2011年07月10日



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カトラ火山噴火の報道が錯綜しているアイスランドのメディア



800_iceland_volcanic_ash_ap_110526.jpg

▲ 2011年5月に噴火したアイスランドのグリームスボトン火山の噴煙を見つめる地元の人々。 AP 通信より。


(訳者注) アイスランドのカトラ火山に噴火の兆しが現れたことが、昨日のアイスランドのメディアで一斉に報じられていて、現段階では「噴火ではない」ということで落ち着いていますが、しばらくは注視していもいいのかもしれません。

アイスランドのカトラ火山については、昨年ずいぶんと記事を書いたような気がします。どうして、そんなに気になっていたかいうと、最近の過去の歴史では、エイヤフィヤットラヨークトルの噴火から1年6カ月以内に必ずカトラ火山が噴火していたからです。



カトラ火山の過去の噴火に関しては、、昨年4月のエイヤフィヤトラヨークトルの噴火の頃にたくさんの報道がなされました。下の記事は、米国のヘリウムというサイトに噴火後に掲載された「Scientists warn Eyjafjallajokull could trigger the Katla volcano to erupt」という記事からの抜粋翻訳です。




エイヤフィヤトラヨークトルはカトラ火山の噴火の引き金となるかもしれないと科学者たちは警告する
Helium 2010.04.22

アイスランドは火山によって形成された火山島で、頻繁に噴火が起きる。1783年のラキ火山の噴火の際には、1億2000万トンの亜硫酸ガスが放出され、アイスランドの人口の4分の1を死亡させ、また、深刻な飢饉と干ばつを引き起こした。さらには、毒性の雲をヨーロッパの各地に拡大させて、ついには、エジプトとアメリカ合衆国の気候までも変えてしまった。

しかも、記録の上では、これがもっとも主要な火山の1つであると考えられているわけでもないのだ。 ヨーロッパ泥炭湿原では、1755年のカトラ火山の噴火の残りがいまだに見つけられているという。

これらと比べると、エイヤフィヤトラヨークトル氷河の火山は比較的小さなものだが、問題は、エイヤフィヤトラヨークトルの過去1000年間での3回の噴火は、すべて、強力な火山であるカトラ火山の噴火の引き金となっているという点だ。

エイヤフィヤトラヨークトルとカトラ火山は爆発のシステムを共有していると思われる。

エイヤフィヤトラヨークトルは、今年すでに2度噴火していて、3月20日が最初の噴火で、4月14日には2度目の噴火が起きている。

カトラ火山は、アイスランドの中で最も活発である火山の1つであり、氷河の融解による洪水を定期的に発生させている。噴火の際に現れるカルデラの縁の氷の厚さは数百メートルもある。最近では、1999年にも洪水を引き起こしている。

洪水、そして、失われる農地、何カ月もの間、変動し続ける気候 --- それらの問題の多くはアイスランドだけの問題ではないかもしれない。有毒な火山ガスが、ヨーロッパや北部アフリカ、および、アメリカにまで影響することが知られているからだ。





とありました。

もちろん、カトラ火山の噴火といっても、歴史上では小規模なものから大規模なものまであって、小規模な噴火ならほとんど問題は起きないと思われます。

さて、そのカトラ火山の現況ですが、昨日の現地時間午前の報道の見だしを時間軸で記してみます。
もともとは、7月8日にカトラ火山周辺の氷河が大量に溶けて洪水になったことで、噴火が疑われたということのようです。


カトラ火山に関してのアイスランドでの報道: 2011年07月09日

7月9日 午前8時59分

科学者たちがカトラ火山の監視を続ける
 Scientists monitor Iceland's Katla volcano
 CTV


7月9日 午前10時08分

カトラ火山の南側で小規模な噴火が発生した可能性
 Possibly Small Eruption in South Iceland Volcano Katla
 アイスランド・レビュー


7月9日 午前11時33分

氷河が裂けたのは、カトラ火山の噴火の兆しではない模様
 Cracks in Glacier, No Sign of Katla Eruption
 アイスランド・レビュー


となっており、結局のところはカトラ火山は噴火をしていないようです。ただ、かなり緊迫した流れであったことは事実のようで、現在も監視は強化されているようです。

アイスランド気象庁の監視による現在(日本時間 7月10日 午前11時)の地震発生状況を見ると、確かにカトラ火山周辺でかなり数の群発地震が続いていて、ただし非常に規模は小さいですので、噴火とは関係ない感じも確かにします。

katla-0710.gif


katla-2.gif



最も新しいニュースとして、アイスランドのニュースメディア「 Ice News 」からの最新報道を。



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2011年07月03日



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(訳者注) 昨日の記事でもちょっとふれたチリの火山について、アイルランドの気象庁が「それにより気温が下がるかもしれない」ということを発表していて、その翻訳などをご紹介します。


