2013年10月25日



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大地震は断層の存在と関係なく「どこでも発生する」ことを改めて示したフィリピンの地震後に地上に浮上した未知の断層



そして、米国のリュウグウノツカイから何となく思い出したリュウゼツランや四川省の竹の花のこと。


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The Extinction Protocol より。





断層が先にあるのか、それとも地震の発生が先なのか?

先日、

「今、地球で一体何が起きているんだい?」と神様にでも誰でもいいので尋ねたくなる夜に
 2013年10月15日

という妙なタイトルの記事の後半で、最近続いているプレート境界地震の流れの中で起きたフィリピンのマグニチュード 7.2の地震について少し書きました。

下の場所で10月15日に起きた地震です。

ph-011.png


この地震はその後、200名の人が亡くなるという大惨事となったのですが、この大地震を起こした断層が「それまで知られていなかった未知の断層」であり、そして、その断層が冒頭の写真のように、フィリピンのいたるところで「岩の壁」となっているということが、米国のインクワイアラー紙の記事に載っていました。

philippines-earthquake.jpg

▲ 地震後に浮上した断層上の道路の様子。


フィリピン火山地震研究所( PHIVOLCS )の地質学者たちがつきとめたものですが、この「これまで断層がまったく確認されていなかった場所で巨大な地震が発生した」ということは、どういうことかというと、簡単に書けば、


「どんな巨大地震でも現存する断層と関係なくどこでも起きる可能性がある」


ということのひとつの証にも近いことにも思えます。

日本などでも「すでにある断層などから将来の地震の予測を立てる」というようなことが普通にあるように思いますが、今回のフィリピンのように、あるいは他の様々な大地震にも結構多いですが、「現存する断層とは関係なく大地震は起きる」ということもまた事実であることを改めて感じます。

まあ・・・別に批判的な意味で書くわけではないですけれど、これは過去の断層から未来の地震発生の危険度を測るという方法論はもしかすると無意味かもしれないということにも関係してしまいそうですが、まあ、そちらの学問的なことについてはともかく、このフィリピンの未知の断層(あるいは今回の地震で断層となった)の距離は「長さ 100キロメートルに及ぶ」と考えられるのだそうです。

地震というのは、その発生の予測だけではなく、「発生する場所の予測自体もできないものなのではないだろうか」という気持ちが私の中では次第に大きくなっているのですけれど、そういうことを前提として、ややオカルトがかった最近の話題のことについて書こうと思います。





米国の「リュウグウノツカイ騒動」で思い出すこと

us-coast-oarfish.jpg

最近の、こちらの記事こちらの記事などで、アメリカの西海岸で相次いでリュウグウノツカイが浅瀬などに打ち上げられていることが話題となっていることにふれましたけれど、2匹目が打ち上げられてからの報道の多さはちょっと異常なほどで、そして、そこには「 Japan 」という単語がやたらと出てくるのです。


先日の記事では、3年くらい前(2011年の日本の大震災の1年前)の下のテレグラフの記事のことを思い出して、載せたりしていました。

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▲ 2010年3月の英国テレグラフの記事。


しかし、現時点のニュースでも、「日本」の名前がよく出てくるのです。

どのように出てくるのかということの例として、米国の CBS ニュースの概要をご紹介してみたいと思います。

下のタイトルの報道です。

sea-serpent-01.png



‘Sea Serpents’ Or Harbingers? Oarfish Washed Up Year Before Japan Quake
CBS (米国) 2013.10.21

海の大蛇か、それとも前触れのたぐいなのか? 日本の震災の前年にリュウグウノツカイは打ち上げられていた

南カリフォルニアに打ち上げられた珍しい「海の大蛇」は災害の前兆である可能性があるのだろうか?

10月13日にカタリナ島沖で5メートル以上の体長のリュウグウノツカイが打ち上げられた後に、10月18日には、海岸で4メートルほどのリュウグウノツカイの死体が発見された。

2011年3月、日本の東北沖でマグニチュード 8.9の地震が発生し、当地は壊滅的な被害を受けたが、その1年前の2010年3月、日本の漁師たちはリュウグウノツカイの目撃例が急激に増えていることを報告していた。

リュウグウノツカイは「硬骨魚類」という種類に属し、最大で11メートルの体長のものが報告されたこともあるほど巨大な種だ。生態についてはほとんどわかっていないが、水深1000メートルほどの深海にも移動できるとされている。

そして、このリュウグウノツカイは、歴史上でさまざまな伝説や神話を持つ。

その中で、日本の民間の伝承では、リュウグウノツカイの出現は地震の警告と関係するというものがある。

日本語では「リュウグウノツカイ」という言葉は、「海の神の宮殿からの使い」という意味を持つが、レポートでは、2011年の地震の前には、その海の神の宮殿からの使いが、石川、富山、京都、島根、長崎などで目撃されたり、網にかかった報告が相次いだ。

しかし、科学者は、リュウグウノツカイの出現と地震の発生との間の関係性を示唆する根拠はないと言う。

ロサンゼルス市自然史博物館で 35年間にわたり魚を研究しているリック・フィーニー氏は、「それはおそらく単なる偶然でしょう」と言う。

フィーニー氏によると、カリフォルニア州の沿岸部でのリュウグウノツカイの目撃例は、2010年からだけでも4つの報告があるという。



日本の2011年の震災の前年に数多くのリュウグウノツカイが漁師の人たちによって目撃されたのは事実のようですが、「1年前」という期間となると、関係性を考えることは微妙かもしれません。





リュウゼツランが咲き乱れた5年前の日本

リュウグウノツカイとは全然関係ないですが、今年の夏に下のような報道がありました。これを見て、数年前のことを思い出したりしていました。

ryuzetsuran.jpg

▲ 2013年7月19日の産経ニュースより。


上の記事に「30〜50年に一度だけ花を咲かせる」とありますが、2008年に、このリュウゼツランが日本全国で咲き乱れた時期がありました。こちらにあるものですが、抜粋します。

すべて、当時の地方紙メディアなどに出ていたものですが、リンク先は今はほとんど残っていませんので、文字だけです。


(2008年06月27日)千葉県/市原サービスエリアにてリュウゼツラン開花

(2008年07月25日)東京都/大島でリュウゼツランが一斉開花

(2008年07月26日)静岡県/伊東マリンタウンにてリュウゼツラン開花

(2008年07月29日)兵庫県/リュウゼツランが神戸大学敷地内で開花

(2008年07月29日)愛知県/蒲群市の個人宅でリュウゼツラン開花

(2008年07月30日)徳島県/上板町の個人宅でリュウゼツラン開花

(2008年07月31日)山口県/リュウゼツランが宇部市で開花

(2008年08月01日)埼玉県/東松山市の個人宅でリュウゼツラン開花

(2008年08月03日)東京都/赤羽の個人宅でリュウゼツラン開花

(2008年08月07日)千葉県/柏市の民家のリュウゼツランが初めて開花

(2008年08月10日)神奈川県/江ノ島サムエル・コッキング苑にてリュウゼツラン開花

(2008年08月15日)福岡県/中間市の個人宅でリュウゼツラン開花



こういう「あまりない現象が立て続けに起きる」と、どうしても、いろいろと勘ぐりたくなるものですが、このリュウゼツランに関しては、その後の何かと関係があったのかどうかはよくわからないです。


しかし、別の例もあります。


たとえば、2008年に中国の四川大地震がありましたが、前年の 2007年に、四川省で一斉に「竹の花」が咲いたという出来事がありました。

take-flower.jpg

▲ 竹の花。60年に一度しか咲きません。http://www.uchiyama.info/hana/hana/hanaki/take/より。


この竹の花というのも非常に珍しいもので、「開花周期が 60年」だそうで、人が一生に一度見られるかどうかというようなたぐいのものです。

ちなみに、 2007年に竹の花が咲いた四川省では「緊急措置」が発動されました。もっとも、これは地震とかそういうことではなく、竹は花が咲いた後は枯れてしまうので、「パンダ生息地としての危機」としてのことでした。

