもののようです。

そして、ここに付け加えますと、こういうように「吸収した物質」は、赤ちゃん時代に影響がすぐ出るというものではないかもしれない、ということがあります。

たとえば、松果体の話の場合ですと、フッ素、カルシウム、アルミニウムなどは、

「少しずつ蓄積していく」

もののようなんですが、これらの影響が出るのがいつ頃になるのかの予測はできません。

極端な話、ある人の若年性アルツハイマー病の原因が赤ちゃん時代からの蓄積された物質だったというようなことだって、「それは全然関係ない」とは誰にも言えない部分はあるわけで。

現代社会では、赤ちゃんの頃から、いろいろな化学物質を口内や皮膚から吸収しています。

その「いろいろなもの」が、その赤ちゃんが何歳くらいまで成長した時に、どんなような影響として出てくるかの予測はできないはずです。

もちろん、そんなことは的外れな考え方かもしれません。

しかし、確実に言えそうなこととして、過去記事の、

日本の未来 : 子どもに関しての、そして、高齢者に関しての統計データから受けた衝撃
 2015年01月28日

などで書きました、この数十年くらいの様々な統計やデータから、

「多くの子どもたち、あるいは大人たちも、心身ともに健全とは言えなくなってきている」

ことを示しているとは思うのですよね。


日本における先天異常発生頻度の推移(1974年 - 2004年)
Congenital-anomaly-2004.gif
エコチル調査


アメリカの自閉症の子どもの率の推移の統計グラフ(1975年 - 2009年)
autism-prevalance-2009.gif
What is Causing the Increase in Autism Prevalence?


子どもの問題だけではなく、「蓄積」は文字通り「蓄積」ですから、むしろ、高齢になっていくほど、問題も深刻になっている部分もあるのかもしれません。

それでも、こういう言い方は良くないかもしれないですが、お年寄りよりも、赤ちゃんや若い人たちの病気や心の問題の方が悲劇に見えてしまいますし、そして、それが増えている。

今は、花粉症も含めて、何らかのアレルギーを持つ人たちが多いですが、たとえば、小学生になってからアレルギーになってしまったり、あるいは比較的若い年齢でガンなどの病気になってしまうことが「ずっと続いてきた何かの蓄積によるもの」と関係がないとは誰にも言い切れないようにも思います。

私なども生まれつきからだが弱いですが、私みたいな人は「めいっぱい蓄積されている」のかもしれません。そして、こうやって生きている間に、さらにいろいろなものが脳やらに蓄積していっているかもしれない。

赤ちゃん時代からどころか、

胎内で200種類以上の汚染物質に包まれながら成長して生まれてくる赤ちゃんたちのサバイバル。そして、生まれてからはフッ素で松果体を破壊される子どもたちのサバイバル
 2015年02月01日

という記事にも書きましたけれど、現代の文明的な生活の中では、お母さんのお腹の中にいる間から、赤ちゃんたちはすでに様々な物質にさらされている。生まれる前から蓄積が始まっている。

以前の記事で、英語版の松果体の Wikipedia をご紹介したことがあります。

そこには、

> 松果体の石灰化は成人では典型的だが、2歳児のような年齢の低い児童で観察されることもある。

という文脈がありました。

普通は、ある程度の年齢を経過しないと、松果体にしても、他の器官にしても、石灰化は起こらないと思うのですが、2歳の子などで石灰化の例が見られるということは、若ければ若いほどその影響も強く出るものなのかもしれません。

それまでの私は、フッ素を含めて、こういうようなことについて無関心でしたが、調べれば調べるほど、いくつかの物質については、その影響を無視して生きることは「あまり良いこととは言えないかもしれない」と思うほどのものがあります。

そのうちのひとつはやはりフッ素だと思います。

最近では、フッ素添加という概念には、変な陰謀論より強烈感を感じる部分もあります。




フッ素についての学術論文からの抜粋

メッドライン( MEDLINE )というインターネット上の世界最大の医学論文データベースがあります。

medline.gif
Medline - fluorine

これは、Wikipedia の説明をお借りいたしますと、


MEDLINE(メッドライン)は、医学を中心とする生命科学の文献情報を収集したオンラインデータベースである。2007年現在、月に7000万回程度のアクセスがある世界で最もよく使用される生物医学系データベースである。

米国およびその他80カ国以上の国で出版される、37の言語の5,000以上の学術誌に掲載された1500万を超える文献情報を網羅する。



というもので、ほとんどが英語の論文ですが、たとえば「フッ素( fluorine )」で検索すると、250以上の論文が結果として示されます。

パッと見だしを見る限りでは、多くは歯科衛生に関しての「フッ素推進系」のものが多いのですが、中には、そうではないものもあり、しかし、200も 300もの英語の論文の中身をチェックするのは難しい話です。

しかし、日本の医学博士で、これらの中から「フッ素の有害性」についての医学論文を検索して調べていた方がいらっしゃることを知りました。それは、歯科医であり、医学博士の村上徹医師で、村上医師のサイトには、数多くの論評や論文の翻訳等が載せられていますが、その中にメッドラインから検索した医学論文の中から、歯学的な観点からではなく「脳とフッ素」の関係に的を絞った論文の概要がいくつか翻訳されています。

村上医師が、それらをまとめた「フッ化物による脳機能障害について - 関係文献(抄録)の紹介」というページから少しその内容をご紹介したいと思います。

医学論文というものは当然ながら難解なものでして、そのまま抜粋しましても、私などにもちんぷんかんぷんな部分が多いですので、わかりやすいラインだけを抜粋する形でご紹介したいと思います。専門的にお知りになりたい方は、該当ページをお読み頂ければと思います。

ちなみに、どの論文も新しいものではないですが、それだけ昔からフッ素の有害性は公になっていたということなのかもしれません。

それにも関わらず、アメリカの水道水へのフッ素添加の世帯数は以下のように伸び続けているというのは、謎なのか、謎ではないのか、というのは難しいところです。

us-fluoridation-2008b.gif
tuberose


ちなみに、その「フッ化物による脳機能障害について」というページは大変に長いものですが、「はじめに」というセクションの最初の部分で、村上医師は、以下のように記しています。これは今から 15年前以上前に書かれたものです。


1 はじめに

最近、化学物質による脳機能の障害が、世界的スケールで問題となっている。どうも昔と比べて、何か子供がおかしいのじゃないか。そう考えなければならないような異様な事件が続出している。いわゆる「キレル」子供の問題であるが、その異常きわまる行動の動機や心理が、どう考えても理解できない所から、子供の頭の中身(脳機能)が、以前とは少し違ってきているのではないかと真剣に考えられているのである。


と村上医師は書かれていましたが、それから十数年。

ここにある「何か子供がおかしいのじゃないか」と思う状況は減っているのか、あるいは増しているのか……というご判断はお任せいたします。

以下、翻訳論文から抜粋しながら進みます。小見出しは、こちらで付けているもので、論文のタイトルとは関係ありません。


フッ素が影響を与える部位 - 海馬
論文「細胞内のフッ化物はカルシウム電流の促進の運動特性を変化させることと、海馬神経細胞におけるシナプス事象の調査(1986年)」より。

・細胞内に様々な作用剤を導入することで、海馬領域におけるニューロンの電位依存性のコンダクタンス(電気伝導力)を抑制しようと試みた。

・細胞内にフッ素が存在するとカルシウム電流の動態は加速され、この電流の持続的な成分は大きく抑制された。

・電極がセシウム、QX314(麻酔薬)、フッ素で満たされている時には、神経細胞膜が脱分極へと向かう非直線的な反応がブロックされること示した。

箇条書きで抜粋しても大変に難しいのですが、

「さまざまな物質を脳に入れて、脳の電流の流れ方の変化を測定する」というヴォルテージクランプという実験方法で、脳の海馬(かいば)領域の電流の持続性がフッ素(あるいはセシウムなど)によって抑制されたということのようです。

海馬は、以下のような部分です。
図の赤い部分が海馬です。


海馬 - Wikipedia

hippocampus.gif

海馬は、大脳辺縁系の一部である、海馬体の一部。特徴的な層構造を持ち、脳の記憶や空間学習能力に関わる脳の器官。

その他、虚血に対して非常に脆弱であることや、アルツハイマー病における最初の病変部位としても知られており、最も研究の進んだ脳部位である。



というように、海馬が、

> アルツハイマー病における最初の病変部位

とあり、その海馬が、上の実験のようにフッ素からの影響を受けるということは、アルツハイマーとの関係は置いておいても、フッ素が「脳の認知能力の阻害すること」と関係する可能性もあります。

下のほうの論文にありますけれど、多くの調査で、フッ素症などの若年層での知能の低下が示されていますが、こういうことも何かの関係があるかもしれません。



胎内の赤ちゃんへのフッ素の影響
論文「生育期のヒトの脳に対するフッ素の影響(1992年)」より。

・フッ素症の流行地域において、疾病治療のため妊娠5−8月で中絶した胎児15例を、非流行地域のそれと比較した。

・脳の立体解析学的研究の結果、ニューロンの平均容積は減少していた。容積の数的密度と、容積密度およびミトコンドリアの表面密度は著しく減少していた。

・この結果は、(妊婦の)慢性フッ素症は、胎内の胎児の脳の発達に有害な作用を及ぼすという事を示した可能性がある。

これは、母親がフッ素症の場合の体内の胎児の「脳の発育」に関しての調査で、胎児の脳の様々な神経系統や容積などが「減少」していたというものです。

要するに、フッ素症の妊婦の胎児は、通常の胎児より「脳の機能も大きさも小さく育った」というとらえ方で構わないのではないかと思います。

次のものは、環境や井戸水にフッ素の含有量が多い中国での研究です。

環境中のフッ素量による子どもたちの知能の比較

論文「子供たちへのフッ化物曝露による知能の影響(1995年)」より。

環境中のフッ素量が異なった地域に生活する8-13歳の子供907人について知能を計測した。中度または重度のフッ素症が流行している地域の子供たちの知能指数(IQ) は、軽度もしくはフッ素症が全く発生していない地域の子供たちより低下していた。