それにしても、6月は暑かったですね。
先日まで東京などでも続いた暑さは何だか何もかもグダグダになるような暑さでした。特に、「太陽が照っている場所」は、さほど気温が上がっていなくとも、しばらくいると、クラクラとしそうなくらいでした。

今年、自分で「最も快適だと思う気温」に関して緻密に観察してみましたところ、大体 14度から 15度が適温という結論が出ました(暑がり)。なので、夏は苦しい・・・。夏生まれなのに・・・。


というわけで、「今からこんなんだと、今年の夏の気温はどうなっちゃうんだろう」とは誰しも思うところのような感じがいたします。

ちなみに、「世界全体が暑かったり寒かったり」というわけではなく、例えば、この6月だけでも世界のニュースを見ると、いろいろでした。

アイルランドではこの40年間で最も寒い6月だった。

Parts Of Ireland Record Coldest June In Almost 40 years
Irish Weather 2011.07.02


オーストラリア北部は、記録に残る中で最も寒い6月だった。

Darwin chills out in coldest June on record
ABCニュース 2011.06.30


・アメリカの中央部などでは6月は記録的な高温。

Record-breaking June temperatures heighten safety issues
My West Texas 2011.07.02


日本は報道のとおり、6月は暑かったようなんですが、気象庁によれば、「これは一時的な現象で、昨夏のような記録的な猛暑につながるものではない」と言っています。まあ、気象庁の言う通りになってほしいですが・・・。


今後、気温はあまり上がらないという個人的なデータ(不確実)

あんまり信憑性はないですが、これまでの気候データから見て、「ひょっとして今後気温はあまり上がらない?」と思われるようなデータが出ていて、これは NOAA (アメリカ海洋大気局)などの天候長期予測などをする際にも参考にされる「北大西洋振動」という大西洋での海面温度の気温差の指数があるのですが、それが「6月の中旬から長くマイナスにふれている」という点です。

この「北大西洋振動」については、

気候を支配するものたち - 北大西洋振動 (NAO) (地球の記録 2010年02月13日)

などをご参考下さい。

上記の記事では、日本大学文理学部の地球システム科学科の山川教授が書かれた「季節~数十年スケールからみた気候システム変動」という論文から見た「気候変動」というものについて触れています。

非常に簡単に書くと、この北大西洋振動の指数というものがマイナスにふれると、過去の例では、


・地中海で雨が多くなる

・ヨーロッパとロシアの西部で平年より寒くなる

・北アフリカやアラビア半島方面で大雨になりやすい

・シベリアと東アジアでは低温

・アメリカの北東部で低温



となりやすいということが言われているようです。

この北大西洋振動の指数は NOAA の気候予測センター( Climate Prediction Center )で、毎週発表されています。

最新のグラフがこれです。
6月からグラフが下のほう(マイナス)にふれていて、この状態が長く続いた場合、その後は上のような地域が、低温や大雨などの天候異常に見舞われることが多いようです。

nao-2011-06.gif

あくまで過去のデータですので、今年がどうなるかはわかりません。


さて、今回ご紹介する記事は、アイリッシュ・ウェザーより、「チリの火山噴火が寒冷化を引き起こす可能性」という記事です。

チリのプジェウエ火山は 6月4日に噴火して、その様子は、先日もご紹介したように、下のような噴火でした。激しい噴火が今も続いているようですが、アイルランドの気象庁は「これが原因で局地的に寒冷化となるかもしれない」と発表しました。実際、6月のアイルランドの気温は、この 40年間で最低だったそうです。





昨年、何度かふれたことがありますが、世界中でこのような大規模噴火が相次げば、気候に何らかの影響はあっても不思議ではないと個人的にも思います。

日本では、火山というと、富士山の話題が出ることが多いですが、世界的に見れば、富士山の噴火の世界への影響は限定的だと思われ、やはり、アジアにおいては朝鮮半島の白頭山と、超親分級であるインドネシアのトバ火山、ヨーロッパにおいては、アイスランドのカトラ火山、そして、アメリカではイエローストーン火山などの面々が控えていて、これらの噴火は地球の様相を一変させるものだと個人的には思います。

