2010年12月10日



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米国オレゴン州:40000エーカー以上の広範囲の小麦畑で謎の黄変と枯死



(※) エーカーの単位の換算間違っていました。ご指摘ありがとうございます。

Investigators baffled as wheat fields wither
Capital Press (アメリカ農業情報サイト) 2010.12.02

小麦の枯死に困惑する当局

オレゴン州農務局とオレゴン州立大学は、オレゴン州のユマティラ郡とモロー郡の 40,000エーカー( 16,000平方キロメートル)以上の広い範囲で小麦が黄変している事態への調査を続けている。

今のところ、原因は謎だ。
また、調査チームによると、広範囲の黄変が起きているユマティラ郡とモロー郡の二つの郡にこの問題に関しての関連があるかどうかもわかっていないと述べた。

wheat-mystery.jpg11月の初めに、ユマティラ郡の小麦農家が小麦畑が黄色く変色し、小麦が死にかかっているのを発見したとオレゴン州立大学の土壌学者ドン・ウィソッキ氏は述べる。

その地域のすべてのフィールドがこの黄変の影響を受けたわけではない。
ウィソッキ氏は「完全に隣接した地区だけがこの症状に見舞われたわけではない」と言う。

この地域には、主に ORCF-102 (小麦の品種)が植えられているが、他の品種も影響を受けているという。

(訳者注/こちらより抜粋)「 ORCF-102 は別称 Clearfield。 ドイツの製薬会社 BASF の除草剤 Beyond への抵抗性を持つ品種で Foundation Seed は 2003 年 8 月にオレゴン州立大学より販売された。ORCF-102 も同じ系統の新種」とのこと。


wheat-yellow.jpg

オレゴン州立大学のモロー郡校のラリー・ラッチャー準教授は、モロー郡の 30,000から 40,000エーカー( 12000から 16000平方キロメートル)の小麦が黄変したか、先端が紫色になってしまっているという。

変色は葉の内部にも広がり、ました下の根のほうにまで広がっている。
完全に枯れてしまって回復しないケースも出てきている。続きを読む
タグ:新しい病気

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2010年12月07日



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(注)訳記事の前書きで書こうとしたことが結構長くなってしましたので、そのままを今回の記事とさせていただきます。単なる雑文ですが、ニュースのリンクは随時、貼ってあります。
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オーストラリアが、洪水による作物の壊滅的な被害と、バッタ被害に見舞われています。バッタ被害の懸念は、このブログでも数ヶ月前に、以下のような記事で何度か取り上げていて、個人的に最大の関心事のひとつでした。その理由は、オーストラリアが世界の食料供給(特に小麦)の最後の砦とも言える国だったからです。

locust.jpg

オーストラリアでイナゴの大発生による農作物消失の危機 (2010年08月12日)
オーストラリア南西部に近づく D-Day / 史上最大のイナゴ戦争 (2010年09月02日)
オーストラリアでイナゴ(バッタ)の孵化が始まる (2010年09月24日)

バッタの被害に関しては、事前に予測できていただけに、殺虫剤の徹底的な使用によって(これは将来的には良くないですが)ある程度は防げていたのですが、ここに来て力尽きたようで、被害が拡大しているようです。そして、未曾有の大洪水。

flood-australia.jpg

Floods wipe $500m off crop values and more rain to come (smh 2010.12.06)

によりますと、冬の大収穫が期待されていたオーストラリア最大の穀物生産地ニュー・サウス・ウエールズ州では膨大な作物が洪水でダメになったようです。収穫できた小麦も、品質的に人間用の食品としては使えないものであるものも多くなる見込みです(その場合、飼料用となります)。


今回のオーストラリアの予想外の災害による収穫の消失は、大きな意味をもつと考えます。それは例えば、アメリカ農務省が今年10月に発表した「月例世界穀物需給報告」にも現れています。アメリカ農務省はそれまでの「穀物供給に不安はない」としてきた方針を転換し、この突如として、世界が穀物不足に陥る可能性を示唆し出しました。

その月例世界穀物需給報告の概要を訳した記事はこちらです。

穀物不足は生じないとしてきた米国農務省が一転して劇的な穀物不足を予測 (2010年10月10日)

この報告では最後に「しかし、現在、種付けが始まった南半球の収穫によって、この北半球の供給不足が埋め合わされる可能性はある。」とあります。

その南半球の最大規模の小麦生産国であるオーストラリアの希望が、今回の洪水とバッタで断たれたようです。

また、上のアメリカ農務省の報告書にあったグラフですが、



中国の国家備蓄は、単一国としては圧倒的に多いですが、チャイナデイリーの記事によりますと、なんと 10月の1ヶ月程度だけで、中国はこの国家備蓄のうちの4分の1(2550万トン)を放出しています。