以下も中国での研究論文です。

論文「子どもの知能への高いフッ素添加水の供給の影響(1996年)」より。

中国山西省にあるSima村はフッ素症流行地帯であるが、そこの住民のIQの平均(97.69) は、一般の平均(105.21)より著しく低下している。フッ素は胎児の血液脳関門を透過し、胎児の脳に蓄積することが報告されており、従って子供の知能に明らかな影響を及ぼす。


フッ素は脳全体に浸透する

上の中国の論文に「血液脳関門」(けつえきのうかんもん)というものが出てきます。
これは、「血液 脳 関門」と分けて読めば、「血液と脳の関門」ということで、わかりやすいかと思いますが、Wikipedia の説明では、

血液と脳の組織液との間の物質交換を制限する機構である。

とあります。

そして、フッ素はこの血液脳関門を通過(透過)しないとされていましたが、1994年の論文「フッ化物の精神薬理学( Psychopharmacology of fluoride )」には、

血液脳関門は、フッ素に関しては比較的不透過的であるとはいえ、絶対的な障壁ではなく、フッ素は脳中に侵入する。

ことがわかったことが記されています。

口内でも他のどこからでも「血中にフッ素が入った場合は、血液脳関門を透過して、脳組織に入る」ということになるようです。

また、さきほども出てきましたが、この影響は赤ちゃんになればなるほど強いこともわかっているようで、東京都神経科学総合研究所の黒田洋一郎氏という方の「環境化学物質の脳神経系への長期影響」によりますと、

論文「環境化学物質の脳神経系への長期影響 − 何がわかっているか、何がわかっていないのか」より。

脳の発達で一番重要な時期・胎児-乳児期に化学物質は脳に入りやすい。脳の機能発達過程で最も環境化学物質の影響を受けやすい時期は、胎児期から母乳の影響をうける乳児期のあいだである。

成熟した脳では、このような環境からくる化学物質による攪乱から脳を守るために、血液脳関門が発達し、有害な化学物質の血液系を通しての侵入を“関所”のように防いでいる。

ところが胎児期にはこの防御システムはないといわれ、乳児、幼児期でもこの関門の機能は未発達で多くの有害物質を通してしまう。

ということで、どんな物質でも、赤ちゃんの脳へストレートに入りやすいことがわかります。

他にもいろいろと論文が載せられているのですが、アメリカのダートマース大学のロジャー・D・マスタース名誉教授は、「井戸の汚染:金属の神経毒性、飲料水の処理、人間の行動」という1999年の論文を以下のように結んでいます。

「環境汚染や危険な水道水のフッ素添加は、経済的に高くつき、倫理的な正義にも反する行為である。純粋無垢な子供たちが水道水によって汚染されるようなことは、決してあってはならぬ事だ」

アメリカのフッ素化計画は、原子爆弾開発のためのマンハッタン計画と、その人物が関係していることが事実のため、そちらの陰謀論的な話としても取り上げられやすいですが、誰かを責めることには今さら意味がないと感じます。

それよりも、日常的なサバイバルを考えるほうが先決だと思われます。つまり、現在の環境の中で起こりうる様々な「蓄積」を、個人個人のレベルで止める方向で考えることのほうが大事な気はします。

特に小さな子どものいらっしゃる方は。

多分、子どもが若ければ若いほど、そのサバイバルは有効になると思います。

妊娠している方なら、「妊婦である自分自身に対してのサバイバル」が、結果として、お腹の赤ちゃんへの蓄積を防ぐことになるはずです。

アメリカを始めとして、水道水にフッ素が添加されている国にお住まいの場合は、サバイバルの方法もなかかな困難な部分もありそうですが、日本では(現時点では)水道水にフッ素は添加されていませんから、特に力む必要もなく、歯科衛生のジャンルで少しだけ気をつければ何とかなる範囲です。

今の日本で描かれる様々な、ある意味では絶望的にも見える子どもに関してのデータや、高齢者に関してのデータが少しでも良いほうに書き換えられるようになればいいのですけれど。

しかし、いろいろと、もはや時間も足りないような気もして、複雑な心境ではあります。



  

2015年02月28日



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sound-dna.jpg
Alternative Sound Therapy






 


めまいと528Hz

数日間続いている私のめまいは、自己判断でほぼ間違いなく「前庭神経炎」と呼ばれるものだと思っています。
前庭というのは内耳にある器官です。前庭神経炎 - goo ヘルスケアには、

激しい回転性のめまいが急に起こり、普通それが数日〜1週間程度続きます。めまいには、吐き気や嘔吐、冷や汗を伴いますが、難聴や耳鳴りなどの聴覚の症状を伴わないのが特徴です。

発症から1週間程度は歩行に困難を感じます。めまいは発症から3週間くらいでほぼおさまりますが、時には6カ月くらいたってもふらつきが持続することがあります。

というもので、今6日目くらいですかね。歩くのはある程度は大丈夫なんですけど、吐き気が。

ここ数日は、朝と昼に関しては、まともに食べていなくて、それでフラフラが加速されている部分もあるかもしれません。まあ、いいダイエットになっていますが。

それにしても、吐き気というのはつらいもので、しかし、上記のようにそんなに食べていないので、胃に吐くものはないんですよね。

「やーい、吐きたいけど吐けないだろ、胃よ」

と胃に語りかけたりするのですが、吐き気だけがえんえんと続く。胃そのものには何の問題もないことは、少し以前の検査でわかっていて、しかし、吐き気は以前から継続的にあるのですよ。私の場合。

胃の不調や慢性的な吐き気に悩む人は多いですけれど、原因がよくわからない場合も多いようです。

まあ、そういう中、528Hz の音叉を、効いているのか効いていないのかわからないながらも、購入した当初にいろいろと面白い効果があったこともあり、暇をみては鳴らしていたりします。

ところで、過去記事「ソルフェジオ周波数 528Hz に石灰化した松果体を正常に戻す可能性がある?」の後半で、

ソルフェジオに関しては、お医者さんとか、あるいは医療資格を持つ方で、医学的に調査してみる気になる人が出てくるといいと思います。

感覚的なままでは、どこまでも曖昧に進行していって、広がりを見せないままのオカルトで終わる可能性がありますし。

松果体の石灰化や、ガンの増加が止まらないほうは、感覚の問題ではなく、事実ですので、その事実に「対抗し得る事実」があれば、仮に、現代の社会がジョン・レノンの言葉のような(この社会は狂った人たちによって動かされている)世界であったとしても、何とかやっていけるのではないでしょうかね。

というように「医学的に調査できる専門家の人が出てくるといいな」ということを書いたのですが、実は、少し前にお知り合いから、

「音の治療も取り入れるかもしれない現役のお医者さんが、西洋医学にとらわれない自由診療所を近々開くかもしれない」

と教えていただいたことがあるのです。

まだ開院はしていないと思いますし、そのお医者様自身は、私のお知り合いではないので、お名前とかの具体的なことを書いてはいけないようにも思いますし、音を診療に使うのかどうかもはっきりしませんので(ただし、その方はソルフェジオに大変詳しい方)、今はお名前にはふれられないです。

そのお医者様は、西洋医学の最先端医療の前線にい続けた方なのですで、西洋医学に限界を感じているのだそうです。

もし、そのお医者様が将来的にソルフェジオや音を、診療や、あるいは健康維持でもいいですけど、取り入れた場合は、データなどでもいろいろとハッキリすることも出てくるかもしれません。

そういうようなことが現実となった場合、過去記事の「 5000年前からソルフェジオ周波数を駆使していたかもしれない古代人」でご紹介しましたように、もしかすると、人類が数千年前から精神と肉体の状態のために使用していた「音や周波数」が、その数千年後の現代の医学のデータ上で「その人体への影響」が改めてわかったりする部分も出てくるのかもしれず、それについては楽しみでもあります。

何しろ、人間はプラセボと呼ばれる「偽薬」でも、思い込み次第で、症状が消滅することはかなりあるわけで、ソルフェジオや特定の音の周波数も、医学的な後付けが証明された場合、懐疑的な人に対しても、「心理的な効果込み」で、さらに効果的でありうるものになる可能性もあるかもしれません。

528Hz の音叉を初めて部屋で鳴らした時、その瞬間、うちの奥さん大きなあくびをして眠り込みそうになり、また、夜中に頻繁に悪夢で目覚めていた奥さんが、その日から悪夢を見なくなりました。

私と子どもはそれほど強く何かを実感するわけではないですが、例えば、今みたいに吐き気がある時に、体やツボに当てていると、確かに吐き気が少しずつ消えてきます(吐き気ごときで薬を飲むのはイヤなので)。

これも「プラセボ効果」の一種に過ぎないのかもしれないですが、そのような例は確かにあります。

なので、その診療所が早くできればいいな、と思います。

528Hz-TF.jpg
あわうみ



近い未来にどんな生活をすればいい?