地球には、上のうちのいくつかを含む7つの「スーパー火山」が存在しており、それらの噴火周期は大変に長いですが、いつかはまた噴火しても不思議ではないものです。


7つの超巨大火山は以下の通り。
詳しくは、7つの超巨大火山(地球の記録 2010年01月06日)にあります。


1.イタリアのセージア渓谷

場所:イタリア・アルプス
最後の大噴火:約2億8000万年前
噴火の規模 :セントヘレンズ山の大噴火のおよそ1000倍



2.米国イエローストーン

場所:米国
最後の大噴火:64万年前
噴火の規模 :セントヘレンズ山の大噴火のおよそ1000倍



3.薩摩硫黄島

場所:日本・鹿児島県
最後の大噴火:約7300年前
噴火の規模 :雲仙普賢岳の1回の火砕流噴の数十万倍



4.インドネシア・トバ火山

場所:インドネシア・スマトラ島
最後の大噴火:約7万4000年前
噴火の規模 :セントヘレンズ山の大噴火のおよそ3000倍



5.ニュージーランド北島のカルデラ群

場所:ニュージーランド・北島
最後の大噴火:西暦150年頃



6.シャツキー海台

場所:日本の太平洋側
最後の大噴火:不明



7.オントンジャワ海台

場所:ソロモン諸島
最後の大噴火:1億2000万年前という予測
噴火の規模 :不明



--
それでは、ここから翻訳です。



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2011年06月27日



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シンクホール、すなわち、「突然大きな穴が開く」ことについては、昨年はとても、その事例が多く、特に中国で頻発していたことや、グアテマラの巨大シンクホール、そして、アメリカの広大な範囲に渡っての亀裂などの記事をご紹介したことがあります。
以下、いくつかの過去記事のリンクです。

中国の大地に突然開き続ける穴の数は全土で35個に拡大 (2010年06月15日)
下の写真は20104月27日に迎賓市という場所で開いた巨大な穴。




アガサが残したグアテマラの巨大な穴 (2010年06月01日)




米国ミシガン州で突如フットボール場2個分の範囲で地面に巨大な地割れが開く (2011年10月08日)




また、シンクホールとは違いますが、昨年末、コロンビアを襲った大規模な地殻変動は個人的に記憶に新しいです。



今回のは今朝、オーストラリアのメディアが一斉に報じたニュースで、オーストラリア東部の海岸に「直径100メートル、深さ 50メートルの穴が突然開いた」というものです。


場所は、オーストラリア東部のクィーンズランドのインスキップ・ポイントというビーチ。

inskip-1.gif
Google Map


記事はオーストラリアのサンデー・モーニング・ヘラルドからです。



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2011年06月02日



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(訳者注) 日本は衣替えとなったんですが・・・なんだか東京は寒いのですよね。私は早朝に歩いたりすることもあるのですが、午前5時くらいだと冬の格好でちょうどいいくらい(6月1日現在)。今年の電気状況を考えますと、暑いよりはいいのかもしれないですが、農作などを含めて寒ければ寒いで問題もありそう。


フランスでは、政府から異常高温への高いレベルでの警報が発令されています。

以前、ここで「フランスでの記録的な干ばつにより原発の大規模停止と大停電発生の可能性 (2011年05月18日)」という記事をご紹介しましたが、それは継続していて、いよいよどうにもならない「世紀の大干ばつ」に突入したようです。

中国の干ばつもひどいですが、今年の干ばつは多くの国で昨年までの 100年間くらいの間では比較にする時期がないほど強烈なもので、中国では「収穫など何もないだろう」と言っている地方政府も多いようです。

なお、中国では食料品価格の高騰がものすごく(コメが20%上昇)、また、ベトナムでも過去最高レベルの食料品価格の高騰(28%)が発生しています。

なくとなく始まっています。


フランスのラジオ・フランス・アンテルナショナルからです。




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2011年05月27日



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(訳者注) 中国でこの時期に干ばつが発生するのはそれほど珍しくないのですが、最近の報道を見ていると、規模も範囲も「まったく強烈な干ばつ」が中国の広大な地域で進行しているようです。

今日はそれに関する記事のご紹介です。

poyang.jpg

▲ 干上がった中国最大の淡水湖ポーヤン湖


干ばつがひどいのはアメリカなども同じで、先日書きました「完全な崖っぷちに立たされた世界の食糧供給」という記事でもふれましたが、米国でもかなりの広範囲で深刻な干ばつが進行しています。