中国も食料が足りなくなりつつあるようなのです。
どこの国も食料の行方にはかなりの不透明感が漂います。


特にまずい日本を含めた小麦自給率の低い国々

小麦の戦略備蓄などないも同然の日本は、12月3日のブルームバーグの報道によりますと、政府があわてて小麦の買い付けに走ったようです。

しかし、いずれにしろ、今は、近代史上で稀に見る穀物不足に向かっている可能性を個人的には考えます(過去と違って、現在の食料危機は「飽食」と「無駄な廃棄」の部分も大きいとは思いますが)。

ちなみに、日本の小麦生産の主である北海道ですが、報道(十勝産小麦の収量、過去10年で最低 / 11月23日 北海道新聞)では、今年は壊滅状態です。

私はもともと「警鐘を鳴らす」というような行為が好きではなく、食べ物がなくなろうとなんだろうと、それぞれが思うように行動なさればいいと思いますが、食べ物はお金や住居などと違って、代替が効かないですので、完全に不足した場合には対処の方法がなくなるのが問題だと思います。お金がなくても家がなくても資産がなくても、人は生きていけますが、食べ物は「だったら他で」というものが存在しません。

また、来年もキツそうですが、再来年以降は、さらにキツくなると思います。

なぜなら、世界の気温は今までにも何度も取り上げていますが、極端に暑い寒いなど「野菜の育成にもっとも適さない」気温の変化が顕著となっており、来年以降も農作に期待を持てる状況ではない上に、実は世界中で「作物の感染症」がものすごい勢いで広まっています。
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タグ:食糧危機

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(訳者注) アイスランドの火山については何度かふれておりまして、たくさんの火山がある同国ですが、現在のアイスランドにおいては、もっとも懸念されるのがカトラ火山の噴火であることには変わりありません。

9月にご紹介しました記事、

歴史上のエイヤフィヤットラヨークトルの噴火後のカトラ火山の噴火のスパンは最短6ヵ月から最長1年6ヵ月 (2010年09月17日)

でのタイトルの通り、歴史上では、カトラ火山は、エイヤフィヤトラヨークトルの噴火のあと、6ヶ月から1年6ヶ月の期間の後に必ず噴火しています。推定では、エイヤフィヤトラヨークトルとカトラ火山の火山構造は地下で繋がっていると考えられるようです。

前回のエイヤフィヤトラヨークトルの大規模噴火が2010年4月でしたので、歴史通りなら、2011年の秋頃まではいつでもカトラの噴火の可能性が残ると思われます。カトラ火山の噴火は、歴史上では、凄惨な自然災害と、世界の気温低下に結びついたこともありました。

なお、今回の群発地震はカトラ火山の場所とは離れています。

katla.gif

▲ アイスランドの火山の位置。ヴィーク村と書いてある上のあたりが 4月に噴火したエイヤフィヤトラヨークトル氷河地帯。





Iceland Suddenly Swarming with Earthquakes
Modern Survival Blog 2010.12.06

iceland-earthquake-swarms-6-dec-2010.jpg


アイスランドで群発地震が始まった

この48時間のあいだに、アイスランドで興味深いことが起きている。
アイスランドの3カ所の地域で群発地震が同時期に発生したのだ。そして、それは現在も進行している。

インドネシアに次いで火山活動の活発な地域であると思われるアイスランドは、地殻のプレート境界上の真上に直接位置している。
群発地震が発生した3つの地域は以下のようになる。


アイスランド南東部での群発地震は、クリスヴィーク火山( Krisuvik )の近くで発生した。活動状況は非常に活発だ。

krisuvik-iceland-earthquake-swarm-6-dec-2010.jpg

▲ 群発地震が発生しているクリスヴィーク火山の周辺の地図。
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2010年12月03日



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(訳者注) イギリスの大雪と豪雪は昨日の記事「「場所により 100センチの雪が積もる見込みです」:イギリス気象庁」にありますが、ヨーロッパの他の地域の状況も悪化しています。欧州では前の冬も寒波に見舞われていますが、今年は寒波の開始時期も気温の低さも雪の多さもはるかに上回っています。