その 2007年の記事は、今も CRI オンラインに残っています。


パンダ生息地で竹が開花 四川省は緊急措置発動
CRI (中国) 2007.11.27

四川省林業庁の最新データによると、パンダが生息する同省の35県のうち半数近くの県でパンダの主食となる竹が開花し、開花面積は6万ヘクタールに上っている。

竹が開花するのは自然現象で、周期は約60年。開花した竹は間もなく枯れる。新しい竹は発芽からパンダの食用に適するまでに10年以上かかるため、生息地での広範囲の開花はパンダの食糧危機に直結する。

今回の大規模な開花を、現地政府も重く見ている。四川省は2005年に「パンダの主食となる竹が広範囲で開花した場合の緊急措置案」を制定、保護区に車両と必要な薬品等の救護設備を配備し、病気や飢餓の状態にあるパンダを発見した場合、ただちに救護メンバーが出発できる用意を整えている。



ということで、パンダのほうはどうなったのかわからないですが、その土地でこの翌年、四川大地震が起きました。


もちろん、関係はないのでしょうけれど、「珍しい現象」に対応して起きる「希な規模の災害」ということは過去にも何度もあったのかもしれません。


だからこそ、世界中に様々なそのたぐいの伝承が残っているのかもしれないですし、そのあたりは何ともいえないですけれど・・・・・。

ただまあ・・・・・・・・・・・。


今、「海は確かにおかしい」とは言える気はします。


たとえば、海の生き物の異常なほどの大量死。



あるいは、海底の異常な隆起や活動。



他にも、現在は海だけではなく、いろいろ異変があります。このブログなどでもご紹介することもあるそれらの中には確かに非常に珍しいことも含まれることは事実ではありますけれども、しかし、それに対応する「希な現象や災害」が存在するのかはわからないとしか言いようがないものだとも思います。

なので、予測はしないし、それはできないですけれど、心の準備はしておこうとは思っています。

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2013年09月15日



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ロシア極東の洪水は 40日目に近づき、ルーマニアでは6時間で2ヶ月分の豪雨で村が流され、アメリカのコロラドでは3日間で1年分の雨が降り落ちる「雨と洪水のカオス」。




bibical-rain-colorado.jpg

▲ 現在も続いている米国コロラド州の洪水のキッカケとなった豪雨で非常事態が宣言された日の「聖書のような」という表現の見出しの入った 9月 12日 のUSA トゥディの報道。日本時間 9月 15日現在、この日から続く洪水によって 200名を越える方々の安否がわかっていません。
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旧約聖書の創世記のいわゆるノアの方舟について、その時の洪水の様子に下の記述があります。



洪水は40日40夜続き、地上に生きていたものを滅ぼしつくした。水は150日の間、地上で勢いを失わなかった。



「いくらなんでも、そんなに続く洪水などないだろう」と、私などは思っていたのですが、どうも最近はそうとも言えない出来事を目にします。

今回はふたたび洪水についての記事を書かせていただこうと思います。




拡大し続ける世界各地での洪水の規模と被害の範囲

夏になる前に、

世界中で止まらない「黙示録的な洪水」の連鎖
 2013年06月20日

という記事をはじめ、多くの洪水に関係する記事を書いたのですが、その後も洪水は世界中で止まることなく続いています。そして、この9月になって、その激しさというのか、「黙示録的な様相」が強くなってきているように見えます。

まあ、日本も・・・たとえば、今は 9月 15日の午後で、つまり、これから台風 18号の影響による大雨が今夜あたりから本格的にやってきそうで、人の国の洪水のことを書いていたら自分も洪水の渦中にいた、というような可能性もないわけではないのですが・・・。


今回は、いくつかの最近の印象的な洪水の報道などをご紹介しますが、何よりも「聖書的」だと感じるのが、ロシアの極東部のアムール川という川の増水で起きている洪水です。何しろ、洪水発生からそろそろ 40日目に近づこうとしているのです。





1ヶ月以上、川の水位を上げ続けているロシアのアムール川


ロシアのアムール川というのは、下の赤く囲んだ場所にある川です。

am-river.gif

日本の海、シベリアの森より。



下のニュースは今から約1ヶ月前の 8月 14日のロシアの声の記事です。

ru-fl-0814.jpg


今から1ヶ月前で、すでに洪水がある程度続いていたことがおわかりかと思います。

そのアムール川の水位についてふれている下の記事も抜粋します。


ロシア極東豪雨、アムール川に記録的水位
VOR 2013.08.20

ロシア極東アムール州の豪雨はピークを過ぎ、川の水位は下がりつつある。
しかしハバロフスク地方およびユダヤ自治区の状況は深刻の度を増している。

ハバロフスク地方では記録的な水位が観測され、なお高まっている。アムール川の水位は間もなく7m80cmに達する見込み。従来予測より1m高い。水はあふれて街区を浸している。堤防の積み増しが急がれている。



この記事では「アムール川の水位は間もなく7m80cmに達する見込み」とあり、このレベルでも危機的な水位だということが察せられます。

そして、それから1ヶ月たった現在はどうなっているのか。

下は 9月 13日のロシアの報道記事の概要です。コムソモリスク・ナ・アムーレというのは、ロシア・ハバロフスク地方のアムール川下流の左岸に位置する港湾都市だそうです。


ru-east-flood-2013.png
VOR 2013.08.20

コムソモリスク・ナ・アムーレにアムール川の氾濫した水が入ってくる

am2.jpg

コムソモリスク・ナ・アムーレ市内を流れるアムール川の水位はこの12時間のあいだにさらに 3センチ上昇し、現在の水位は 913センチメートルにまで上昇した。

ロシア非常事態省がイタルタス通信に語ったところによれば、今後数日間も同じペースで水位が上昇していくと予測されるという。 9月 15日には 920 〜 940 センチメートルにまで上昇する可能性がある。

これに先立って、緊急事態省はコムソモリスク・ナ・アムーレから約 3000人の住民を避難させ、宿泊施設に誘導した。



ということで、1ヶ月前に、7メートル台の水位で「従来予測より1メートル高い」として、非常事態が宣言されたアムール川の水位は、それから一貫して増え続け、現在は9メートルを越えています。

ロシアのメディアの報道では、アムール川に沿った地域で、浸水というより「水没」した家々の写真が毎日、掲載されています。

am1.jpg

HTB より。



am3.jpg

Gazeta.ru より。


このアムール川の増水による洪水が始まってからは 40日に近くになっているわけで、最初に引用した創世記の「洪水は 40日 40夜続き」という状態も、地域的な出来事では十分にあるものなのだと刮目した次第です。

今のところ、アムール川の水位が急激に下がるという予測もされていないようで、ロシア極東は、いつ終わるともわからない「世紀末的な洪水」の渦中にあります。





6時間で2ヶ月分の降水量を記録した異常豪雨

最近起きた洪水で印象的なものが、ルーマニアで起きた洪水でした。

ルーマニアで「6時間で2ヶ月分の雨量」を記録した猛烈な豪雨による洪水で壊滅的な被害
 2013年09月13日

という報道をご紹介したのですが、原因は短時間での壮絶な豪雨で、報道には、


雨は9月11日の夕方から降り始め、そして、たった6時間の間にこの地での2ヶ月分の降水量に匹敵する猛烈な豪雨に見舞われた。たちまちのうちに 700の家屋が浸水し、死者・行方不明者は8名に達した。