これら「農地の廃墟化」というのがどこまで世界の人々、そして、私たち日本人の生活に影響を与えるのかは今はわかりませんが、干ばつが世界的な広さで進行していることは事実のようです。

米国のエポックタイムからの記事を翻訳しました。


ところで、その前にふたつ書いておきたいことがあって、ひとつは日本に近づいている台風が海外でかなり大きく報道されていることに少しふれておきます。あとは、このブログで公開していたメールアドレスが迷惑メールなどが増えすぎたことを含めて、いろいろと使えなくなってしまいまして、その変更のお知らせです。

以前のメールアドレスはすでに現在使用していません。
変更した際には記します。

それにしても、最近に限ったことではないですが、「スパムの増殖スピード」は最近また加速している感じもあって、私がもっとも古くから使っている Yahoo! メールがあるのですが、そちらなどは数年前にはすでにまともに使用できない状態でしたが、そこに連絡をくれる人もいることはいて毎日見るのですが、その今の状態。

これは今日。

y-2011-0527.png

迷惑メール ( 1311 ) 」とかになってますけど、「溜まってるんだなあ」と思われるかもしれないですけど、これ、一昨日くらいに迷惑メールを全部削除したばかりなんですよ。2日で 1000通越え。すごい勢いでしょう(笑)。

受信箱のほうは一気に消せないので溜まっているだけなんですが、迷惑メールはそちらにもたくさん来るので、実際にはこのメルアドは今ではまったく使い物になっていません。そして、このブログで使っていたメルアドも最近次第にこの運命に・・・。

メールアドレスを長く公開していると、ほとんどいつかはこうなっちゃうんですけどね。
なので、少しスパムの少ない方法などを考えてメルアド変更いたします。

それと、台風についてです。



スーパー台風ソングダー(台風2号)

英語報道では「スーパー台風」という文字が踊っており、昨日(5月27日)には、 NASA ゴダード宇宙飛行センターから発信されている「ハリケーンと台風に関しての情報ページ」で、この台風に関しての衛星での状況と予想に関して「超巨大な台風に発達する」ことに関しての警報情報を発表しており、フィリピン、台湾、そして、日本への台風警報を掲示しています。

Songda Becomes a Super Typhoon (NASA 2011.05.26)

この台風は日本では台風2号と呼ばれていますが、国際名は Songda ソングダーと呼ばれています。

通常だと、台風は日本に上陸する頃には急速に勢力を落とすのが通常とはいえ、現在の勢力もとんでもないものですので、世界の天候の荒れ状況を見ている限り、(これからのすべての台風に言えそうですが)あまり楽観できない部分もあるのかもしれません。

ご留意下さい。

ちなみに、先日、記事にもさせていただいた米国の竜巻は、下のようなことになっています。行方不明者 1500人となっています。昨日5月26日のロイター報道からの抜粋です。

22日夜にミズーリ州ジョプリンを襲った大規模な竜巻の死者は、25日までに125人に達した。(中略)

ジョプリンを襲った竜巻では、負傷者は少なくとも823人に上り、行方不明者は約1500人とみられている。この竜巻は、規模を示す「改良藤田(EF)スケール」で最も高い5を記録。風速は時速320キロ以上に達した。

この規模の竜巻は米国では珍しいとされているが、今年に入り少なくとも4つ確認されている。



天候は明らかに以前とは違う様相を見せています。
それはどこの国でもある程度同じような気がいたします。

ここから翻訳記事です。




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2011年05月24日



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米国ミズーリ州のジョプリンという町を 5月22日の日曜日に巨大な竜巻が襲い、報道では、100名以上の方が亡くなり、米国での気象局の観測記録が残る1950年以降の竜巻災害として最悪の死者数となったことが報道されています。死者数も確かに大変な災害をあらわしていますが、とにかく「その光景がすさまじい」のです。

これはロイターに5月23日に掲載された今回、竜巻被害に見舞われたジョプリンという街の様子です。あっという間に廃墟と化した街の中で抱き合う二人。

20110524-114867-1-L.jpg


東北の地震で、私たちは自分たちの国の中であっという間に廃墟と化していく風景を見ていますが、今のアメリカではそれが地震ではないというだけで、「文明の廃墟化」は、日常的に起きています。先日、80年前のアメリカを襲った「 1927年ミシシッピ大洪という資料記事でもふれた洪水もさらにひどいことになってきており、写真ニュースの