ポーランド、ボスニア、フランス、イギリスなどの報道記事を、それぞれ要約しました。




・ポーランドでは気温がマイナス33度まで下がり、多数の凍死者

poland-s.jpg

▲ ワルシャワ中央公園で、雪の中を子どもと歩く女性。ポーランドは記録的な寒波に見舞われている。Gazetteより。

Freezing weather claims 28 lives in Central Europe
中央ヨーロッパで28名が凍死
ビジネス・レコーダー 2010.12.02

今週、中央ヨーロッパを襲っている激しい寒波は、各地に被害を出している。気温がマイナス33度まで落ち込んだポーランドでは、今週だけで 18名が凍死した。死亡者の多くは 35歳から 60歳までの男性で、飲酒者とホームレスが多かった。

他の国でも凍死者が出ており、チェコ共和国で 6人が死亡。リトアニアでも 4人が凍死した。チェコでは大雪で道路、鉄道、航空便の運航に大幅に支障がでている。

ポーランドでは 2009年にも合計 289人が凍死した。



・バルカン半島では大洪水

bosnia.jpg

▲ ボスニアのドリナ川から食料と飲料水を孤立した住民に運ぶレスキュー部隊。

Floods In The Balkans, Heavy Snow In Central, Western Europe
バルカン半島で洪水。中央ヨーロッパでは大雪
ラジオ・フリー・ヨーロッパ 2010.12.02

セルビアとモンテネグロでは降雪、低温、豪雨により多数の住民が避難を求めている。セルビア西部ではドリナ川が氾濫し、住宅、農地、道路に浸水。ボスニアとの国境に近い地域では、停電や飲料水の不足が発生している。

当局は今後、大雨によりさらに川の水が増水する可能性があると警告している。
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タグ:欧州の寒波

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2010年12月02日



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uk-snow.jpg

▲ 英国の大雪の写真がいろいろと掲載されていた smh.com より。

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(訳者注) ヨーロッパの各地を早めの降雪と寒波が見舞っていたことは、数日前から海外報道でちらほらと見られるようになっていましたが、昨日あたりから激しくなってきたようです。

イギリス気象庁は、数十センチから地域によって、それ以上の降雪警報を出しています。こちらは、イギリス気象庁(Met)より、本日(12月2日)のイギリス注意報地域が出されている場所。


met-12-02.jpg

オレンジ色の地域が、激しい天候による注意報が発令されているところです。警報になると、赤になります。イギリスでは、気温も記録を破る歴史的な低温となっています。

冬の寒いイギリスの12月とはいえ、100センチの降雪と毎日の氷点下はなかなかスゴイのではないでしょうか。

ヨーロッパの早い寒波と降雪に関しては、いろんな報道がありますが、今回の報道記事は、「UK Snow Chaos 英国が雪のカオスに」というタイトルと、書いている記者の名前が気に入ったので、これにしました。
記事を書いている人の名前はクレアさん。




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タグ:寒波 氷河期

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2010年11月16日



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(訳者注) アジアのコメの危機については何度ふれたことがありますが(記事下の関連記事にリンクしておきます)、さらに深刻になっています。タイでは、11月5日に記事にしたタイの洪水で、多くの地域で稲が壊滅的な被害を受けました。
台湾でも台風での稲作被害と共に、稲作で最大の脅威の病原菌「いもち病」が発生しました。

その2つの報道をそれぞれ概要として書いておきます。





◎ タイ/歴史的な大洪水で稲に壊滅的な被害

Drowned Hopes - Tough times lie ahead for stricken farmers
バンコクポスト 2010.11.12

消えていく希望 - 農家の人々を待ち受ける厳しい日々

201943.jpg

・ナコンラチャシマ県を襲った洪水によって荒れ果てた水田の中に立ち尽くす米作農家のフーン・ナクチャプーさん。2週間前にこの地区を襲った洪水は、過去最悪の規模だった。


この地区の農民たちには、今年二期作の二度目の収穫に対して高い期待があった。
しかし、この地区をかつてない規模の洪水が襲い、この数週間で、彼らの希望は砕かれてしまった。

被害の規模を調べるために、自分の水田を訪問していた58歳の米作農民であるフーン・ナクチャプーさんは言う。

「もう私たちにはできることは何もないのです。洪水があと2週間遅れて来ていたならば何とかなった。2週間以内には収穫が始まる予定だったのです」。

彼女は、洪水による水田の壊滅的な被害を受けて苦しむおよそ 1,000の農家のうちの一つだ。

フーンさんは種と肥料におよそ 30,000バーツ(約 8万円)を使った。1区画の稲田は通常なら、1キロにつき 9バーツで売ることができるコメが 700キロ生産される。洪水がなければ、彼女は自分の水田から 63,000バーツ( 17万円)を得ることができた。