ただですね。これは私の個人的な憶測に過ぎないですが、「音」は身体と自律神経には確実に作用するという確信が私にはありますが、その反面、「メンタル系の病気には身体ほどには効果がないかもしれない」という感覚もあるのです。

ただ、そう思う理由は医学やオカルトをも含んだ複雑な「単なる私の思い込み」ですし、書くべきことではないとも思いますので、ふれません。

ただ、神経症やパニック障害の方、あるいは「かつてそうだった方」で、長期にわたって症状が改善したことがある方は、その時のことを思い出してほしいと思うのです。良くなったのは、治療によってではないはずです(いかなる治療も含みます)。

それよりも、「環境が変わった」、「あるいは行うことが変わった」など、生きている空間の変化の中で「自然と症状が消失していった」のではないでしょうか。それだけに神経関係の病の治癒には、「万人に対しての方法論がない」と私は思っています。

ちなみに、これはまたグッとオカルトやら、それこそ「スピリチュアル」な話かもしれないですが、「スピリチュアルとは何か」という記事に「例え話」として書いた筋(?)によりますと、私の神経症的な部分は、

・潜在的に持つ恐怖感が認識できないレベルで強すぎる
・この人(私)にはカウンセリングは意味がない
・すでにこの人はあまりにも自分自身と対話しすぎている(つまり、他人のカウンセリングなど今さら無意味)


というようなことで、これはもう、まさにその通りなんですが、どうすればいいかというと、

「土をさわり、田舎で花や野菜を育てて自然の中で生きること」

だそうです。

本当に自分でもそう思いますし、そうしたいとも思います。

そして、他には選択肢がなさそうなことも、自分では何年も思っています。

でも、現実にすぐにこれをするのは難しいことでもあります。

畑のある家など持てるはずもないですし。
子どものこともありますし。

今住んでいるあたりは、10分も歩けば、広大な畑が広がっているので、畑くらいは借りられるかもしれないですけれど。

ベランダで、今まで花や食べられない植物ばかり育てていましたが、狭いスペースだけれど、今年はこのベランダで野菜や果物でも育ててみようかなとは思っています。実用的な意味というより「土にさわらなければならない毎日を作る」ということです。

上のほうにもリンクしました「ソルフェジオ周波数 528Hz に石灰化した松果体を…」という記事に、私は、

私たち人間には自主的に考えることができる脳があります。しかし、仮に、脳が退化し続けたとした場合……いくら立派な計算ができたとしても、感情や想像力や創造力のない脳を持つものは、人間ではなく、それはロボットのようなものです。

この社会が、そんな「ロボット人間」ばかりになったとすれば、それは狂った社会ではあります。

と書いていますが、自分もこのままだと、こんなようになりかねないと思うと、いろいろ自分のほうも変えていかなければならないのだとも思います。

ひとりでキツければ、私には昔からの誇り高きバカ友なども何人かいますし、それらの友人たちも、そろそろいろいろ考えなければならなさそうです。最新のクレアの記事に、最近の私の夢にちょっと異常性が増していることを書いたのですが、それも周囲の関係との何かの意味もあるのかもしれません。

ちょっとお休みのお知らせとか最初に書いておいて、「長いお知らせ」となってしまいました。

明日辺りには体調も少し良くなっていることを期待したいです。



  

2015年02月27日



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no-bigbang-top.gif

▲ 2015年2月9日の PHYS.org No Big Bang? Quantum equation predicts universe has no beginning より。直訳だと「量子式」となりますが、馴染みのない言葉ですので、「量子力学」としています。

今回は上のことをご紹介したいと思いますが、今回はそれだけが本題ではありません。






 


「あまのじゃくフレッド・ホイル」

今週の最初くらいに強いめまいに見舞われた時、「寝込む時間が多くなりそう」とか思いまして、Amazon で何冊か古本を物色して購入したんですね。

その中に、アメリカの理論物理学者ミチオ・カク博士の本が含まれていました。

michio.jpg
・ミチオ・カクさん。日系3世です。Wikipedia

ミチオ・カクさんは、素粒子論ではアメリカで有名な科学者で、何となく言うこと書くことが難解なイメージがあるのですが、Amazon で、ふと、『パラレルワールド―11次元の宇宙から超空間へ』というタイトルの本が目に留まりました。

先日の記事で、

多くの人類の松果体が破壊されようとしている現在に考える「多次元宇宙空間を理解する将来のために松果体を守るべき」時代
 2015年02月22日

という「多次元宇宙」などという単語をタイトル<をつけたものを書いたこともあることもありますが、4次元や 5次元を超えて、「 11次元」とあるところに着目いたしまして、しかも、レビューがとても楽しそうな感じでしたので、注文してみました。

すぐに到着したのですが、四百数十ページある大著でしたので、いつもするように、読みはせずに、ザラーッと全体をペラペラ飛ばしていましたら、途中で

「ホイル」

という文字が何ページにもわたって出てくるセクションに当たったのです。

そのあたりで手を止めますと、そこは「第三章 ビッグバン」という章の中のセクションでした。

この章では、

・エドウィン・ハッブル(現代の宇宙論の基礎を築く)
・ジョージ・ガモフ(ビッグバン理論の提唱者)
・フレッド・ホイル(ビッグバン理論の反対者であり、皮肉にも命名者)


の3人が大きく取り上げられています。

特に、ホイル博士が出てくるのは、「ガモフ vs ホイル」の「ビッグバンをめぐる全面戦争」について、非常に面白く書かれていたのでした。

私はフレッド・ホイル博士のことについて、今まで何度も書いてきたことがあるにも関わらず、

「どんな人だったのか」

とか、

「ビッグバン命名騒動の実際の顛末」

などをよく知らなかったのです。

ところが、このミチオ・カクさんの本には、それらのことが非常に丁寧に、しかも「とんでもなく面白く」書かれていたのでした。

これはもう私にとってお宝本です(他のセクションを読まなくとも)。

この本を手にしたのも「めまいのお陰」ということは確かで、ひどいめまいに襲われでもしなければ、素粒子論の科学者の本など買おうとは思わなかったはずですから、めまいは憎いとはいえ、いいタイミングに貢献してくれました。「めまい、ナイス・ジョブ!」とまでは言いませんが。

そしてですね。

私は、その中の「ホイル博士の人となり」を読んで、実に感動したのです。

その感動は、生まれて初めて英国のパンクにふれた時と同じようなタイプのもので、子どもの頃から反骨の中に生きた、後の大科学者ホイル博士の姿を知り、「オレは昔からこの手の人ばっかり好きになるなあ」というように思うのでした。

その、ホイル博士が紹介されている章の一部をご紹介します。
ちなみに、そのセクションの見出しは「あまのじゃくフレッド・ホイル」でした(笑)。


あまのじゃくフレッド・ホイル
ミチオ・カク著『パラレル・ワールド』より

ホイルはいわゆる学会のはぐれ者で、理知的なあまのじゃくとして、ときに喧嘩腰であえて主流の考えに逆らった。ハッブルは、オックスフォードの紳士の流儀をまねて、どこまでも高貴であろうとし、ガモフは、ひょうきん者で、軽口や五行戯詩や茶目っ気で聴衆を惹きつける博識家だった。

これに対し、ホイルの態度はいかついブルドッグに似ており、かつてアイザック・ニュートンがいた伝統あるケンブリッジ大学にはそぐわない存在に見えた。

彼は子どもの頃から反骨精神にあふれていた。三歳で九九の表を覚えてしまっていたので、先生からローマ数字を覚えるように言われたことがあった。「8をわざわざ [ と書くなんて、ばかばかしくてしょうがないじゃないか」とホイルは鼻で笑いながら思い出している。一方で、法律にしたがって学校に行かなければならないと言われたときのことは、こう書いている。

「不幸にも、強大でろくでもない『法律』とかいう獰猛な怪物が支配する世界に生まれついてしまったのだとあきらめた」

権威を見下すホイルの態度は、別の女の先生との諍(いさか)いで揺るぎないものとなる。その先生は授業で、ある花びらの数が五枚だと言った。先生が間違っていることを示そうと、ホイルはその花で花びらが六枚あるものを学校へ持っていった。

すると、生意気さにかちんときた先生は、彼の左の耳を強くひっぱたいたのである(のちにホイルはその耳が聞こえなくなっている)。



学校に行かなければならない年齢が当時の英国で、いくつだったかわからないですが、多分、まだ幼かったと思います。そんな年齢で、

> 不幸にも、強大でろくでもない『法律』とかいう獰猛な怪物が…

というような感覚を覚えるというのはすごい。

生まれについては、

一九一五年、ホイルはイングランド北部の羊毛業の盛んな地域で、織物商の息子として生まれた。

とありますので、労働者階級という言い方でいいのかどうかはわからないですが、いわゆるエリート層とは無縁の出身のようで、それでも、ホイル少年は子ども時代に、両親から望遠鏡を買ってもらったことが科学と宇宙への興味の始まりだったと述べていたようです。

ちなみに、さきほどの文章に出てきた、ハップル、ガモフ、そして、ホイルの三氏について、一応、説明のようなものを添付しておきます。

エドウィン・ハッブル - Wikipedia

hubble.jpg

エドウィン・パウエル・ハッブル(1889年 - 1953年)はアメリカ合衆国の天文学者。我々の銀河系の外にも銀河が存在することや、それらの銀河からの光が宇宙膨張に伴って赤方偏移していることを発見した。現代の宇宙論の基礎を築いた人物である。

ジョージ・ガモフ - JAXA 宇宙情報センター

gamow.jpg

ジョージ・ガモフ(1904〜1968)は、ロシア生まれのアメリカの物理学者。1948年に発表した共同論文で、ガモフは「火の玉宇宙」というアイデアを発表しました。初期の宇宙が高温・高密度で、膨張につれてしだいに冷えていったというものでした。

この考えは、当時としては非常にユニークなものだったので、他の科学者から、からかいの意味をこめて「ビッグバン(爆発音、ばーん)理論」と呼ばれます。

フレッド・ホイル

hoyle.jpg

フレッド・ホイル(Sir Fred Hoyle, 1915年 - 2001年)は、イギリスウェスト・ヨークシャー州ブラッドフォード出身の天文学者、SF小説作家。

元素合成の理論の発展に大きな貢献をした。現在の天文学の主流に反する数々の理論を提唱したことでも知られる。研究生活の大半をケンブリッジ大学天文学研究所で過ごし、同研究所所長を長年に渡って務めた。

上の、ジョージ・ガモフについての JAXA の説明の中に、

> 他の科学者から、からかいの意味をこめて「ビッグバン(爆発音、ばーん)理論」と呼ばれます。

とありますが、この「他の科学者」は、フレッド・ホイル博士のことです。また、「からかいの意味をこめて」は間違いで、そのことも、ミチオ・カク博士の著作にその顛末が記されています。