Mississippi Flood Pictures

などで現在の様子を見ることができます。

いろいろな意味は別としても、日本を含めて、「世界が廃墟化していっている」ということが理解できる現在の世界のように感じます。

クレアのこちらの日記の一番最後の部分で、「太陽活動の最大期は人間(特に男性)がその時の文明を破壊するために準備されたサイクルなのかもしれない」と思いついたことを書いたのですが、人為的な破壊だけではなく、自然現象も「その時の文明を破壊することに荷担する」というようなこともあるのかもしれません。


当然、「破壊」の後に来るものは「再生」です。


もっと言えば、現状が破壊されないと文明は先に進まないように思います。今の世界の世の中にある国々で、「文化や文明が進んでいるように見える国や地域」が過去にどのような歴史だったかを振り返っても、それは何となくわかるようにも思います。

たとえば日本、たとえばアメリカ、たとえば中国・・・。


今回の再生で文明の何がどのように先に進むかは分からないですが、確かに過去100年くらいだけの短い期間だけでも、「破壊の後には続けて、文明の大きな再生と次への飛躍」が訪れています。

とはいえ、とりあえずこの「破壊」の時期をどう過ごしていくか、というのは課題といえば課題かもしれないですね。個人的には、不安より先に、「起きた事象に対して的確に行動する」というのがよろしいようには思いますが。


ちなみに、過去の太陽活動最大期の特徴は、「膨大な数の人の死」というのが現実としてあります。
これはデータ上、否定しようがありません。

今回は、今朝の USA トゥディのトップ記事の竜巻に関する報道をご紹介します。
竜巻が「いかに前兆なく発生して、あっという間に街を破壊していったか」生き残った人々の言葉からわかります。




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2011年05月21日



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昨日、地震に関しての記事をご紹介して(3月11日の地震の前に観測された日本上空の赤外線と電子量の急激な変化)、そこで「地震の発生のメカニズムについての推測に関しては書くつもりはないです」と書いたのですが、仮に今後、このような電離層や赤外線、あるいは超低周波などと地震が密接に関連しているというようなデータや、あるいは研究が出てきた場合に、いろいろな話と結びついていくようなことがあると思っていますので、私の地震に対しての考え方をこの際、書いておこうと思います。

これは最近思いついたということでもなく、2年くらい前から考えていたことに対して、最近、様々なデータで補強されてきているというような部分があります。

まず、世の中にはいろいろな話や意見があり、人工地震などの存在についてもかなり話題となっているものだと思います。

最初に書いておくと、私自身は人工地震、特に巨大地震を人為的に起こすということの現実性については対しては懐疑的ですが、しかし、この「人工地震か、そうではないか」ということに関しては、地震の発生システムそのものと関係のある話でもないので、ここでは、そういう問題とは別に、「そもそも地震とは何か」ということを、あくまで私の考えですが、書いてみたいと思います。



地球上の統一した物理の法則

まず、いきなり科学とは逸れた話となりそうですが、最初にひとつの言葉をご紹介したいと思います。

錬金術の祖師であるヘルメスの「エメラルド板」にある言葉です。

ニュートン力学を確立し、古典力学や近代物理学の祖となったアイザック・ニュートンもまたエメラルド板を研究していた人物でしたが、下の文章はそのニュートンが 1680年に解釈したものの日本語訳からの抜粋です。


・唯一なるものの奇跡の実現にあたっては、下なるは上なるのごとし、上なるは下なるのごとし。

・そして、万物は一者の適合により一者より来る。

・万物は適合によってこの一者に起因す。「太陽」はその父、「月」はその母、「風」はそれを胎内に宿し、「大地」はその乳母である。



med05.jpg

この中の「万物は一者の適合により一者より来る」という言葉は、以前の私は何のことだかわからなかったですが、まあ、今も基本的にはわからないですが、ここ1年くらい、植物や微生物の生態を見ているうちに、そして、有機物と無機物、そして、(ほとんど理解できないといえ)物理の様々などを見ていると、つまり、

・世の中の法則は基本的にひとつ

ということを思うようになりました。小さなものに適応できる物理の法則は大きなものにも適用でき、その理論性、整合性には基本的に例外はないと。


これを最初に書いておきたいと思いました。

つまり、「地震は巨大な物理現象だけれど、基本的な地殻の崩壊のシステムは小さなモノの崩壊と同じ原理のはずだ」という前提条件があるという感じです。



物質の崩壊とは

私は物理をよく知らないので、学術的には書けません。
例えとして書くことしかできないですが、「モノが壊れる」ということに関しては、感覚的には力学的な感じがすると思います。