と記されていました。

具体的な雨量の数値はわからないですが、上の記事の後、さらに雨は続いているようで、昨日のルーマニアの報道では下のような記事が見受けられました。

galati-alert-second.jpg

Libertatea より。


ルーマニアといえば、1970年代に『世界宗教史』という著作に「洪水の意味」を記したミルチャ・エリアーデという宗教学者がいますが、その人はルーマニア人でした。

彼はこのように書いています。


「世界宗教史」(ちくま学芸文庫)より

洪水の原因は人間の罪であると同時に世界の老朽化であることが確認される。

宇宙は、生存し、生産するという単なる事実によって、しだいに退化し、ついに衰亡するのである。これゆえに、宇宙は再創造されなければならないのである。

言いかえれば、洪水は新しい創造を可能にするために「世界の終末」と罪に汚れた人間の終末を大宇宙の規模で実現するのである。



しかし、宇宙の再創造とか宗教的な意味とかはどうでもいいですが、ミルチャ・エリアーデが著作を記した 1970年代には、世界が今のような「現実の洪水」に見舞われることを予測してはいなかったはずで、何よりも自分の国ルーマニアが「聖書的な洪水」に見舞われるとは想像していなかったかもしれません。

しかし、21世紀の私たちは、もはやこれらが絵空事ではないことは理解していて、どうにも「現実の創世記」みたいな時代を生きているという気がします。





米国コロラド州では「3日間で年間の降雨量を上回る雨」が町を破壊


アメリカのコロラド州の洪水については、日本語の報道でも取り上げられていますので、そこからピックアップします。 9月 15日の産経ニュースのものです。


コロラド洪水、「安否不明」250人に 死者は4人
産経ニュース 2013.09.15

米西部コロラド州のボールダーやデンバーなど広い地域で発生した洪水による死者は、14日までに4人となった。ロイター通信によると、約250人が安否不明になっている。

ボールダーの政府当局者は「死者数はさらに増える可能性が高い」と述べた。ただ、安否不明の人の多くは通信インフラの損壊や停電で連絡がつかない状態とみられる。

14日までの3日間で年間降水量に相当する雨量に達した地域もあり、浸水した面積は約1万1千平方キロメートル以上に。隣接するニューメキシコ州の一部でも洪水が発生し、1人が死亡した。




これら、ロシア極東の洪水、ルーマニアの洪水、アメリカのコロラド州での洪水のどれにも通じているのが、「普通ではない量の雨が一気に降る」ということです。

あるいは、その状態が長く長く続く。

6時間で2ヶ月分の雨量とか、3日間で1年間の雨量と匹敵する雨量だとか、ちょっと普通だと考えられない量の雨が世界中で降っているわけなのですが、今年書いてきました洪水のニュースはどれも同じような状態での洪水でした。




洪水がもたらす食糧供給への影響への脅威


巨大な洪水は、人的被害を含めて様々なものを破壊しますが、実は、その時の被害としてあまり大きくピックアップされないものとして、「農地の壊滅」ということがあります。

最近、アフリカのニジェールという国が大きな洪水被害に見舞われています。

ニジェールというのは、下の位置にある国で、ここはサハラ砂漠に位置する国です。

nigel-map-01.png


アフリカ大陸基本情報 / ニジェール共和国によりますと、


西アフリカの内陸国。北部にあるサハラ砂漠が国土の 65%を占めている。世界で最も暑い地域の一つ。干ばつの起こりやすい同国は、たびたび食糧危機に陥る。また、同国の農業はサハラ砂漠の拡大に脅かされている。



というような場所らしく、干ばつ被害は多くても、洪水による被害が多い場所ではないはずです。そこに「降りやむことのない豪雨が降り続けている」という現実。


洪水にはいろいろな意味があり、聖書的な世界では、上に書きましたルーマニアの宗教学者ミルチャ・エリアーデのように「再創造」というような言葉を使う向きもありますが、しかし、現実問題として、そこには「苦痛」が存在します。


最近はつくづく、本当にそんな苦痛と代替えできるほどの「新しい世界」なんてあるのか? とよく思います。


では、ここから AFP の記事です。



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2013年08月29日



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bbc-0823.jpg

BBC より。
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魔物が守り続ける古代の西洋建築物の歴史


なんとなく重苦しい雰囲気の最近の中でも、まあいろいろなニュースというのは日々あるものですが、上のものは数日前のイギリス BBC で報道されたもので、 13世紀に建てられたペイズリー修道院という修道院の外壁のガーゴイル(石像)が「映画のエイリアンと酷似している」ということが話題となっているという記事です。


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▲ ペイズリー修道院。


ペイズリー修道院というのは、Wikipedia によりますと、


ペイズリーは、かつて古代ローマ時代のVanduaraのとりでがあった場所に数えられた。現在のペイズリーの場所の検証はこのとりでを第一としている。12世紀には町周囲に小修道院が創建され、たちまち定住者が増えた。

小修道院ができて100年のうちに、位が上がりペイズリー修道院となった。町は18世紀から19世紀に、綿織物ペイズリーの生産で有名になった。



とのこと。

ペイズリー地というのは、下の紋様のことで、今でも衣服とかスカーフなどの装飾用の布地のデザインとして幅広く使われています。

paisley-005.jpeg



さて、「ガーゴイル」。

このガーゴイルというのは、詳細な意味はともかく、中世のゴシック建築などの外壁についている怪物のように造形される石像というような意味でよろしいかと思います。

もともとの理由はわからないですが、ガーゴイルはもともとが「魔物」的な造形であり、不気味なものであることが多いです。最近、廃墟と絡んで「魔物」みたいな意味を考えたりしていたことがありましたが、西洋の歴史のある建築物には、やたらとこの「魔物としての石像」が建物の上にいらっしゃるようです。

有名な観光地では下のようなものがあります。


ノートルダム寺院(パリ)のガーゴイル

gargoyle001.jpg




マンチェスター大聖堂(イギリス)の男前のガーゴイル

manchester-cathedral-gargoyle.jpg



結局、今回の BBC の記事の 13世紀のペイズリー修道院のエイリアンの成り行きについては、この修道院は 1990年代に改修されたのですが、「その際にガーゴイルも交換された」のだそうです。その時に入れ替わったガーゴイルのひとつが上のものだったということのよう。

なので・・・新しいガーゴイルを製作した職人さんと絡んだ話なのかもしれませんけれど、「映画を意図して作ったわけではないと思います」と修道院の神父さんは申しております。とはいえ、作った人の頭の中に「どんな世界が想定されていたか」ということは今となってはわからないことでもあります。

ところでも、この時には他のガーゴイルも交換されましたが、そちのうちのひとつは下のものです。


paisley_gargoyle-02.jpg


こっちのほうがコワイ(笑)。



ちなみに、映画『エイリアン』は、私が高校生の時の 1970年代終わりの公開でしたが、私の田舎では上映されず、実際に見たのは東京に出てきた後に名画座で見た記憶があります。その時のショックというのは、モンスター映画としてのショックではなく、「美術的なショック」でした。

alien_1979.jpg

▲ アメリカ映画『エイリアン』(1979年)より。


私のそれまでの映画の経験の中で、『エイリアン』ほど、全編をゴシックとグロテスクと残酷の3つの要素で貫き通したカッコイイ映画はそれまで存在さえしていなかったと思います。美術的価値観に大きく刺激を与えてくれた映画でした。