ミチオ・カク著『パラレル・ワールド』より

ホイルは全面戦争もいとわなかった。1949年、英国放送協会(BBC)は、ホイルとガモフの双方をラジオ番組に呼んで、宇宙の起源について議論をさせた。

番組で相手の理論をたたく際に、ホイルは歴史に残る言葉を口にした。

「そうした理論は、宇宙のすべての物質が遠い昔のあるとき、どでかい爆発(「ビッグバン」)」によってできたという仮説に基づくものです」

この名前が定着した。こうしてその理論は、最大の敵によって正式に「ビッグバン」と名づけられたのである(のちにホイルは、けなすつもりはなかったと言っている。「けなそうとしてあの名前をこしらえたはずなんかない。注意を引こうとしたんだよ」)。

(その後しばらく、ビッグバン理論の支持者たちはあえてその名前を変えようとした。平凡でほとんど卑俗とも言える名前の意味や、最大の敵に名づけられた事実が不満だったのだ。

潔癖な人は、とくに事実として間違っていることにいらだった。第一に、ビッグバンはビッグでなく(原子よりずっと小さい特異点から始まったから)、第二に、バンという音もなかったのだ(宇宙空間には空気がないから)。

1993年8月には、『スカイ・アンド・テレスコープ』誌がビッグバン理論に新しい名前をつけるコンテストを実施した。コンテストには一万三千通の案が集まったが、審査員はもとの名前より良いものを見つけられなかった。)



当初は、ビッグバン派はこの「ビッグバン」という名称がイヤで、何とかして別の名称にしたかったのですけれど、結局どうやっても他にいい名前がなかったと。

そういう意味では、ホイルさんの命名センスは(皮肉的ではありますけれど)大したものだったのかもしれません。そして、それを採用したガモフ氏のセンスも。

この出来事の後、ホイル氏による BBC の科学番組が英国民の間で大変な評判となり、天文学者を志す若者たちに強烈な影響を与えることとなりました。その功績も大変に大きいとミチオ・カク氏は書いています。

hoyle-bbc.jpg

▲ 1950年代に英国 BBC の科学講座(5回連続)に出演した際のフレッド・ホイル卿。Entendido y Anotado より。


ちなみに、当時、 BBC では「この男(ホイル博士)を番組に出してはいけない」という内部警告が存在していたそうなのですが、プロデューサーがその警告を無視ために番組は実現したのだそうです。

なぜ、ホイル博士が BBC 出演禁止だったのかの理由については書かれていません。

このように、ホイル博士の名前は世に轟いたのですが、その主張(定常宇宙論やパンスペルミア説)は、世の中にはあまり浸透しませんでした。

まあしかし、私は、ホイル博士がノーベル賞から(多分、意図的に)外されたことを残念に思っていたのですが、このホイル博士の気質を読みまして、ホイル博士本人の「権威を蔑む」という身に染みついた気質から見れば、ノーベル賞だの何だのは関係なかったのかもしれません。

過去記事では何度も何度もホイル博士の名前が出ていますが、特に私は、ホイル博士の著作のひとつ『生命はどこからきたか』の中にある、

生命と意識は宇宙の構造に全体として結びついていているもので、別々にはできない。

という最晩年にホイル博士が至った結論が大好きでした。

ホイル博士は、晩年は、この宇宙が巨大な知性の下にある(あるいは宇宙自体が巨大な知性)と考えていたようです。

他にも、反骨的な科学者として、ジョルダーノ・ブルーノとか、アレクサンドル・チジェフスキーなど、いろいろな科学者を取り上げることがありましたが、それぞれが、科学に興味のなかった私に、科学的な様々なことに興味を少しだけ向けさせてくれたことに感謝しています。

上の人たちがすべて出てくる記事としましては、

「真実の太陽の時代」がやってくる(1):私たち人類は何もかも太陽活動に牛耳られている
 2013年07月11日

というものがあります。

というわけで、ミチオ・カクさんの本で、予期せず知り得たフレッド・ホイル博士のことでしたが、今回は最近話題となっています科学記事「量子論はビッグバンを否定する」という内容の記事をご紹介して締めたいと思います。

記事は科学専門メディアの PHYS.org で、その内容は、とにかく難解で、正直、本来なら私の手に負えるものではないのですが、あくまで概要(しかも間違っている部分が多いと思います)の翻訳となりますが、生涯にわたってビッグバン理論の敵対者であり続けたホイル博士と同じページに載せるにはいい記事だと思います。




No Big Bang? Quantum equation predicts universe has no beginning
PHYS.ORG 2015.02.09


ビッグバンはない? 量子式は宇宙に始まりがないことを予測する


アインシュタインの一般相対性理論を補完するための量子補正項を適用した新しいモデルによれば、宇宙は、始まりや終わりがなく、永遠に存在するものである可能性がある。

そして、この新しいモデルは暗黒物質と暗黒エネルギーを説明することもでき、一度に複数の問題を解決できるものになり得るしれない。

現在一般に広く受け入れられている宇宙の年齢は、一般相対性理論によって推定される 138億年だ。現存するすべてのものは、最初に単一の無限に密な点、または特異点を占領したと考えられている。

この点である「ビッグバン」が拡大した後に宇宙が始まったとされる。

ビッグバンの特異点(時空特異点)は、一般相対性理論の計算から直接かつ不可避的に発生しているが、一部の科学者は計算では「その直後に何が起きたか」を説明することはできても、「その前」は説明できないことを問題としている。

「ビッグバンの特異点は、一般相対性理論の中で最も深刻な問題です。なぜなら、物理の法則がこの理論を打破してしまうように見えるのです」とエジプトのベンハー大学の科学者、アーメド・ファラグ・アリ(Ahmed Farag Ali )博士は私たちに語った。

アリ氏と、カナダのレスブリッジ大学のサウリャ・ダス( Saurya Das )氏の2人は学術雑誌『フィジックス・レターズB』( Physics Letters B )に発表した論文の中で、「宇宙には、始まりも終わりもない」という新しいモデルによって、ビッグバンの特異点を解決している。


昔の考えを再度見直す

彼らの研究は、理論物理学者デヴィッド・ボーム( David Bohm )氏によるアイデアに基づく。ボーム氏は、物理学の哲学に対しての貢献の業績で知られる。

ボーム氏は 1950年から量子軌跡と古典的な測地線の置換を探求した。

アリ氏とダス氏は、このボーム氏の軌道に、インドのプレジデンシー大学の物理学者アマル・クマール・ライチャウデュリ( Amal Kumar Raychaudhuri )氏が1950年代に開発した方程式を適用した。


時空特異点はなく暗黒物質もない

彼らの新しいモデルは、ビッグバン特異点を予測しないことに加え、「ビッグクランチ」特異点(ビッグバンと逆の宇宙の崩壊と説明される現象)も予測しない。

 一般相対性理論では、宇宙の運命のひとつとしての可能性として、それがビッグクランチで自身が崩壊するまで縮小し、再び無限に密な点になるとされる。

宇宙論的にいえば、量子補正は、ダークエネルギーを必要とせずに、宇宙定数項および放射線起点として考えることができると彼らは説明する。

これらの起点は、有限のサイズで宇宙を保つために無限の時間を与える。
また、この起点は宇宙の宇宙定数と密度の現在の観測値と密接に同意する予測を行う。





ああもう限界であります(苦笑)。

内容というより、単語自体が難しくて、間違えている部分も多くあると思います。宇宙論にお詳しい方は、PHYS.org の記事そのものをお読みになることをお勧めさせていだきます。

朧気ながらですが、今回のことを簡単に書きますと、次のようになると思います。


現代の量子論と 1950年代の古い理論とを組み合わせた新しい宇宙モデルでは、宇宙の始まりも終わりも導かれず、ビッグバンも宇宙の終わりもないことになり、そして、このモデルで暗黒物質なども説明でき、既存の宇宙論の矛盾が解決する。


とする理論が発表されたということだと思います。

理解するには、その壁があまりにも高いために、私には難しいですが、こういう問題に関しての、物理学や現代宇宙論にお詳しい方々の今後の奮闘をお祈りしています。

そして、「永遠の宇宙」という概念を科学が導き出すのも、そんなに遠い未来ではないかもしれないと思ったりもします。これこそがフレッド・ホイル博士が生涯をかけて研究し続けていたものであるはずです。



  

2015年02月23日



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さきほど突然、全開のめまいに包まれました。私自身は若い時からめまいとの付き合いは長くて、しかも「いろいろな原因のめまい」を持っているようでして、「7つのめまいを持つ男」と称賛されたこともあります。

しかし、めまいに関しては、最近調子良かったのですよ。

大体2週間くらい前の記事の「ソルフェジオ周波数 528Hz に石灰化した松果体を正常に戻す可能性がある? …」で、528Hz の音叉を注文したことを書きました。買った後も「数日で何が変わるもんか」とか思っていたのですけれど、確実に実感したのは、「めまいが消えた」のですね。わりとすぐ。

これは奥さんも同じで、うちの奥さんも疲れるとめまいが強いのですけれど、「この音叉は何か」ということを説明せずに、夜鳴らしたりしていたんですが、数日後に、

「なんか、最近、めまいが全然なくて」

というようなことを言っていて、それは今も継続しています。

私もそうだったんです。
めまい感が非常になくなっていたのですね。

ところが、今日の午後からのめまいは何となくキツくて・・・しかし、ここ数日、調べたり考えていたことを思い出すと、「体調悪化もあり得るかもなあ」とも思ったりしました。

なんか、そんなわけで、ちゃんとした記事にはならないでしょうけど(そもそも今は横になってノートパソコン打っていますので文字が打てるだけの状態です)、ちょっと無駄話を書いておきます。