つまり、何かを壊そうとする時に「力を入れていけばいつかは壊れる」と。

確かにそういうこともあるかもしれないですが、しかし、その崩壊を「爆発的な崩壊の場合」とした時には、爆発的な崩壊には「力を入れていけばいつかは壊れる」という図式は成り立たないというのが、物理的な事実のようです。

たとえば・・・まあ、何でもいいですが・・・古い家のコンクリート塀がボロボロになっていたりといったような、「少しずつ崩壊していっている物体」というようなものは至るところで見ることができると思います。

こういう壊れ方が地震的かというと、そうではないはずで、これらは「穏やかな崩壊」、すなわち、「穏やかなエネルギーの解放」で、あり、自然に力を込めていって壊れる場合には、大体がこのように穏やかに物体は崩壊していくと思われます。

地震というのは、瞬間的に起きる爆発的な破壊によって放たれる巨大なエネルギーの解放であるわけですが、このような「瞬間的に起きる巨大なエネルギーの解放」というものは、実は小さな物理現象でも、「化学(ばけがく=ケミストリー)」的な刺激が加わらないと発生しません。

たとえば、ごく普通程度の力の持ち主が、「石を万力で壊したい」とします。

万力に石を挟んで渾身の力でグリグリと石に力を加えていっても、通常ではなかなか壊れません。あるいは、腕力のある人なら、石の周囲からボロボロと崩れていって、崩壊させることは可能かもしれないですが、その壊れ方は穏やかな崩壊であり、爆発的なエネルギーの解放である地震的ではないといえそうです。

石を「地震でのエネルギーでの解放」のように崩壊するには、「パーン!」と一気に石が崩壊するようなアクションが必要となるはずです。

どうしたら、「石はパーン」と行くのか。

ここで化学(ばけがく)的な反応が登場します。

何でもいいと思いますが、たとえば水。

万力で力を加えていった石に水を一滴垂らすと、石は一気に崩壊します。


あるいは、「過冷却」という状態。

冷凍庫に入れて零度以下ではあるけれど、まだ凍っていない水。
それに「ちょっとした刺激」を与えただけで瞬時に凍る現象です。
下の動画では氷を入れていますが、これは何でもいいのです。米粒を一粒入れただけで水は一瞬で凍ります。



「過冷却」で YouTube で探すとたくさん出てくると思います。

これら化学的反応による現象は、徐々に起きる現象というものとは違う劇的な反応を見せます。

「爆発的なモノの変化や崩壊」というものは、ほとんどがこのような「何らかの化学的な反応を伴うもの」だと考えられていて、つまり、だとすると、世の中の法則は基本的にひとつだという前提に立つと、地震も同じように「化学(ばけがく)的な反応現象」である可能性が高いと考えられます。


また、「化学的な反応を伴わない地震」というものも存在していて、それはいわゆるスロースリップ等と呼ばれる地震です。これは断層等が爆発的なエネルギーの解放を伴わずに移動する現象で、この地震は揺れません。

非常に大きな断層のズレでもまったく揺れません。

それは、そこに「瞬間的で爆発的なエネルギーの解放が伴わない」からです。

要するに、地質的なこととは別に、

・爆発的な反応現象である地震には化学的な刺激が必要

だということだと思います。

地震に至るまでの地質的な要因は存在しながらも、最終的に地震発生のトリガーを引くのはその「化学的刺激」ということになるはずです。



人工地震の可否

結局、この「化学的な刺激」というものが何かということなんでしょうが、それに対してのいろいろな意見はいろいろとあるのだと思います。人工地震という人もいるでしょうし、そうではないという人もいると思います。

ちなみに、私自身は全部ではなくとも、「多くの」地震に関しては、宇宙線が化学的な刺激となっていると考えています。

その理由は、たとえば、海底の地中深くが震源となるような地震というのはよく起きます。先日の東北の巨大地震もそうでしたし、日本には他にも海底に多くの震源域を持ちます。そして一方で、「海底ではない震源」もあります。

そして、震源の深さというのは、10キロ以内のごく浅いものから、深いものになると、500キロ以上の深い場所で発生する地震もあります。

それらの場所すべて(海、大地、浅いところ、深いところ)に対して化学的刺激を与えられる可能性のある物質というのは(現在の科学で考えられる範疇では)宇宙線しか存在しないからです。地球を通り抜けて進行するほどの透過力と、そして非常に高いエネルギーを合わせ持つ物質は宇宙線以外には今のところは考えられないように思います。