というわけで、何だかエイリアン・ガーゴイルの話で長くなってしまいましたが、今回の本題はどちらかというと、次の「寒さ」の話です。

先日の記事、

この夏すでに聞こえていた小氷河期の足音 : アメリカのこの夏は記録的な「低温」が圧倒していたことが判明
 2013年08月27日

の続きというような感じでお読み下さると幸いです。



世界で最も乾燥した土地のひとつのペルー・アタカマ砂漠で「この30年ではじめて降った雨」が雪だった。


まずは、ペルーで大雪と寒波のために非常事態宣言が出されている報道です。

peru-cold-1.jpg

Declaran estado de emergencia en Puno por fuertes nevadas より。


プーノというのは地図では下の場所で、チチカカ湖の西岸に位置するそうです。標高 3850メートルと高い場所にあるので、年間を通して気温は低い場所ですが、そのレベルを越えた寒波に見舞われているようです。

puno1.jpg


現地の報道からご紹介します。


Peru Declares State of Emergency in Puno as Temperatures Drop
Peruvian Times 2013.08.28

ペルー政府はプーノ地方に寒波での非常事態を宣言

ペルー政府はこの十年で最も低い気温に見舞われているアンデス南部地域のプーノに非常事態を宣言した。

ペルー大統領オジャンタ・ウマラ氏をはじめ、専門家なども今週現地を訪れ、7県においての非常事態を緊急発表した。

現在、何百もの世帯が寒波の影響を受けており、また、 25万頭以上のアルパカが南部高地を襲った氷点下の気温と雪嵐の中で死亡した。

気温は一部でマイナス 15度にまで達している。

そのため道路が凍結し、バスや車両の通行にも影響が出ている。バスを持つ人々は、氷点下十数度の極寒の中で 8時間から 10時間、バスを待ち続けることを余儀なくされている。




また、そのペルーと隣接したブラジルですが、この7月から8月には低温に関しての報道を何度か目にしましたが、最近、雪の被害もひどくなっているようです。

bra-cold1.jpg

ZERO HORA より。



世界で最も乾燥した土地のアタカマ砂漠では「この30年ではじめて降った雨」は雪だった

それと、ペルーのアタカマ砂漠という砂漠で、数日前に「雪が降った」ということがありました。

atacama-2013.jpg

Atacama desert sees snow, rain after 30 years より。8月27日の報道です。


記事の見出しにもありますけれど、雪というより、「雨」そのものが降ったのが、30年ぶりだとかで、それが雪となったようです。

この様子は動画でも撮影されています。


アタカマ砂漠の雪




そういえば、先週の「ロシアの声」に、最近の激しい環境の異変について、ロシア水理地質学研究所のドミートリイ・キクチョフという人の言葉が掲載されていました。

その記事のタイトルは「気候変動、世界は元の姿に返らない」というものでした。


1000年単位で未来を見れば、現在は寒冷化という傾向の中にあるのだろう。しかし我らの世紀に焦点を絞れば、大方、当面のところは気温は上昇していく。ただし、ある年の夏は前年の夏より必ず暑いということを意味するのではない。

過去1000年を振り返ると、最も温暖な時期は10・11世紀に求められる。16・17世紀には「ミニ氷河期」が訪れた。局所的な「観測史上最高気温更新」などは、惑星全体の気候変動の歴史から見れば、大したことでなどないのかもしれない。しかし、現代人は、ちょっとした変化に過敏に反応する。



なるほど、確かに私なども現代人で、「ちょっとした変化に過敏に反応する」というようなことになっているのかもしれません。


しかし、それでも、気候のことだけではなく、全体として見てみれば、今の世の中は「過去 1000年のどの時点とも比較できない世の中」ということは確かな気がしますし、あるいは、過去 5000年のどことも比較できないとも言えるのかもしれません。

それだけに、「変化はこれまでの数千年と違ったもの、あるいは大きなものとなるのかもしれない」というように考えることもさほど間違ってもいない気もします。

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2013年08月23日



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毎日毎日経験する豪雨の結果は・・・記録的な「水不足」


関東で、それまでの降雨不足によって取水制限が始まったのが 7月 23日頃のことでした。



▲ NHK ニュース。過去記事「「現代の社会で海水面が 20メートル上昇したら」」より。


上の記事の中では、


>場合によっては、関東(一都五県)は過去最悪レベルの水不足に陥る可能性もあります。


なんてことも書いていたのですが、その後、日本各地で「かつて経験したことのにいような豪雨」が、毎日のように続きました。

それは本州各地で今でも続いていて、私の住む関東でもこの数日も、夕刻以降はどこかで必ず「大雨洪水警報」が発令されている状態が続いています。


そんなこともあり、何となく最近「危機的な水不足の中にいる」なんてことを忘れていたような感じなのですが、現実は下の報道の通りです。昨日 8月22日の記事です。


渇水深刻化 9水系で取水制限 宇連ダムは貯水率7%
ハザードラボ 2013.08.22

8月22日に開かれた国土交通省の渇水対策本部会議で、22日午前の時点で関東、中部、近畿、四国の9水系で取水制限が行なわれており、東・西日本の太平洋側での少雨による水不足が深刻化しているとの現状が報告された。

首都圏の水がめとなる利根川水系の上流8ダムで貯水率が46.1%になっているほか、中部地方の豊川水系 宇連ダムが貯水率7.0%、四国地方の那賀川水系 長安口ダムが貯水率12.8%などと、太平洋側各地のダム貯水率は軒並み平年量を大きく下回っている。

現在、四国地方の吉野川水系では上水で50%の取水制限、仁淀川水系で同40%、中部地方豊川水系で同20%などと、各地で取水制限が行なわれている。



関東より西の多くが、深刻な渇水状態となっているようで、まあ、天気予報などによると、今週あたりは雨も降るようなのですが、何だか秋に向けてどうなっていくのだかよくわかりません。


ところで、上の記事の出ていたサイトの他の記事に下のようなタイトルのものがありました。


氷面積 北極は史上最小 南極は史上最大 2012気候年次報告
ハザードラボ 2013.08.07

1981-2012-noaa.jpg

アメリカ気象学会は、2012年の全世界的な気候について、温暖化により北極海の氷面積は観測史上最小になる一方で、南極大陸の海氷面積は観測史上最大になった、などとした2012年度の気候年次報告を発表した。

北極については、昨年9月16日に観測された330万平方キロメートルという北極海の海氷面積は、人工衛星で氷面積を観測するようになって以来34年間で最小となり、またグリーンランドでは氷床の97%に溶融現象が見られたとしている。

その一方で南極では、昨年9月26日に1877万平方キロメートルと観測史上最大の氷面積を観測している。



上にある「グリーンランドでは氷床の 97%に溶融現象」については、下の過去記事で取り上げた現象のことだと思います。

メルトダウンの序章? : たった4日間でほぼすべて溶けて消えたグリーンランドの氷床
 2012年07月26日




上のアメリカ気象学会の発表は非常に簡単に書けば、


・北半球の極地では氷が激しく「減っている」

・南半球の極地では逆に氷の面積が「増えている」



ということのようです。

とはいっても、南極でも、

崩壊し続ける南極大陸 : 東京23区のサイズ以上の面積の氷山が南極の氷河から分離して漂流中
 2013年07月17日

という記事などでご紹介しましたように、「崩壊的な現象が目立つ」ということはあり、また、昨年の時点でも南極周辺では、下のように数々の地質的現象が起きています。


south-pole-pine-02.jpg


上の記事の「東京23区のサイズ以上の面積の氷山が南極の氷河から分離して漂流中」という現象は「パイン島氷河」として示されている場所で起きた出来事です。





南極の「魑魅魍魎」探検も続いていたり

まあ、それと最近の・・・、

南極の「氷床の下」からウジャウジャと何かが露出し始めた?
 2013年08月17日

南極の各地に建造されているピラミッドように見えるもの。そして、クトゥルフ神話の「この世の旧支配者たち」が目覚めるとき
 2013年08月20日

ant-008.jpg


などの記事のような、まあ、オカルトに近い内容とはいえ、「どうも南極が不気味な感じ」という個人的な感覚も含めまして、「極地」は気になるところであります。


ところで、上の「ウジャウジャと何かが露出し始めた」ほうの記事の場所をある程度わかりやすく示すために、動画にしてみました。


南極大陸 / 狂気の広場



Google Map より。


上の動画のタイトルに「狂気の広場」と入れたのは、上の様相から連想した『クトゥルフ神話』という現代神話の発祥の源的である「ラヴクラフト」という作家が 1936年に記した『狂気の山脈にて』というものから拝借したのですけれど、その理由は、このラブクラフトの著作『狂気の山脈にて』(At the Mountains of Madness)の当時の表紙を見たことによるものでした。