ところで、タイトルにある「閑話休題」という言葉ほど、意味を取り違えられやすい日本語はないように思いますが、私もずいぶん年を取るまで、この意味を間違えていまして、「どんなに苦しくても、 じっと辛抱すれば必ず報われる」という意味だと思っていました(そんな間違いする奴ぁいねえよ)。

うんまあ、つまらないことを書いてしまいましたが、閑話休題というのは「余談をやめて、話を本題に戻すとき」に使うのが正しいそうです。

なので、このような余談記事のタイトルに使うのは間違いということになりますが、しかし、内容としては、閑話休題というのもさほど間違っていないような気もします。

というのも、ここ最近考えていたことが、やはり、タイトルにある「スピリチュアルとは何か」ということだったんです。

最近ではむしろ「スピ系」というような言い方のほうが通じやすいのかもしれないですが、考えてみれば、この In Deep というブログは、

「原因のわからないことの原因は何なのだろう」

という興味から始まった部分があります。

この世には、UFO や心霊や UMA やサイキック能力や予言や占いやヒーリングやチャネリングや、あるいは他の様々な未知の現象や能力といわれているものがあって、そして、神様や宗教の世界もあれば、さらには、これはこの数年で知ったことですが、陰謀論や魔術や影の支配者の話などもあります。

これら「わからないものの正体は何なのだろう」と。

私は今でも全然いろいろなことを知りませんけれど、In Deep を始めた5年前くらいには、今よりさらに何にも知らない状態で、それだけに、「何かがわかればいいな」というような期待がたくさんありました。

この「未知」という部分に何か神秘的なものが介入してくるようなことがわかればいいなと。

しかし、自分でも特にこの2年ほどの記事の流れを読みますと、スピリチュアル的なものに対して距離を置き始めていることがわかります。

今の科学や今の見識だけでも理解できることを理解したい、という思いが昔よりも強いのです。

しかし、それは漠然とした考えのままでした、


ところが。


最近、その私の考えの方向性を決定付ける出来事、あるいは体験がありました。

この体験、あるいはこの体験と触れた衝撃はかなり大きく…うーん、しかし、その体験がどんなものかを書くことは難しく……。

ここはあくまで例え話として書きます。例えば、異次元というものがあって、そこに何らかの存在があったとして、その話にふれるというようなことがあったとして、そういう気の違ったようなことを例えとして、その存在が、

「今の地球にあるスピリチュアリズム(とそのビジネス)はすべてが正しくない」

と言ったというようなことがあったとします。

そして、さらに、「大事なことは現実の自然科学を進めることであり、人は天体物理学を学ばなければならない」というような言葉の存在が仮にあったとします。

さて、このパラドックスは、もう書いている流れの中に如実に表れているわけで、

現象自体がスビリチュアルといわれていることと似ている。

しかし、その現象はそのスビリチュアルを否定する。

ということなんですね。

くどいようですが、これは例えで、私がそのような体験をしたとか、そういうことではないです。

今までも書いていますが、私にはスピリチュアルと関係した能力は一切ないですし、そんな体験もしません。

ですので、例えとして書いていますが、上のようなパラドックスを受けた時に、どちらから考えてみればいいのか

あるいは、

どこまでをスビリチュアルと考えればいいのか

ということもあります。

528Hz の音叉は?
シュタイナーは?
あるいは以前の部屋に出ていた座敷童は?(そんなもん出てたのかよ)

あと、「悪魔の問題」というのもあります。

私は「悪魔」という存在を体感・・・とは違うな、ある程度は理解するのですけれど、悪魔そのものも「存在としてはスピリチュアルなもの」であるとは思うのです。

悪魔はいない? まさか!

・・・というようなことを考えたり、調べているうちに、キツいめまいに襲われてしまったのですね。

自分的には「7つのめまい」のうちの「首のあたりの原因系」だと思うんですが、ああ、そういや、昔から幽霊なんてのは首とか肩とかに乗っているものでして、こう凝るのも幽霊の……とこれもスピリチュアル。

しかしですね。

これらの問題に対しては、自分なりにある程度の結論はあるのです。

それは、

「精神的部分では第三者に頼らない」

ということです。

いかなる他者にも依存しないこと。

どんなに苦しい場合でも、あるいは、苦しい時であればあるほど、「何か助けてくれそうなものに頼らない」というスタンスというか。

私は二十代からメンタル的にムチャクチャきつい時代を過ごしていて、その頃は何かにすがりそうになりましたけれど、結局は、グチャグチャな前衛芸術とか気の狂った音楽で(なんにも改善はしなかったですが)その大波を乗り切って(死ななかったということです)きました。

以前のジョン・レノンのソルフェジオの記事で、ビートルズの「トゥモロー・ネバー・ノウズ」の歌詞を書きましたけれど、その中に、

内側の意味がわかるようになる
それは存在する

というのがありますが、この「自分の内側」に常にチューニングを合わせることが大事だと思います。

自分をヒーリングできるのは自分だけのはずです。

なぜなら、自分と完全に適合する波動を持つのは自分だけだからです。

そして、自分が自分に対しての精神的責任を負うならば、たとえ、それが失敗しても、他の人に責任を押しつけなくて済むのだから、理想的なことだと思います。

救いは他に求める必要があるのでなく、それぞれの心の中に自分の神様がいると考えればいいのではないかなと思うのでした。



  

2015年02月22日



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昨日、夜歩いていましたら、月と火星と金星の位置関係が感動的なものであることに気づきました。

私はスマホではなく古めの携帯を使っていますので、夜の空を写せるわけもなく、撮影しませんでしたが、ネットには、撮影されていた方々がその光景をアップされていました。

moon-mars-venus.jpg
Twitter

私の見たものは、もっと月がオレンジ色で、やや薄曇りのせいだったのか、月などの輪郭がぼやけていまして、かなり幻想的な空模様でした。

ちなみに、今、私はいわゆる喉の風邪というか、そういうものを引いていまして、体は苦しくないのですけれど、喉が苦しい。ここ数年、「不明熱」はたまに出したりしていましたが、風邪はほとんど引かない生活でしたので、久しぶりですが、そのおかげでちょっとしたことに気づきました。






 


朝起きた時に偶然感じた「額の光の圧迫」

そんなわけで、夜に何度か喉の痛さで目が覚めたりしたんですね。

朝6時頃だったか、「もういいや、起きよう」とした時、「熱はないよな」と、目を閉じたまま額に手を当てました。

「お?」

と思いました。

窓からは結構強めの陽射しが入っていたのですが、目を閉じたまま「おでこの部分を手で隠す」と、目を閉じている状態での全体の明るさがさらに暗くなることに気づきました。

メキシコの魚みたいに、おでこでも光を感じているのかなあ」

と面白いので、それを何度か繰り返したり、あるいは閉じたまぶたの上に手を置いたりといろいろとしていましたが、わりと明確に、額の部分にも何らかの「光の圧力の変化はある」と感じました。

これは皆さんも実際にやってみられるとよろしいのではないかと思います。別に光を感じても感じなくても、どちらでもいいといえる程度の変化ですけれど、多分、気のせいを除外できる程度には多少は感じるのではないかと思います。

しかし、この気づいた「光の圧迫」がどんな作用かはわからないにしても、この部分には松果体があります。

最近、この「松果体の現状」を思いますと、やや暗い気分になります。

そして、最近の記事だとか、あるいは、この地球のいろいろな一連の出来事を考えていますと、いわゆる陰謀論で語られる「人口削減計画」なんてものは、もう行う必要などないではないかという思いに至っています。

人口など削減しなくても、松果体が機能しなくなった人間を増やせば、それで「考える人間」は劇的に減少して、それだけで同じことになるだろうからです。




松果体の破壊に関しての現実の状況

このことは、過去記事の、

ソルフェジオ周波数 528Hz に石灰化した松果体を正常に戻す可能性がある? あるいはそこから導かれる「隠されたマルコによる福音書」の記述にも励まされ
 2015年02月07日

の冒頭に載せましたジョン・レノンの言葉

「この社会は、狂った目的を実現するために、狂った人間たちによって動かされている」
(Our society is run by insane people for insane objectives)


とも関係しているかもしれません。

john-lennon-1968b.jpg
YouTube

ジョン・レノンが言おうとしていた「狂った目的」が何だったのかは、具体的には言っていないのでわかりませんが、たとえば、

「人々の『脳』を破壊すること」

なども、十分に「狂ったような目的」といえるもののように思います。

脳の中でも、血流が多く物質が蓄積しやすいために破壊しやすい器官であり、なおかつ重要な器官と考えられる「松果体」をターゲットにする……というような。

そして、デカルトやシュタイナーなど、多くの人びとが言うように、「松果体は真実を見ることができる」というのがある程度は事実だとすれば、松果体を破壊された人間は、すでに真実へ目を向けることはできなくなるわけでして、それは「ロボット人間」というようなものと同義になるように思います。

そして、多分ですが、松果体が機能しなくなると、メラトニンという物質の分泌が減りますので、「精神の均衡を失う」人々も多くなるように思います。それに関しては、日本を含めた世界中の犯罪の傾向の異常性が増しているか、増していないか、などを見ても何となく感じるところはあります。

ちなみに、メラトニンは「 DNA の保護の役割」もあることが記載されていて、メラトニンが減少するということは DNA そのものが脆くなるということを意味するのかもしれません。

しかし、今回は、推測を別として、「現代社会で、いかに松果体が破壊されているか」ということを再確認したいと思います。

多分、今の世の中は、「松果体を個人個人で防衛する」ということがかなり重要なこととなってくるように思います。

松果体の破壊(特に石灰化)の原因がフッ素であるのか、あるいは過剰な薬剤投与であるのか、あるいは、砂糖や人工甘味料などであるのか、あるいは他の理由であるのか、現時点ではわかりませんが、松果体が「化学物質などの蓄積と共に石灰化していく」ことはわかっています。