HAARP 等による地震という説もとても根強いと思います。そして、これはそれによる地震を否定するという意味ではないですが、 HAARP 、あるいは今、地球上に多くある電離層へ刺激を与えるシステムの多くが、「超低周波」のたぐいを発信させているというところに、「トリガー」としては難しい面を感じます。

一般論ですが、同じ種類の低周波が大地も海も越えて進むということは無理で、たとえば、水で止まるもの、大地で止まるもの、といろいろですが、すべてを伝導していくことは難しいものです。

なので、空中へ放射した超低周波が地上にリフレクトして戻ってきても、そこが海の場合、海底まで届かせるということは現在の地球の技術では大変に難しい(ほぼ不可能)ように感じます。

もちろん、「それを越えた科学を持っている」ということになるとわからないですが、私自身は現在の地球の公表されている科学しか知らないですので、その点だけから見ると、上のような考え方にはなります。


ただ、昨日の記事に載せました「地震前の電離層での電子数の変化」が、実際に観測されていますので、仮にこの「電離層での電子数」というものが地震発生と関係するのなら、何かの関わりを考えることもできるのかもしれません。

3-11-tec.gif

▲昨日の記事に載せた2011年3月08日の電離層の電子数の分布図。赤いほど電子数が多い。


ちなみに、過去に人工的な地震の刺激を発生させることに成功した化学的物質としては、

・水
・核爆弾

などがあります。



大雑把な書き方でしたが、地震発生のメカニズムの研究というのは、つまり「トリガーの研究」という方向に現在は移行してきています。上でいうところの「化学的反応を起こしているものは何なのか」ということです。

現在のところ地球上のすべてを透過する物質は宇宙線だけで、また宇宙線というのは、とてつもない高エネルギーの物質であり、最近いくつか記事にしましたが、地球の天候を牛耳っている可能性も指摘され始めていて、これが原因だとすることにはそれほど違和感は感じないというのが現状です。


ちなみに、私自身は地震予知というものの是非はわからないですが(現在の方向にしても、衛星などの設備のある国でないと予測できないから)、前回の記事や、 DEMETER 衛星観測の観測結果などから見ても、実は現在、「地震の真実」に近い位置まで人類は来たと感じています。
タグ:地震

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2011年05月20日



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個人的にかなり強烈な報道記事で、日本の地震と関係した海外の報道記事としては、今まで見たものの中で個人的に最も興味深いものです。

米国の科学技術系サイトのテクノロジー・レビューの5月18日の記事として掲載されていたもので、その内容は、

マグニチュード9の地震があった前日までに日本上空の赤外線量と電離層の電子量が増大したことがデータ上で確かめられた

という記事です。

今回紹介するのはその報道記事ですが、元となったカーネル大学のライブラリーにある学術論文(英語)はこちらにあります。


私はずいぶん以前から「地震の直前に地球の高層圏(地上から非常に高くて宇宙から観測するような場所)で発生事象の数々が起きる」ことに興味を持っていました。


下の図は今回の報道のもととなった研究発表文書にある図の中の「3月10日から3月12日」までのOLRと呼ばれる赤外線のエネルギー量の変化です。

・3月10日から3月12日までの赤外線のエネルギー量の変化

3-11-orl.gif


また、下の図は、3月8日の TEC値と呼ばれる、GPSでの解析による「電離層全電子数」の分布です。

・3月8日の電離層全電子数

3-11-tec.gif


赤い部分が電離層中の電子の数の多い場所です。日本周辺の真っ赤ぶりがおわかりでしょうか。これと、上の赤外線のエネルギー量の変化を見ると、ここから地震に関しての何らかの研究が導き出される可能性は「非常に高い」と感じます。


うーむ・・・。

ところで、翻訳記事に出てくる DEMETER衛星観測 とは、こちらのサイトによると、

DEMETERは地震電磁気観測と地球電磁環境観測を目的としたフランス宇宙研究センター(CNES)の小型衛星プロジェクトで、2004年6月29日に打上げられ、マグニチュード4.8以上の地震 9000回との統計解析の結果、地震4時間前に夜間VLF帯電波強度が顕著に減少することを報告しています。