その表紙は下のものらしいんですね。

mountain_of_madness.jpg



そして、南極の記事に写っているもののひとつが、少し色を濃くすると下みたいな感じになるものがあるんです。

madness-antarctic.jpg



「なんだか、質感が似ているのお」

と思った次第で、「狂気の広場」とタイトルをつけた次第でありました。

まあ、どれも単なる岩だとは思うんですけれど(あるいは、そう思いたいですけれど)・・・そういえば、今朝のニュースで、


羽田空港の地中に機体残骸
 Yahoo! ニュース 2013.08.23


というのがありまして、内容は、


国土交通省東京空港事務所は22日、羽田空港の工事現場の地中から航空機の残骸が見つかったと発表した。同空港には太平洋戦争中、旧日本軍が駐留していたことから、軍用機とみられるという。



というニュースなんですけど、その写真が下のものでした。

haneda.jpg


なんというか、こう・・・モンスターとか物の怪とか魑魅魍魎などの存在と「廃墟的、廃物的な存在」というのは確かにとても似ているものだなあと感じます。


廃墟・廃物というのは文明の痕跡であり、人類の生活の名残の面影ではありますけれど、すでにそこには人そのものは関係しない。


その光景が「人々が歴代で創造してきたモンスターや悪魔的な存在と似てくる」とうことには何となく興味を覚えます。私も若い時には、舞台などで廃墟ばかり作っていたんですけど、廃墟は一方で確かにすでに「モンスターとしての存在そのものでもあった」という実感は今でも感じます。



というわけで・・・もう記事のタイトルと離れすぎて、何の話を書くつもりだったのかがわからなくなっていますが、ここからが本題です。






北半球では「ありとあらゆる氷」が融解を始めている


北半球の氷の溶解に関して、昨日の「ロシアの声」で、下の記事を見つけました。


永久凍土のビーチ
ロシアの声 2013.08.22

norilisk.jpg


ロシア北部に位置するノリリスクは、非常に寒い地域だ。だが今年の夏、ノリリスクは異常気象に見舞われ、気温が32度以上の日が数週間にわたって続いた。。

ノリリスクの気候は非常に厳しい。ノリリスクは世界で最も寒い町のひとつだ。冬は長くて寒く、平均気温はおよそマイナス40度。町には約9ヶ月にわたって雪が横たわっている。

夏は短く冷涼で、気温がプラス20度以上に上がることはない。そのため町の住民は休暇になると暖かい南部へ出かける。

しかし今夏、ノリリスクは「南の保養地」と化した。

非常に強い高気圧に覆われ、1979年以来の暑さが訪れた。だが、1979年の暑さは1日しか続かなかったが、今年は数週間にわたって真夏日が続き、皮肉なことに、ロシアの保養地ソチよりも暑くなった。



この「ノリリスク」という場所を地図で見てみますと、下のような場所にあるんです。
かなり広範囲の地図にしてみました。

nori-map1.jpg


地域としては「白く示される地域」ということで、緯度としても、北極圏などとさほど変わらない気温の地域といえそうな場所です。そして、ノリリスクというこの土地は「永久凍土の上にある町」であるのだそう。

上の記事によりますと、そのような場所で、


> 気温が 32度以上の日が数週間にわたって続いた。


ということになっていたそう。

数日ならともかく、数週間・・・。

下手すると日本の関東以北よりずっと暑いということになりそうですけれど、そういえば、6月頃に下のような記事もありました。

ala-07.jpg

地球の記録より。


日本を含む東アジアも今年は暑い夏でしたけれど、もっと北半球の「極地」に近い部分では、その異常ぶりというのが顕著となって現れているように感じます。

上のロシア・ノリリスクの記事の抜粋ではあまり深刻な部分は記しませんでしたが、地元のロシア・メディアを見ると「永久凍土の消失」ということについて、かなり深刻な様子が描かれていましたので、それをご紹介しておきます。

いずれにしても、北極やグリーンランド、そして、ロシアの永久凍土といった北半球のほぼすべての氷が、今、確実に溶けていこうとしているようです。

こうなってくると、小氷河期が来るのが早いか、北半球の氷がすべて溶けてしまうのが早いかといったようなことも言えるのかも。それくらい早いスピードで物事は進行しているのです。


なお、下の記事には、今となっては懐かしい感じもある「地球温暖化」という言葉も出てくるのですが、直訳するとそうなりますので、そのままにしてあります。



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2013年08月19日



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kamchatka-volcano.jpg

▲ 花畑を背景に噴煙を上げる光景はちょっとした幻想画のようです。これは、ロシア・カムチャッカのカリムスキー火山( Karymsky )。今は小康状態ですが、今年の初め頃には、桜島よりも高い 6,500メートルの噴煙を上げていました。
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世界中で桜島クラスの噴煙が何度も何度も立ち昇っている2013年


鹿児島の桜島で、爆発的な噴火によって 5000メートルの高さという観測史上最大の噴煙が観測されたというニュースを見ました。


桜島噴火、観測史上最高の噴煙5千m…火砕流も
読売新聞 2013.08.18

sakurajima.jpg

18日午後4時31分、鹿児島市・桜島(1117メートル)の昭和火口で爆発的噴火があり、噴煙が火口から約5000メートルまで上昇した。鹿児島地方気象台によると、昭和火口からの噴煙の高さは1955年の観測開始以来、最も高い。

気象台によると、直径50センチ以上の噴石が3合目(昭和火口から1300〜1800メートルの距離)まで飛び、小規模な火砕流が南東方向に1キロ程度確認された。

気象庁は今のところ、これ以上の大規模噴火に発展する予兆は見られないとしている。




とのことで、写真や、あるいは火山灰に包まれた鹿児島市などの街の様子を見ても、なかなかすごいのですが、今年はこのような「5000メートル級の噴煙」、あるいはそれ以上の高さの噴煙を上げるような噴火が数多く起きています。

最近の報道だけでも以下のようなものがあります。


噴煙が 7,500メートルにまで達しているカリムスキー火山(カムチャッカ)

siveruti.jpg

news.yellow-page より。


カムチャッカ半島シヴェルチ火山から7千5百メートルの噴煙
VOR 2013.08.10

カムチャッカ半島で活発な噴火活動を続けているシヴェルチ山は、海抜7千5百メートルの高さに火山灰を噴き上げた。ロシア非常事態省カムチャッカ地方総局が伝えた。






噴煙が 5,000メートルに達しているトゥングラワ山(エクアドル)

tungurahua-5000.jpg

eluniverso より。




噴煙が高さ約 8,500メートルにまで達したパブロフ火山(アラスカ)

PAVLOF-VOLCANO-ERUPTION.jpg

HP より。


米アラスカの火山が噴火、地域航空便に影響も
CNN 2013.06.26

パブロフ火山は5月初旬に噴火し、いったんは活動が収束していた。(中略)溶岩の噴出も確認され、噴煙は高さ約8500メートルに達している。まだ米国とアジアを結ぶ国際線に影響を及ぼす規模には至っていないものの、周辺一帯の地域を結ぶ便の拠点となっているコールドベイの空港では、便の発着に影響が出ているという。