54歳の米作農民のサムチンタナ・ポルチンプリーさんも、洪水で6区画の稲田を失った。彼女は、コメで得られる収入を子供たちの教育費用と借金の支払いに充てる予定だったが、期待される収入が水の泡となった今、どうすればいいのか困り果てている。

「当局の灌漑部が今年後半に水を排出してくれるのかどうかは、私にはわかりません。もしそれがなかった場合、次の収穫のために来年まで待たなければならないのです」と彼女は言う。

洪水による水田の損害への補償は1区画につき600バーツ( 1,600円)とされているが、今年、タイ政府は1区画に 2,098バーツ( 5,600円)支払うと発表した。

当局の調査は、地域の水田の70パーセント以上がひどい被害を受けていることを報告した。


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2010年11月15日



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(訳者注) このアデン湾のあたりは、現在、米軍とフランス海軍の軍艦が大集結しているという情報がある場所で、地政学的にも興味深い場所ですが、地質学的にも今回の異変は極めて注目すべき現象だと思っています。また、今回の群発地震は、私が1年以上前にずいぶんと没頭して調べていた「深さ 10キロメートルの震源の地震」との関連として興味深いものですので、その過去記事もいくつかリンクしておきます。

今回のオリジナル記事の筆者は、深さ10キロの地震ばかりが続いていることに異常さを感じていますが、この「10キロ地震」は、2009年の3月くらいに地球全域で一斉に始まりました。私はその時を覚えています。その後は地球各所の特定地域では頻繁に見られました。その不思議さは、「大体10キロ」なのではなく、「完全に10.0キロ・ジャストの深さ」なのです。群発地震として発生することが多いです。原因はわからないですが、ずっと興味を持っていた現象です。

また、これと関係して思い出すことがあります。
近い将来、アフリカ大陸は「大地溝帯」という地溝を基点として東西に分断するという学説です。これに関しては、 In Deep で、

近いうちにアフリカ大陸が2つに分断されるかもしれないとの研究

という記事を記したことがあります。

この地溝帯に関しては昨年ちょっと調べたことがあり、こちらに資料があります。ちなみに、今回の群発地震の場所はこの大地溝から近いですが、直接その上というわけではありません。

400px-Great_Rift_Valley.jpg

▲ 赤いラインの東リフトバレーという地溝帯からアフリカ大陸は将来的には分断するという学説が最近では一般的になっています。

インドネシアで島が隆起し、アラビア半島で異変が起きているという状況は、地球規模での地殻変動として見てみると、いろいろと考えることは確かにあります。とはいえ、やはり見守るしかないのが現状なのかもしれません。





Major Earthquake Swarm off Yemen – Trouble??
Modern Survival Blog 2010.11.14

イエメンで大規模な群発地震発生 - 何か起きている?

(※ 写真の日本語は訳者によります。また、写真の地震発生状況は 11月15日午前10時前後までのものです)

earthquakes-near-yemen.jpg


イエメンの沖合いで何かが起きているのだろうか?
11月14日の早くから、かなりの数の群発地震が発生しており、それは現在(11月14日の午後)も進行している。

イエメンの沖合のアデン湾と紅海が重なり合う海域で、マグニチュード 4.5から 5.4に渡る規模の自信が総計で 30回以上観測されているのだ。

震源の深さは多くが 10キロメートルだった。これは詳細に見てみると、実に何か異常な感じが見受けられる興味深い現象だ。なぜかというと、今回の群発地震のうちの 20の地震が正確に 10.0キロメートルちょうどの深さで発生しているのだ。

これらの群発地震は、石油と貨物輸送のルートでは世界でもっとも活発な航路の中央で現在も発生し続けている。
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2010年11月14日



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(訳者注) オリジナル記事がインドネシア語で、内容が多少不正確になるかもしれないですが、ウェブボット等を含め、新しい島の隆起は未来予測で常々出る話題ですので、何とか記してみます。

現在、インドネシアでの火山活動は非常に活発で(11月05日の記事「すでに数万人が避難しているインドネシアのムラピ山の噴火活動が拡大」など)、未だに衰える兆しは見えません。




Anak Gunung Muncul di Perairan Jembrana
KOMPAS 2010.11.03


インドネシア・ジュンブラナの海に「山の子ども」が突然現れた


bali-mountain.jpg


大量の岩か、あるいは山のような隆起がバリ州ジュンブラナ県の海域に突然現れた。住民たちはこれを「山の子ども」と呼び、地区の住民たちの間には、火山が現れたのではないのかとして不安が広がっている。