そして、石灰化した松果体には「フッ素の蓄積」が見られることもわかっています。
そのフッ素は世界の多くの国で水道水に添加されています。

水道水にフッ素が添加されている国
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▲ 2015年02月03日の記事「私たちを含む多くの人類の松果体はフッ素による石灰化により、すでに「永遠の機能停止」に陥っているかもしれない」より。


また、アメリカでは、多くの人々の松果体が石灰化しているという医学的データが発表されています。それに関しては、上の記事で翻訳したものですが、松果体に関しての英語版の Wikipedia に「石灰化」という項目があり、そこには以下のように記されています。


Pineal gland - Calcification

松果体の石灰化

松果体の石灰化は(特に高齢者で)多くの場合、頭蓋のX線で発見される。松果体の石灰化は成人では典型的なものだが、2歳児などの年齢の低い児童たちで観察されることもある。

石灰化の比率は、国により大きく異なるが、アメリカでは、過去 17年間で約 40%の人々に石灰化が発生したと推測される。

松果体の石灰化により、松果体の内分泌物が生殖腺の発達を阻害する作用を持つと思われる。なぜなら、小児で松果体に深刻なダメージを受けた場合、その結果として、性器官や骨格の発育が加速する。

最近のいくつかの研究では、アルツハイマー病や他の認知症において、松果体の石灰化の程度が非常に高いことを示した。松果体の石灰化はまた、アルツハイマー病の病因に寄与し得る、結晶化阻害剤の非存在とも関連していることを示す。

松果体中のカルシウム、リン、フッ化物の堆積物は、脳の年齢と比して、より多くなることを示し、加齢と相関している。



とあります。

この「過去 17年で、アメリカで約 40%の人々の松果体が石灰化したと推測される」というのは、科学誌ニューロラジオロジー( Neuroradiology / 神経放射線学 )の 1982年の論文にあります。

Neuroradiology.gif
Age-Related Incidence of Pineal Calcification Detected by Computed Tomography

1982年というと、今から 33年前ですから、アメリカ人の松果体の石灰化はその時点でかなり進んでいたと思われます。

松果体の石灰化とフッ素にどの程度の関係があるかはともかくとして、アメリカで水道水へのフッ素添加が加速したのは、上の研究の「後」の時期ですから、仮に関係があるとすれば、アメリカ、あるいは水道水にフッ素を添加している多くの国での松果体の石灰化はさらに進んでいる可能性があります。

アメリカのフッ素添加水道水を使う人の数の1992年から2008年までの推移
fluoride-03.gif
Tuberose


また、上の Wikipedia の文章の中に、

> アルツハイマー病や他の認知症において、松果体の石灰化の程度が非常に高いことを示した。

とありますが、これは、2008年の科学誌ニューロバイオロジー・オブ・エイジング( Neurobiology of Aging / 老化の神経生物学)に発表された論文「アルツハイマー病における松果体石灰化:コンピュータ断層撮影を用いた生体内研究」にあるものです。

Pineal-calcification-Alzheimer.gif
Pineal calcification in Alzheimer's disease: An in vivo study using computed tomography

上のページに研究の概要が載せられていますので、記します。


アルツハイマー病における松果体石灰化:コンピュータ断層撮影を用いた生体内( in vivo )研究

メラトニンは、抗酸化、神経保護、また、概日リズム(体内時計)を安定させる作用を持つなどの多様な特性を有することが仮定されており、老化プロセス、及びアルツハイマー病に関与​​すると考えられている。

私たちの今回の研究は、279人の記憶障害で病院を訪れた外来患者(アルツハイマー病 155人、認知症 25人、軽度認知症 33人、うつ病 66人)の松果体石灰化の程度を決定するためにコンピュータ断層撮影を使用した。

そして、同様に石灰化していない松果体の組織の大きさと、個人内のメラトニンの不足の指標を調査した。

その結果、アルツハイマー患者においては、石灰化していない松果体組織の大きさは認知症の他のタイプの患者よりも有意に小さかった(石灰化している部分が大きいという意味)。また、アルツハイマー患者における松果体の石灰化率は、他の認知症やうつ病よりも高かった。

数値としては、アルツハイマー病が 76.2%(が松果体が石灰化)、他の認知症( 63.7%)、うつ病( 60.5%)となり、これらの知見は、アルツハイマー患者におけるメラトニンの異なる側面を反映していると考えられる可能性がある。



というようなことで、わかりやすくはないかもしれないですが、アルツハイマー病とメラトニンの分泌量の問題が示され、また、アルツハイマー病の患者では、松果体が石灰化している割合が高いことが示されたということのようです。

ただ、他の認知症にしても、松果体の石灰化率は 50%を超えていまして、(アメリカの)認知症の患者は全体として松果体の石灰化が関係しているのかもしれません。

そして、特にアメリカのアルツハイマーのこの数十年の増加ぶり。

世界のアルツハイマー病などの神経疾患での死者数の推移
alz-2009c.gif
アルツハイマー病

さすがに、アメリカのこの「 50年で 5倍に増えた」ということには、かなり直接的な原因がそこにあると考えた方が妥当な気がします。自然な増え方とは思えません。

話が少し逸れるかもしれないですが、松果体の重要性ということに関して「松果体と霊性」というような概念について少し書いておきたいと思います。




松果体と実体二元論と霊性

実体二元論の概念図
Substantial-Dualism.gif
Wikipedia

この図は、「実体二元論」というものの概念図で、何だか難しそうな響きですが Wikipedia の説明では以下のようになります。


実体二元論

この世界にはモノとココロという本質的に異なる独立した二つの実体がある、とする考え方。ここで言う実体とは他の何にも依らずそれだけで独立して存在しうるものの事を言い、つまりは脳が無くとも心はある、とする考え方を表す。



このような理論はかなり古くからあったようですが、17世紀の哲学者デカルトの二元論の研究で有名になったようです。

しかし、同時に Wikipedia には下のような記載もあります。

> 実体二元論は歴史的・通俗的には非常にポピュラーな考えではあるが、現代の専門家たちの間でこの理論を支持するものはほとんどいない。

とあり、自然科学が発達し、Wikipedia の表現ですと、「力学が発展し機械論的な見解が普及していくなかで」これらの考えはほとんど支持されなくなったことが書かれています。

なぜかというと、

デカルトは「松果体において、物質と精神が相互作用する」としたのである。しかし仮にこうした相互作用があるとするならば、脳において力学の説明していないことが起きている、としなければならなくなる。

とあります。

> 脳において力学の説明していないことが起きている

というような、「力学で説明できないこと」は現代科学では認められないと。

さて、この現代の力学の根底となっていることは、「自然界の4つの力」というものだと思われます。その4つの力(素粒子の間に相互にはたらく基本的な相互作用)は、キッズサイエンティストからお借りしますと、下の4つです。

force-4.gif
キッズサイエンティスト やさしい物理教室

キッズサイエンティストには、説明として、素粒子が研究が進む中で、

物質が、少数のクォーク、レプトンからできていること、そして、それを支配しているのがたった4種類の力であることが分かりました。しかもこれらの力は全て力の粒子を交換することによって働くことが分かったのです。

とあります。

しかし、ここからはまあ、オカルトだと受け取っていだいて結構なのですが、最近おもしろいことを(ソースを書けないところから)知りました。




多次元宇宙を認識するために

こういうようなことを誰から聞いたことなのかなどを含めて、ちょっと書いていいものなのかどうかわからないですので、あくまで「出所不明の不安定な情報」というように思っていただいて構わないのですが、

宇宙には上の4つに加えて、他に3つの力が存在する

ということが「あり得る」らしいのです。

それがどんな力かという具体的な部分はともかくとして、これを書きたかった理由もまた結果的には、「松果体」とも関係することです。

たとえば、これから先の時代に、仮に力学の根本が多少変わっていった場合、今の科学ではどうしても理解できなかったことで、理解されることが出てくるかもしれない。

たとえば、今回のことでいえば、先ほど書きました「松果体の力学」も説明できるのかもしれないですし、あるいは、前回の記事、

アメリカ大統領選にツールとして登場予定の「UFO情報開示」。そして、約50年間成果の出ないSETI(地球外知的生命体探査)は方針を巡り紛糾中
 2015年02月20日

などを始め、最近の私は「宇宙からきた UFO やエイリアン」といったものに懐疑的なんですが、しかし、この「懐疑」は、

この宇宙が単一の次元であるという考え方に基づいた場合

の話であるわけで、

この宇宙が「多次元宇宙(あるいはパラレル・ユニヴァース)」であるとした場合

は、その「宇宙からきた UFO やエイリアン」の「宇宙」の部分を「他の宇宙(他の次元の宇宙)」と変えて考えるだけで非常に容易に納得もできることで、私がひっかかっている「光速の限界と惑星間の距離の問題」なども、さほど問題ではなくなるはずです。

地球の人類を含めて、多くの生命体は、様々な厳しい放射線や宇宙線が飛び交っている宇宙空間を長く移動することには向いていません。

これは物理的な問題で、「無理なものは無理」だと思われます。

しかし、次元が違うという考えなら、この物理の法則は適用しなくても済むと思われます。

いわゆる「瞬間移動」(たとえば量子テレポーテーションなど)という概念にしても、一次元だけの宇宙で考えますと、そこには「光の速さを超えられないという壁」がありまして、何光年などの遠い宇宙とのコミュニケーションには何の役にも立ちません(「何の」は言い過ぎですが)。

なので、「一次元だけで宇宙を考えているうちは、 UFO もエイリアンも無理」としか言いようがないような気がするのです。一次元宇宙の考えだけで遠い惑星からやって来る UFO を考えることには不可能性しか見いだせないのです。

しかし、多次元(別の宇宙)、あるいは平行した宇宙という存在があるとするならば、それで初めて多くのことが解決というか、理解できる範囲になるものではないかと思っています。