噴煙の高さとは別に、「火山の噴火」は自然の光景の中でも非常に人々の心にインパクトを与えるものが多いです。ものすごい火山の噴火はいくらでもありますけれど、いくつかを。




かつて私が驚愕し、畏怖にまで至った火山噴火の様子


クリュチェフスコイ火山(カムチャッカ)の1985年の噴火

klyuchevskoy-1985.jpg

Eruptions of Klyuchevskoy volcanoより。




チャイテン山(チリ)の2008年の噴火

vol-tun.jpg

Universe Todayより。




ラスカー山(チリ)の1993年の噴火

plinian.jpg

英国ダラム大学より。




クリュチェフスコイ火山(カムチャッカ)の1994年の噴火

klyuchevskoy-1994.jpg

Eruptions of Klyuchevskoy volcanoより。




南太平洋の海底火山の2009年の噴火

volcano_eruption .jpg

Daily Mail より。



いずれにしても、世界中であからさまに火山活動が活発になってきている感じはあり、日本においても「富士山の噴火」という大きな事象に対しての様々な考えなどもあります。

あるいは、世界に目をむければ、さらに巨大な火山が数多く存在しているわけで、日本の鹿児島の「鬼界カルデラ」のように、その土地の文明を 1000年近く消滅させてしまうような力が火山はあります。地球の姿を根本的に変える地質的な事象のひとつが火山の大噴火(破局噴火 / カルデラ噴火)であることは疑いようがないことだと思っています。


このことは、夏前の記事、

西日本に覆い被さる「龍の顔」を見て思い出す日本で最強の火山:薩摩硫黄島
 2013年06月09日

で少しふれたことがあります。




▲ 過去記事「サイキック・マネーの彼岸に見切りをつけ、しかし改めて日本の「破局災害」の可能性を思う」より。オリジナルは「現代社会は破局災害とどう向き合えばよいのか」からのものです。



地震も恐ろしい災害かもしれないですが、最大級の火山噴火は「全地球に影響を及ぼす」という意味で、地震と火山は両者は違うものであり、同列で語る出来事ではないとも思います。

「富士山」については少し前に、ちょっと感心(?)した海外の記事を見かけたことがあります。

それは、「世界遺産になって国内外からの登山客が増えたことによって、それが "物理的に" 富士山の噴火のトリガーとなるかもしれない」というものでした。それほど科学的根拠のあるものではないとはいえ、気になるものです。

いずれにしても、富士山についてはまたそのうち記してみたいとも思っています。


(まあ・・・最近、富士山が噴火する夢見ちゃったりもしたんで、なんか少し書いておかないと気分がすっきりしないってのもあるんですが)




火山のマグマは噴火後にすぐに再充填される

今回の記事のシメも火山絡みで、最近の米国の研究でわかった「火山のうちのいくつかは、噴火しても、あっという間にマグマが再度チャージされるということが分かった」という研究発表をご紹介しておきます。

つまり、「火山は1度噴火したからといっても、それがその後しばらく安全だということにはつながらない」という意味かとも思います。

米国のコロンビア大学の地球科学者による論文を紹介した報道記事です。




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2013年08月12日



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kore-blackout.jpg

▲ 報道を通じて、韓国民に「停電に関する非常事態」を発表する韓国産業通商資源部のユン・サンジク長官。 Yonhap より。
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東アジアと東欧は連日の「観測史上最高の気温」を突破し、ロシア極東では大洪水。英国全土は緑の藻で埋め尽くされ


日本の猛暑はもはや文字にするまでもないほどですが、記録として文字で残しておきますと、昨日 2013年 8月 11日はこんな気温の日でした。


猛暑日観測、今夏最多の297地点 山梨・高知で2日連続の40度超
日本経済新聞 2013.08.11

日本列島は11日も厳しい暑さが続き、最高気温は甲府市で40.6度、高知県四万十市で40.4度など関東から九州を中心に、全国の観測地点927のうち今夏最多の297地点で35度以上の猛暑日となった。

甲府市と四万十市は10日、国内観測史上4位の40.7度を記録しており、2日連続の40度超。40地点近くで観測史上最高気温を更新し、30度以上の真夏日も今夏最多の700地点に上った。

最高気温が高かった地点は千葉県茂原市39.9度、浜松市39.8度、岐阜県多治見市39.5度。茂原市や浜松市のほか、千葉市、横浜市、和歌山市、高松市などが観測史上最高気温を更新した。



日本全国 900ほどの観測地点のうち、

・3割ほどが 35度以上
・7割以上が 30度以上


だったということになりそうです。

私などは昨日、一昨日と外出する用事があり、共に都会方面(苦笑)に行く用事でした。

電車でも、途中から乗り込んでくる人たちは一様に赤い顔で、そのほぼすべてが、扇子か団扇か、汗を拭うハンカチか、何かを手に持っています。

途中で乗ってきて私の席の斜め向かいに座ったヨーダと酷似したおばあさんは、席に座った後も真っ赤な顔をしつつ、しばらく眼を見開いたまま呆然と空中を見つめていました。ずっとその態勢のままでした。

yoda-07.jpg


「外出も命がけだな」

と思いました。




猛暑の中で思う「現代のヘルシー」神話

熱中症で搬送される人の数も非常に多いですけれど、熱中症で倒れる人の数が気温の上昇幅以上に多く感じるのは、これは個人的にそう思っているだけですけど、昨今の「減塩傾向の食生活」が関係していそうな気もしないでもないです。

汗で失われるのは、非常に大ざっぱにいえば、「水と塩」で、このうち、水の補給ばかり語られますけれど、水分補給だけでは体液の回復は難しいようです。

たとえば、下は大塚製薬のサイトですが、


水だけじゃダメ? 汗をかいたら塩分も補給

大量に汗がでた時には、発汗量に見合った量の水を飲めないことが昔から知られ、これを自発的脱水と呼んでいます。この自発的脱水は、水だけを飲むと血液の塩分濃度が下がり、水が飲めなくなることが明らかになってきました。われわれの体には、ほぼ0.9%の塩分を含んだ血液が循環しています。

ところが大量の発汗がおこると、皮膚をなめると塩辛い味がすることからわかるように塩分が失われます。この時水だけを飲むと、血液の塩分濃度が薄まり、それ以上水が欲しくなくなります。

同時に余分の水分を尿として排泄し、その結果体液の量は回復できなくなります。



とあります。

最近は何でも塩分を低く設定する食事をよしとする傾向がありますが、減塩が仇となっている側面もないとは言えない部分はあるかもしれません。

もともと日本の古来からの食事はかなり塩分が高いものが多いものでしたし。

保存食と発酵食品が多いために、世界の中でも類い希な塩分濃度を摂取しながら、そこそこ長生きしていたのが昔の日本人だったような気はします。

私の生まれた北海道の昔のじいさん、ばあさんたちなんかはスゴかったですよ。当時の老人たちの塩分の摂取量など今の2倍はあった・・・と言いたいところですが、3倍くらいあったかもしれません。

漬け物、塩辛、みそ汁、すべてが塩辛く、祖父などその上で大酒は飲むわ、ヘビースモーカーだわ、野菜はあんまり食べないわというような人でしたが 85歳くらいまで生きました。元気にしている中、パタッと倒れて数日後に死亡という介護の日数ゼロの逝き様でした。


生き方はともかく、「逝き方」は、祖父みたいなのがいいなあと今でも思います。


話が逸れてしまいました。

戻します。





世界中で数多くの記録が更新されていく 2013年の夏


kr-heat.jpg

▲ 韓国の8月11日の気温。


暑さに話を戻しますと、東アジアは現在、多くの地域が暑さにあえいでいる状態のようで、中国に関しては、先日の「 日本列島はピンク色に包まれ、そして、中国の全土は赤と黄色に染まっていく 2013年の夏」という記事に書きましたけれど、上海などでは 140年にのぼる観測史上で最も高い気温となっています。