ペンガンベンガン村の漁師が語ったところによると、この島が現れたのは 11月3日だという。ジャワ島とバリ島の中間にある海域の中央に、珊瑚礁が海面に突き出たかのような奇妙な形で現れた。

この場所はペンガンベンガンの中心地から2、3時間の位置にあり、近隣住民たちは不安を募らせている。

この岩の塊が円錐形をしており、山のような形をしていることから、村の人々は海から出現したこの島が火山であるかどうかについて互いに語り合っているという。

漁師によると、この山のようなものは、およそ海域のおよそ1ヘクタール(1万平方メートル)の領域を覆っているという。

今のところ、この山に火山活動の徴候はないが、しかし、住民たちは火山での災害を恐れている。

「もし噴火したら、このあたりは大変な被害を受けるはずだ」と、地区の住民のサイハさんは言う。これは火山ではないと主張する意見もあるが、多くの住民はこれが火山に違いないと信じている。

「長老たちはこの山が爆発すると信じているようだ」と、彼は言った。

住民たちは、地方政府に対して、この隆起の調査を始めるように求め、住民たちに早期の情報開示をするように要求している。

「これが単に海底の堆積物が隆起しただけなら、それほどの心配はないだろうが、仮に火山だとしたら警戒が必要となるだろう。政府は早急に、この心配を取り除くための正確な情報を住民たちに提供する必要がある」と、サイハさんは言う。




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タグ:新しい島

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2010年11月05日



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(訳者注) 10月中旬から始まったタイの洪水は次第にカオスの様相を呈してきているようです。今年の洪水は歴史的にも最悪レベルのようです。紹介するオリジナル記事は短いですが、何しろタイでは毎日洪水のニュースが続いています。記事の後に、各メディアからの写真などを載せておきます。
ちなみに、タイはコメの輸出量世界第1位の世界最大のコメ輸出国です。




Flood Death Toll in Northeast, Central Thailand Now 107
パタヤ・トゥデイ 2010.11.05

タイ中央部とタイ北部での洪水による死者数は107人に

thailand2.jpg

タイの北部、北東部、東部、そしてタイ中央部の多くの県に被害を与えている洪水の死亡者数が 107人にのぼったと、タイ当局から発表された。

タイ防災局は、水曜(11月03日)の午後までに 590万人以上のタイの住民たちが洪水の影響を受けていると報告した。

11月2日には3人が亡くなり、前日まで 104人と報告されていた死者数が 107人へと上昇した。

しかしながら、19の県では洪水の水は引き始めている。

また、防災当局は、先週の月曜から降り続く豪雨と、タイ湾の低気圧がスラートターニー県などのタイ南部の10県での鉄砲水被害の原因となったと語った。

今回発表された死者数 107人にはタイ南部での犠牲者は含まれていない。

当局は、タイ南部も洪水と鉄砲水により、大きな被害を受けており、現在、被害と犠牲者の数を調査していると述べた。

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(訳者注) 先週あたりから自然災害の報道があまりに多くて、すべてにふれるのは無理なのですが、インドネシアのムラピ山の噴火(先週より)と、被害がどんどん拡大しているタイとマレーシアの過去最悪級の壊滅的な洪水(10月中旬より)について今日はふれておこうと思いました。
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New deadly Mount Merapi eruption in Indonesia
BBC 2010.11.05

インドネシアのムラピ山で新たな噴火

インドネシアのムラピ山で新たな噴火が始まり、これまでに少なくとも11人が死亡した。

merapi.jpg

▲ 最新のムラピ山の噴火により火山灰で覆われた住民たち。


先週の噴火よりもさらに激しい今回の火山ガスの噴煙は、山間の村を直撃しており、約 50人の村人が負傷した。先週からのムラピ村の噴火ではこれまで 55人の人々が亡くなっており、避難している住民の数も 75,000人に及んでいる。

世界で最も活発に活動している火山の1つであるムラピ山は、ジャワ島中央部の人口密集地区にある。


最新の火山活動は木曜(2010年11月04日)に始まり、住民たちを避難させ、山は火山灰で覆われた。
インドネシア当局は、火口から半径15キロメートルに設定していた「危険地帯」を、20キロメートルまで拡大することを決定した。
4日の早朝には、上空5キロメートルの高さまで火山灰による噴煙が上っているのが目撃されている。

今回のムラピ山の噴火エネルギーは、先週の噴火と比べて三倍大きなエネルギーとなっているとインドネシア政府直属の火山学者スルノ氏は述べた。

科学者たちは、今後数週間でさらに大きな噴火が起こることを警告している。
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