そして、その生命体が「多次元間の移動やコンタクトが可能」であるならば、地球の人類ではない知的生命体とのコンタクトはさほど奇妙なことではないと思います。

そして、これは単なる推測ですけれど、このような「多次元間の移動やコンタクト」は「進んだテクノロジー」によってもたらされるのではなく、「進化した空間認識」のほうにポイントがあるように思います。つまり、「生命として進化した空間認識」のことです。

多次元宇宙を認識できるような高い空間認識と「智恵」を持つことができるのなら、その智恵の範囲のテクノロジーで十分に多次元宇宙の旅はなし得るのではないかと思えます。

そして、将来の「地球の人類」にも、そういうような生命になれる可能性はあるのだと思っています。たとえば、「あと3つあるかもしれない『自然界の力』」を発見することなども含めてです。

「別次元を認識できる能力」



「別次元を認識できない能力」

とがあった場合、現在の地球の人類は、私も含めて、ほぼ全員が後者だと思います。
異次元を認識はできない。

しかし、それを認識できる「相手」が他次元の宇宙に存在するならば、そして、向こうが退化しないのであれば、地球の人間が「進化」した時には、コンタクトなのかどうかわかりませんが、接触やコミュニケーションは不可能ではないと思います。

そのようになった時に、私たちは「別の世界を見る」ことになるのかもしれないですが、しかし、そのような進化の際には、多分、松果体は非常に重要な器官となってくるのだと思います

なので、これからの時代、いろいろと大変ではあるでしょうけれど、何はともあれ、

自分と周囲の身近な人たちの松果体を守る。

ということは、今後の社会ではとても大事なことのような気がします。

世界中の人の松果体は個人には守り切れません。
なので、とりあえずは自分とその周辺で十分だと思います。

私などの年寄りはともかくとしても、若い人ならば、多少の生活上の注意で、松果体がそのままの状態で保てる可能性はあります。

もっとも、

胎内で200種類以上の汚染物質に包まれながら成長して生まれてくる赤ちゃんたちのサバイバル…
 2015年02月01日

という記事で書きましたけれど、通常の生活でも「お腹の赤ちゃん自身がすでに汚染に晒されている」ということもありそうですし、これから子どもを産むような方々は、今の社会ではかなり敏感に生活する必要があるのかもしれないです。


・・・何か記事がすごく長くなっている気がする。


本当はさらに「松果体と霊性」などのことについて調べたりしていたのですが、これはまたご紹介する機会があれば、ご紹介したいと思います。

これらについては、検索されるとした場合、「松果体 霊性」というキーワードで検索するより、むしろ、「松果体 量子論」で検索した方が、「松果体と霊性」というキーワードに近い検索結果が出てくると思います。

人間が「考える人間」であるためには、松果体は最も大事な器官であると思われ、それはたとえば、デカルトの「我思う、ゆえに我あり」という言葉の意味が Wikipedia にありますように、

自分を含めた世界の全てが虚偽だとしても、まさにそのように疑っている意識作用が確実であるならば、そのように意識しているところの我だけはその存在を疑い得ない。「自分は本当は存在しないのではないか?」と疑っている自分自身の存在は否定できない。

という意味ならば、「思うところをやめた人間は『存在する人間』ではない」ということもいえるのかもしれないわけで、現代社会での松果体の石灰化の著しい増加は、人類存亡の上でも重要な懸念となってしまっているのかもしれません。

そして、松果体の機能を失った人類の群から真実が見出される可能性は多分低く、多次元宇宙や、真実の科学や人類の覚醒といったこととも疎遠となる世界が出現してしまうかもしれません。



  

2015年02月18日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





sugar-lobby-top.gif

▲ 2014年6月27日のニューズウィークより。






 


メロンパンをめぐる2015年食品添加物の旅

今日、うちの子どもがメロンパンを食べていたんですね。

ぱくぱくと美味しそうに食べていたので、「それ美味しいの?」と聞くと、

「いやまあ、普通に」

という味気ない返事でしたが、そのメロンパンの袋を手に取り、何となく裏を見てみました。

ふと、成分表を見ていきますと、

小麦粉、砂糖、卵、マーガリン、水あめ…

と最初は普通の始まりですが、その内容は次第に複雑化していきます。

…デキストリン、トレハロース、乳化剤、着色料(紅麹、クチナシ、アナトー)、ソルビトール、香料、酸味料、増粘剤(キサンタン)、甘味料(ステビア)、酸化防止剤(ビタミンE)、メタリン酸Na

うーむ、頼もしいカタカナの援軍たち…」とは思いましたが、「アナトー」だとか「メタリン酸Na」など、初めて聞くような成分も多く、「我々は毎日、何が入っているんだかわからないものを食べてはいるなあ」と改めて思いました。

しかも、着色料だけで3種類も使われていて、並々ならぬ「着色への思い」なども伝わる労作のメロンパンだとは思いました。製作者の努力も感じます。

とはいえ、労作は労作であることに敬意を表しつつ、「どうもやっぱりいろいろ添加し過ぎでは」とも正直思います。

マリリン・モンローの代表作のひとつである 1955年の『七年目の浮気』という映画で、奥さんから禁酒禁煙を言いつけられている主演の男性(トム・イーウェル)が、ソーダみたいなものを飲んでいる時に、その成分表を読み上げた後に、

これならスコッチのほうが体にいいのでは。よくわからんね

と言う場面がありますが、私もメロンパンの成分表を見て、「これなら芋焼酎のほうが…」と思ってしまいました(これは比較がおかしい)。

seven-years.jpg
・七年目の浮気


私が袋を見ていると、子どもが私に尋ねました。

子ども 「何見てるの?」
わたし 「パンに何が入ってんのかなと思って」
子ども 「今はね、どんな食べ物にもいろいろと入っちゃってるのは仕方ないんだよ」


と、何だか大人っぽい物言いをしまして、そのまま納得しそうになりましたが、それはともかく、メロンパンを見て、せっかく、こんなにいろいろと知らないカタカナの単語と出会ったのだから、調べてみようと思いました。どんなものでも出会いがあれば、関わるほうがいいということもあります。

引用は様々ですが、すべてリンクしています。

まず、デキストリン。

デキストリン

デキストリンは、デンプンまたはグリコーゲンの加水分解で得られる低分子量の炭水化物の総称である。

粉状化粧品の固形化や、エキスの顆粒化、粘度の調整、皮膚への吸着剤として用いられている。健康食品やスナック菓子類にも利用されている。

要するに炭水化物で、これは普通によく使われているもののようです。

次は、トレハロース。
これは名前はよく聞きますが、添加物としての役割は知りません。

トレハロース

高い保水力があり、食品や化粧品に使われる。

保水力を持つということは、たとえば、今回はメロンパンですから、柔らかい食感などを保つためなのかもしれません。特に問題のあるものではなさそうです。

そして、製作者の意地と執念を感じる感動の3種類の着色料、紅麹、クチナシ、アナトー

このあたりから、やや懸念のある情報にふれていくことになります。

まず、紅麹(べにこうじ)。

これは、紅麹カビというもので、中国では昔から使われてきたもののようです。

紅麹について

中国では数百年以上も前から白米や高粱(こうりゃん)に紅麹菌と呼ばれる赤いかびを生やした「紅麹」を紅酒と呼ばれる酒類の原料として利用してきた。

紅麹は獣肉などを紅色に着色する「着色剤」、日持ちをよくする「保存剤」としても用いられ、更に消化を助け、血行を改善する「漢方薬」として中国の古い文献に記載されている。

ということで、特別問題はなさそうなんですが、ただ、この紅麹は、サプリメントなどとしても使われているようで、これに関してはヨーロッパのいくつかの国では注意喚起、あるいは「違法」となっているようです。

下は内閣府の食品安全委員会の報告です。

スイス連邦食品安全獣医局(BLV)、紅麹を成分に含む食品の売買は違法と注意喚起
内閣府 食品安全委員会 2014.03.14

スイス連邦食品安全獣医局(BLV)は3月12日、紅麹を成分に含む食品の売買は違法であると注意喚起した。

スイス連邦医薬品庁とスイス連邦食品安全獣医局は紅麹を有効成分とする製品はスイスでは医薬品としても食品としても未認可であり、これらの製品を売買してはならないと指導した。

紅麹を有効成分とする製剤の売買はスイスでは違法行為に当たる。


これはまあ「量」の問題だと思います。
サプリメントだと大量摂取になりそうで、食品にちょこっと入っている程度は問題ないと思いますけれど、スイスでは、全面的に禁止されているようです。

そして、クチナシ。

これは語感は優しいですが、天然着色料危険度表という添加物の危険度(もちろん独自判断でしょうけれど)を5段階にわけているサイトによりますと、クチナシの危険度は「2〜3」となっていました。

kuchinashi.gif


上の表では、クチナシの下に、初めて知った「アナトー」があります。

アナトー - Wikipedia

アナトー は、ベニノキの種子から抽出される色素。

油脂、溶剤、水またはアルカリ水溶液により抽出され、黄色〜赤色の食品用(食品添加物)または化粧品用(口紅など)色素として用いられる。

とのこと。

アナトーは下のような実から採られるもののようです。

annatto.jpg
Annatto as Medicine and as a Culinary Colouring Agent

この色だと、やっぱり着色は赤系なんでしょうね。

それにしても、赤い食品ではないメロンパンに、紅麹とベニノキ(アナトー)の2種類の赤系色素を使っているあたりは、こだわりというべきか何というべきか。

続くソルビトールは、甘味料としてよく使われるもので、かなりの食品に添加されていると思われます。過剰摂取ならともかく、普通の量でしたら特に問題のあるものではないと思いますが、ただ、このメロンパンの成分を見て思うのは「甘くする作用があると考えられる」ものだけで、

・砂糖
・水あめ
・ソルビトール
・ステビア


と、重複して入れられているというのは、やはり、製作者のこだわりなのか何なのか。

次のキサンタンは、増粘剤で、非常に多くの食品で表記を見ます。

とろみのあるものには非常に多く使われていると思われ、特に問題はないのですが、たとえば、キムチだとかの漬け物類には、この増粘剤で「粘度を増している」ものが多く、それは実は不自然なとろみとなっている場合が多く、私はシャキッとしたほうが好きなので、増粘剤の入っていないものを探したりいます。