そして、韓国。

韓国でも多くの地域で猛暑が続いているのですが、それを原因とする「大停電の危機」について、今朝、一斉に報じられていました。この停電は、いわゆる「ブラックアウト」と呼ばれる国内全土での停電を指します。

これはこの暑さの中で、韓国では、電気使用量が供給量を上回る可能性が高くなっているためのようですが、電力量が切迫し、停電の可能性が出た場合、


・テレビの速報で電力供給の限界値が迫ったことを伝える
・インターネットでも速報として伝える
・予備電力が 200万 kw を下回った場合、「民間防衛のサイレン」を流す



という、かなり物々しいことになっています。

民間防衛のサイレンというのは、韓国の「民間防衛の日」に流される警告サイレンのことです。


民間防衛訓練の日(通称:ミンバン)
韓国基礎情報より

韓国は現在も北朝鮮とは休戦状態であるために、万が一の非常事態に備えて年に3回、全国民と韓国内滞在している外国人を対象にした民間防衛訓練が実施されています。通称『ミンバン』と呼ばれているこの訓練は、毎年3〜6月と9月〜11月の毎回15日頃に各1回ずつ行われ、残りの1回については地域によって時期が異なります。

訓練が始まると、街中にサイレンの音が鳴り響くので、外出先で『ミンバン』訓練が始まった時は、速やかに「待避所」や屋内に非難して、できるだけ静かにするようにしましょう。なお、訓練の時間はおよそ20分程度で、その間は、全ての公共機関の動きが中断されます。





また、一番上の韓国の報道の見出しには「 9.15韓国大停電以来の危機」とありますが、この「9.15韓国大停電」というのは 2011年9月15日に韓国全土で発生したブラックアウト寸前に至った状態のことを指します。

6月の産経新聞にそのことについて書かれてありましたので、抜粋しておきます。


韓国ブラックアウト再来か 原発停止で過去最悪水準の電力供給
SankeiBiz 2013.06.27

2011年9月15日。韓国では突如、電力不足に陥り、首都ソウルを含む国内全地域で事前通告なしの輪番停電(計画停電)が始まった。日本の電気事業連合会によると、「各地域で約30分程度の停電が5時間続き、約160万世帯に影響を与えた」という。



これは通告なしの計画停電、つまり「突然、電気を切られる」ことになったわけで、大騒動となりました。この再来を防ぐために、民間防衛サイレンの使用という、前例のない対処をおこなうということになったようです。

しかし、韓国がブラックアウトを回避できるかどうかは、今のところはまだわかりません。


いずれにしても、日本も韓国も中国も現在の猛暑はまだしばらく続くという予測が出ているわけで、厄介な状態はしばらく続くようです。





北京では1万回以上の落雷も発生し

日本では「猛暑と豪雨が混在する状況」となっていますが、それも他の国でも程度の差はあっても同じです。また、中国では猛暑と干ばつ以外にも、豪雨と「悪天候」が各地で起きていて、8月 11日には首都・北京で1万回を越える落雷が発生し、犠牲者が出ると共に、航空便も一部停止されました。

ch-baijin-20130811.jpg

▲ 農家の飼料置き場が落雷で火災。 youth.cn より。

上に「一人が死亡」とありますが、それは北京国際空港の空港職員でした。






欧州でも各地で高温記録が更新される

欧州も歴史的な熱波の地域が多くなっています。

特に東ヨーロッパからバルカン半島では非常に激しい熱波に見舞われているようです。

下の報道は、ローマ法王庁のバチカン・ラジオというニュースサイトのものです。

vatican-radio-2013-0808.jpg

Vatican Radio より。


これによりますと、どうも東欧では下のようなことが起きている模様です。


・ハンガリーでは各地で観測史上最高の気温を突破
・オーストリアでは1858年からの155年間での最高気温を記録
・バルカン半島では干ばつ被害が著しい
・ボスニア、クロアチアでは森林火災
・ポーランドでも観測史上最高気温記録を更新
・ハンガリーの官公庁では背広着用などの規則を緩和



というようなことになっているようです。


そして、ロシアでは大きな洪水の報道があります。

ru-floods-2013.jpg

gazeta より。

極東とあるのは正確にはロシアの「ハバロフスク地方」という場所で、下の地図で赤い線を引いた地域にあり、東アジアに近い場所です。

kankatsu_khv.gif


暑苦しい内容が続きましたので、本日ラストは緑のニュースを。


英国では、この夏の暑さ影響と見られる「藻の大繁茂」が英国全土に渡って見られるということが昨日のデイリーメールで報じられていました。

uk-algae-02.jpg

▲ 藻で覆われたロンドンのパディントン・ベイシンの船着き場。


その記事をご紹介して今回の記事をしめようと思います。




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2013年08月09日



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brazil-snow-since1975.jpg

▲ 北半球の私たちは「暑い」関係のニュースが多いのですが、南半球の一部ではかつて経験したことのないような寒波に見舞われているようです。写真は、1975年以来の降雪があったブラジルのクリルティバ市。南アフリカも壊滅的な寒さが続いている模様。 Faun Kime より。
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2013年の立秋を過ぎて


今日(8月9日)は、外に出る用事が何度かありました。

最初は午前10時過ぎでした。



genju-3.jpg




すでにかなり暑いですが、まあ、なんとか歩いて行ける程度の暑さ。


その後、帰宅し、次に出たのは午後2時過ぎでした。




外に一歩出た瞬間・・・。



genju-big.jpg



「これは・・・!」と、空を見上げますが、そんなことをしてもどうにかなるわけもなく、とにかく歩き始めましたが、すごいすごい。少し気を抜くと朦朧としそうになるほどの暑さです。



何とか用事を終え、帰宅後、午後3時頃の日本の気温の状況を気象庁のアメダスで見てみました。

気温の色わけは下のようになっています。
赤だと 35度以上。

kion-08-09.png


8月 9日午後 3時の日本の気温の状況。

ame-das-0809.jpg


あー、関東から西はほとんどピンクか赤だ・・・


日本は上のようにピンクに染まっていますが、お隣の中国などでは、文字通りに「赤い中国」というようなことになっています。






破る記録も底をついてきた中国



ch-hot-0807.jpg

人民網より。


上は、猛暑の報道が多い中国の記事の中でもちょっと気にいったもので、タイトルの「魔都」という言葉は、中国語での正確なニュアンスはわからなくとも、「なるほど」と納得させられる気もしないでもない言葉です。

魔の都。

上海では、立秋の 8月 7日に 40.8度まで気温が上昇し、これは中国で気象記録が始まった 1872年以来の最高気温だとか。つまり、 140年の記録を一気に破ったということのよう。しかも、上海では 2日続けて 40度を越えていて、これも始めて。

中国の他の地域はもっと激しい高温に見舞われているようです。


「40℃でも涼しいほう」、中国の猛暑で豚も熱中症
大紀元 2013.08.08

暦の上ではすでに秋だが、中国各地では猛暑が続いている。中国メディアによると、7日16時の最高気温トップ5は重慶市と浙江省奉化市が43.5℃で首位、四川省興文43℃、同省徐永42.8℃、同省合江42.6℃と続く。

記録的な猛暑が全国を席巻している。同日15時の観測によると、国土の六分の一は35℃以上の猛暑に襲われおり、そのうちの7万平方キロは40℃を超えている。130の観測点は今年の最高気温を記録した。

上海市では同日12時に最高気温が40.8℃まで上昇し、1872年に気象記録が始まって以来の最高気温を記録した。

歴史的な猛暑は各地で影響を及ぼしている。緑茶の有名ブランド「龍井」の生産地である杭州では、連日40℃を超える高温で1000ムー(約67万平方メートル)の茶畑が枯れてしまった。収穫まで3〜4年間はかかるため、今後三年間の収穫は見込めないという。