とのこと。


ところで、ずいぶんと昔ですが、こちらのブログの記事で、銀雲というものについてふれたことがありました。

これは「地球の表面の地平線の上の高度およそ60kmないし70kmでしか見ることができない雲」で、つまり宇宙からしか見えないのですが、ロシアの宇宙飛行士たちは「これが見えると必ず地上で地震が起きる」と言っていて、宇宙飛行士たちはこの高高度にある雲と地震の関係を確信していたという話があります。

私は地震の発生の原則についての推測に関しては今後も含めて書くつもりはないですが、地球で起こる多くのことに関して、宇宙線の関与が大きいとは考えています。書くとしたら日記で「娯楽として」書くと思います。

それでは、ここから記事の翻訳です。





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2011年05月18日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





(訳者注) 日本でも地震と津波によっての原発の問題を抱え続けていますが、原子力発電所というのは他にもいろいろな原因で機能停止をすることを初めて知りました。フランスで「干ばつでの極端な冷却水不足」によって、原発の大規模停止が発生する可能性がフランスのメディアで報道され始めています。

これは先日の記事「完全な崖っぷちに立たされた世界の食糧供給」という記事ともリンクする話だと思いますが、実は今、穀物の輸出国であるフランスと欧州の多くの地域で、非常に厳しい干ばつが続いており、その中でもフランスでは極端な水不足のために、原子力発電所の操業が不可能になりつつあるのだそう。

原発というのは冷却のための水がないとダメらしいのですが、フランスの川の水量は多くが取水制限以下となっており、現時点で、フランスにある 58程度の原子炉のうち、 22の原子炉で冷却水を得られなくなっているとのこと。そして、このまま干ばつが続けば、川沿いにある 44の原子炉を停止せざるを得ないらしいです。

問題は、このような大規模に原発が停止された場合、フランス全土で「未曾有の大停電」(ブラックアウト)が発生する可能性が指摘されているようです。

なんだか、3月以来、世界中で発電に関しての問題が発生し続けていますね。
これで大規模フレアとか CME が発生すると、さらに大変そうです。


翻訳したのはフランスの新聞ル・モンドのサイト記事です。




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2011年05月16日



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(訳者注) 10日くらい前に書いた記事「地球の鳥や魚から考える「統一した方法であるかもしれない地球や宇宙全域の生成」」の最初に、「米国の500年に一度の洪水」というようなことが言われている大洪水の前兆があることにふれたのですが、洪水はまだピークにも達していないようで、かなり深刻な事態となっているようです。

米国 FOX ニュースの昨日の記事によると、ミシシッピ州のモルガンザ ダムというダムの放水が米国陸軍の工兵部隊によって数日間行われることが決定したニュースが出ています。

Louisiana Countryside Braces for Floods as Morganza Spillway Opens
Fox ニュース 2011.05.15


この放水の意味は、上の記事のこの部分の説明で理解できます。


モルガンザダムの放水路( Morganza Spillway )での放水が行われるのは、人口密集地であり、多くの化学工場と石油製油所等があるニューオリンズとバトンルージュの都市部をミシシッピ川の増水によって起きる可能性のある大洪水から守るために、水の流れを変えるためだ。

モルガンザダムは、1927年の記録的な大洪水が発生した際に数百名もの死者を出した後に、ミシシッピ川の増水をコントロールするために建設されたダム施設のひとつだが、このモルガンザダムが水流のコントロールのために放水されるのは、米国史上でこれで2回目となる。



louisiana_spillway.jpg

▲ 放水されているモルガンザ放水路。


現在の前は、1973年に放水されたことがあるのだそうで、その時にもこの土地に住んでいた住人のアコスタさんという人は上の記事でこう語っていました。

「1973年に同ダムが放水された時は、浸水した自宅の水が乾くまで7〜8ヶ月もかかった。あの経験を再度体験するのはいやだ。また、長い間、自宅を離れなければならないことは大変、精神的なストレスとなる」。


 > 浸水した自宅の水が乾くまで7〜8ヶ月

というあたり当時の洪水の深刻さを物語るところではないでしょうか。

上の記事に「 1927年の記録的な大洪水」とあるのですが、今回洪水を引き起こしているミシシッピ川は 1927年にも大洪水を起こしています。今回はそれを越える規模になるかもしれないという観測もあるようですが、その「 1927年の洪水」に関して、映像が残っていましたので、ご紹介します。その年に米国で公開されたドキュメンタリーのサイレント映画 Mississippi River Flood of 1927 の映像です。


下のリンクのページに約 18分間の映像がありますが、無声映画の作りで、文字での説明が長いですので、映像部分だけを編集したものを貼っておきます。



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