次に「ステビア」なんですが、これを調べている時に、今回のタイトルと関係している事実に行き着きました。




南米で神聖視されていたステビアとシュガー・ロビーの関係

ステビアは甘味料として知られていますが、原料は、南米のステビアという植物です。

ステビア
Stevia-rebaudiana-total.jpg
Wikipedia

その歴史を見ますと、ステビア - Wikipedia には、


ブラジル及びパラグアイの先住民グアラニー族が単に甘味料として用いるだけでなく、医療用として、心臓病、高血圧、胸焼け、尿酸値を低くするなどの目的で使用してきた。グアラニー族にとっては、ステビアは神聖な植物であり、崇拝の対象であった。

ハーブとして、糖尿病や高血圧の治療や健胃剤、二日酔い、精神的疲労に対する強壮剤として利用されている。



ということで、南米のグアラニー族(今でもその末裔が数多く南米に住んでいます)の人々は、ステビアを神聖なものとして使用していたようです。

何か、やっと「わりと良さげなもの」が、このメロンパンの添加物から出てきた感があります。

現在は純粋なグアラニー族はほとんどいないそうで、ほとんどがメスティーソと呼ばれる白人との混血としての末裔だそうですが、その血を引き継ぐグアラニー族の子どもたちはとてもカッコイイです。

グアラニー族の子どもたち
chicos-guaranies.jpg
La Gran Epoca


ところで、このグアラニー族が神聖視をしていたという「ステビア」なんですが、 これは、日本だから使えるものだということも知ります。

Wikipedia には以下の項目があります。


ステビアの抽出物が食品添加物として認可されている国としては、2008年12月までは、日本、ロシア、台湾、マレーシア、ブラジル、韓国などであり、アメリカ、EU諸国、シンガポール、香港などでは既存の甘味料業界のロビー活動 (Sugar Lobby) により認められていなかった。

ステビア抽出物を甘味料として使用した日本のインスタント食品や清涼飲料水、スナック菓子などが、それらの国で販売禁止になったり、撤去されたことがある。



とあり、どうやら、

「アメリカ、EU諸国などではステビアの食品添加は認められていない」

ということで、しかし、禁止された理由は安全性の問題ではなく、

> 甘味料業界のロビー活動 (Sugar Lobby) により

とあります。
そのために使用が阻止されているということのようです。

ここに Sugar Lobby (シュガー・ロビー)という言葉が出てきます。

「何だ? それは」

と思いましたが、ロビーというのは、ロビー活動を意味して、ロビー活動とは、ロビー活動 - Wikipedia にあります表現をお借りすれば、

特定の主張を有する個人または団体が政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動

ということで、このステビアに対してのシュガー・ロビーとは「砂糖以外の甘味料の使用を阻止するためのロビー活動」ということになりそうです。

そんなことで、何となく調べていたところで見つけた記事が、冒頭のニューズウィークの昨年6月の記事で、そこにはアメリカの砂糖業界が、過去に、砂糖に反対的な科学的意見を封殺し、あるいは、 WHO が砂糖の摂取を制限するべき発表をおこなった際に、「アメリカの WHO への資金援助を断ち切る」と脅しをかけた記録などが書かれています。

結果として WHO が屈したことも。

そして、この「砂糖業界」の活発な活動のお陰で、下のグラフのように、アメリカの砂糖消費量は、過去30年で大きく増加したのであります。

sugar-consumption1.gif
Newsweek

ただ、上のグラフを見ると「アメリカ人はもともとが砂糖を取り過ぎ」だということも言えそうで、「もともと多いのが、さらに多くなった」というのが現況のようです。

現在のアメリカ人の砂糖摂取量は、砂糖の摂取を特に「害」と見なしているアメリカ心臓協会の砂糖摂取の推奨量である「1日6グラム」の4倍から5倍の砂糖を摂取していることになるようです(推奨量は、男性と女性、大人と子どもで差があります)。

ちなみに、上のグラフとわりと似ているグラフに「アメリカのガンでの死亡者数」というのもあります。OECD(経済協力開発機構)によるアメリカ人の死因の推移です。

oecd-us-cancer.gif
アメリカの死因の推移

過去 50年で、心臓疾患による死者が半分ほどに減っているのに対して、ガンは2倍に増えています。

ただ、「死亡率」に関しては、アメリカでは、ガンでも心疾患でも大きく減っています。

usa-cancer-2010.gif


これは、アメリカの医療がとった政策変更(代替医療を積極的に取り入れる)と関係していそうですが、今回はここにはふれません。

ただ、上の「ガンの死亡率」のグラフと、「一人あたりの砂糖消費量」のグラフの推移に一致が見られるのはおもしろいと思いました。

そして、アメリカといえば、他の国と比べて、アルツハイマーの異常な多さが知られます。

アルツハイマー病などでの神経性疾患での死亡者数の国際比較(1960年-2009年)
alz-2009c.gif
アルツハイマー病


いずれにしましても、アメリカでは「砂糖の業界団体」の力が非常に強いということは、過去記事の、

米国カリフォルニア大学のチームが過去の膨大な科学論文の研究の結果、「砂糖は毒である」という結論をまとめる
 2015年02月12日

でご紹介しました、砂糖の有害性などを公式に発表したカリフォルニア大学の研究チームが率いる「シュガーサイエンス」などはどうなりますでしょうかね。

ただ、今回ご紹介しますニューズウィークの記事では、「アメリカ人の砂糖の過剰摂取の時代は終わるだろう」としていて、それは「かつてのタバコのようになっていくかもしれない」としています。

ここから、そのニューズウィークの記事をご紹介いたします。




Report: The Sugar Lobby Threatens Organizations, Buries Science on Health Effects
Newsweek 2014.06.27

シュガー・ロビーたちが組織を脅し、健康影響への科学調査を葬り去っている

過剰な砂糖の摂取が、心臓病や肥満や糖尿病などを含む様々な疾病につながる可能性があることを私たちの多くは知っている。

それなのに、いまでも砂糖はアメリカで最も一般的な食品添加物であり、ほぼすべての加工食品に砂糖が添加されている。なぜ、アメリカの食糧政策は砂糖に対しての管理を追加しないのであろうか?



巨大な砂糖業界

憂慮する科学者同盟( Union of Concerned Scientists )における「科学と民主主義センター( Center for Science and Democracy )」からの新しい報告書によれば、アメリカ砂糖業界とトウモロコシ精製業者協会(高果糖コーンシロップのメーカーのための協会)のような甘味料を販売する企業を代表する業界団体の数々は、砂糖が添加された製品が健康に悪い影響を与えると考えている砂糖に反対的な科学のために数百万ドル(数億円)を注いだ。

たとえば、南カリフォルニア大学が 2013年の研究の中で、ソーダのラベルに開示されている糖度から、炭酸飲料に含まれる実際の高果糖コーンシロップの量が「大きく変化している」ことを発見した際、トウモロコシ精製業者協会は、その調査に反対の結果となる独自研究のために費用を使った。

トウモロコシ精製業者協会のコンサルタントは、研究の結果、もし、何らかの理由で南カリフォルニア大学の研究結果と一致してしまった場合は、その研究データを破棄してもよいと報告書に書いている。

別のケースとしては、アメリカ砂糖協会の会長が世界保健機関(WHO)の局長に送った 2003年の手紙の内容が、科学民主主義センターの報告書に引用されている。

その時、 WHO は、砂糖が「食事の栄養価を脅かしている」として、砂糖の摂取を 10パーセント制限することを推奨するリポートを発表していた。

アメリカ砂糖協会の会長の手紙は、アメリカ議会へ働きかける行動を示唆していた。その働きかけとは、WHO へのアメリカの資金提供を拒否するというものだ。

アメリカ砂糖協会と他の貿易グループは、保健社会福祉長官のトミー・トンプソン( Tommy Thompson )氏にも手紙を書いた。それは、この問題に関しての「個人的な介入」を求めるものだった。

脅迫とロビー活動が働いていることは明らかだった。結果として、翌年の WHO の食事と健康に関しての世界的戦略では、砂糖についての言及は消えていた。

2012年にマザー・ジョーンズによって公開された砂糖のPRに関しての広範囲調査によると、これらの砂糖ロビーイストたちによる科学を軽視する努力は非常に有効だった。砂糖の身体への危険性について一致した科学的意見は存在しなくなった。

砂糖業界のキャンペーンの時期は、アメリカ人の、甘味料を含む砂糖の大幅な消費の増大の時期とおおむね一致している。ここには、テーブルシュガー(スクロース)、高果糖コーンシロップ(HFCS)を含んでいる。

そして、この砂糖の消費の増加と伴って、今度はアメリカ人の慢性疾患が急増した。 1970年以降、アメリカ人の肥満率は2倍を上回る数で推移しており、糖尿病の発生率は3倍になった。

イギリス食品基準庁の独立した専門委員会である「栄養に関する科学諮問委員会」( Scientific Advisory Committee on Nutrition )は、肥満と2型糖尿病を避けるために、砂糖の摂取量を推奨されている量の半分に制限すべき報告書案を発行した。

報告書は、砂糖の添加を 10パーセントから 5パーセントに減らすことを促しているが、アメリカ疾病管理予防センター( CDC )によると、2005年から 2010年の間の平均的なアメリカ人の食事には、およそ 13パーセントの砂糖が添加されていた。

おそらく、今後の数十年の間に、アメリカ人は砂糖の過剰摂取を日常としていたライフスタイルを振り返るだろう。それは、タバコが辿った道と同じかもしれない。

誰もが何も気にせずにタバコを吸っていた時には、背後で巨大なタバコ産業が動き続けていたのだ。