福建省では6日、豚の輸送車が横転し、脱出のチャンスにも関わらず、12頭の豚は熱中症になり道路の真ん中で動けず、1頭は死亡した。



上のほうに書きました「赤い中国」という意味は、気温の分布を見るとわかりやすいです。

下の図は、7月の中国本土の各地で記録された最高気温を色分けしたものです。

red-china.jpg


真っ赤で、たまに黄色いところがあります。

ch-flag.jpeg




まあしかし、中国の図では「 30度以上で赤」なので、ピンクの日本もこの気温分布に照らし合わせると実は真っ赤ということは言えそうです。


英語圏の報道でも中国の猛暑の報道は多いです。
下は、オーストラリアのインターナショナル・ビジネス・タイムスの記事です。

neppa-08.jpg

IB Times より。


上の車は、どうやら、猛暑と車のエアコン機材の関係で上のように火が上がったということのようですが、中国では、線路や道路も各地で暑さのために歪みまくっているとのこと。

日常の生活でも、人々の生活スタイルが多少逸脱してきて、下のような「川に食卓を持ち込んで」という珍しい食事の風景などもわりと見られるようです。

ch-kawa.jpg

Faun Kime より。





「かつて経験したことのない」という形容は「すでに経験した」と同義になり


akita-heavyrain.jpg

NHK より。


今は気象庁の大雨の表現として「経験したことのない大雨」という区分が存在します。これは本来、「極めて珍しい」という意味も含めての表現だと思うのですが、しかし、今年、この表現を何度耳にしたことかと思います。

先月、 NHK サイトの特集で「「特別警報」運用開始まで1か月」という記事がありました。

これは、8月30日から始まる気象庁の「特別警報」の運用についての記事で、そこには以下のようにあります。太字は原文のままです。



0731_nhk_kaigi.jpg

「特別警報」が発表される「重大な災害の危険性が非常に高い」とはどのような状況なのでしょうか。

気象庁は、その地域にとって50年に一度あるかないかの現象が起きている場合、または発生が予想された場合に「特別警報」を発表することにしています。地域差はありますが、発表基準は、「50年に一度」の大雨、「50年に一度」の暴風、「50年に一度」の高潮、・・・ということになります。



ということなのだそうですが・・・。

もう、今年は雨にしても気温などにしても、 50年分くらいはクリアしてしまったのでは?という気もしないでもないです。


2011年の震災はもちろんですが、この2年ほどの「わりとあっという間」に、私たちは、 50年に 1度などでは済まない程度の環境の大きな変化を実際に体験している中で生きているということに気付きます。


いやあ・・・そう思うと、私なども含めて、こうやって「今、生きている」ということは確かにすごいことなのだとも思います。


この「生きていられる」という状態がいつまで続くのかは誰にも(もちろん自分自身にも)わからないことですが、環境や天災の前に、病気や生活、あるいは経済での問題なども存在したり、あるいは戦争などだって起こらないとも限らない。

なので、「この先どこまで生きるのか」ということは、本当にまったくわからないですけれど、とりあえず「今は生きているんだ」ということに気付いたりもします。



そして、この先、昨日の記事、

NASA が「太陽の磁極の反転(磁場のポールシフト)」が始まったことを確認
 2013年08月08日

にありますように、太陽の磁場の反転が起こる可能性が高くなっています。




これが地球の気候や、あるいは地殻変動などに影響を与えるものなのかどうかはわからないです。

わからないですが、最近多く載せていました資料などを見ていても、太陽の磁場反転が地球に何の影響も与えないということもなさそうで、まして、太陽事態がどうも「おかしい感じ」となっている今、この夏から秋の終わり、あるいは今年の終わりにかけては、さらにいろいろな「変化」が起きても不思議ではなさそうです。

とりあえず今の日本の多くの地域ではこの「暑さ」と「度重なる豪雨」に対応しながら、次の激変への心の準備をしていくということになるようです。

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2013年07月28日



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予想を上回るスピードで南極の氷床が消えている


先日書かせていただきました、

「現代の社会で海水面が 20メートル上昇したら」: 過去の南極の氷床は繰り返し溶解し、海水面の上昇を起こしていたことが判明
 2013年07月25日

とう記事の途中に「南極が気候変動に反応するのはいつなのか」というような悠長な見だしをつけていたのですが、すでに反応していたのでした。


下は、米国テキサス大学オースティン校の 7月 24日のニュースリリースのスクリーンショットです。

texas-a1.jpg

テキサス大学 ニュースリリース より。


上の記事の内容は、テキサス大学の研究チームが、アメリカ国立科学財団のサポートを受け、南極大陸の氷床の溶解についての徹底的な調査をした結果、

南極の氷床の溶解は 2001年から 2012年まで一貫して増え続けて、その期間に調査地域によって溶解量が 10倍になっていた

ということを突き止めたというものでした。


サイトには、固定カメラでの撮影写真の比較なども出ておりまして、それが下の写真です。

2010年 11月から 2012年 1月までの南極ガーウッド渓谷の氷床の損失の定点観測

ant-2010-2012.jpg



最初、これを見た時には、「白い部分に目が行く」せいか、「氷、別に減ってないじゃん」と思ったのですが、見方そのものが間違っていたのでした。

写真を横にして比較すると、「たった1年ほどでの大量な氷の損失の様子」がよくわかります。

ant-yoko-01.png



そして、下の写真が上の写真を撮影した場所の近影です。

ice_cliff1.jpg


上空から見ると黒く見えるであろう部分も上の写真のように、「氷床の上に土砂が堆積している」というような状態の場所となっているようです。



そして、氷床というのは、さらに接近して撮影すると下のような感じのものなのですね。

ice-sheet-a003.jpg



白い部分が氷なわけですけれど、「これが猛烈な勢いで失われている」ということのようなんです。

今回のこのテキサス大学の記事を読みまして、先日ご紹介させていただいた「南極の洪水」の記事、

南極大陸で史上最大規模の洪水が発生していたことが確認される : 60億トンの氷底湖の水が海へと流れ込んだ計算に
 2013年07月03日

の意味というか、この洪水がどのような感じで拡大していったものだったのかもわかるような気がしました。上の記事では、南極の氷の下の湖(氷底湖)での洪水だったのですけれど、氷床の溶解も非常に速いペースで進んでいるなら、氷底湖の洪水と共に次々と南極の「質量」は海洋へと放出され続けているとは思うのですよ。


いずれにしましても、これまでは空中撮影や、衛星からの撮影などでの氷の「面積」の増減で、氷の溶解などを計測していたようなところはありそうなのですが、今回の調査は、実質的に「南極の質量そのものが減り続けている」ということと、それが非常に速い速度で進行しているということがわかったということのようです。

それが「予想を上回るスピード」であるのなら、地球の海水面の上昇に関しても予想を上回るスピードになる可能性はあるのかもしれないと素直に思います。


そして、今回のもうひとつの話題は、ほぼ同じ内容ですが、場所が「北極」です。






現在、北極は氷の平原が溶けたことによって「湖」に変貌中


下の写真は、米国の CBS ニュースの「溶解した氷が北極に湖を形成している」という記事です。

np-2013-04-07.jpg


同じ場所の写真で、左側の雪で覆われた写真が今年4月の写真、右の海のようになっているのは今年7月の北極の写真です。



北極の気候変動と、それに伴う氷の溶け方に関しては、昨年の記事、

強烈な気候変動の衝撃:氷が溶けた北極海で藻と植物プランクトンが大発生している
 2012年06月09日

で、北極のいたるところで氷が溶けて「池」となっていることが報じられていること。



▲ 米国沿岸警備隊による 2011年7月の北極海の調査の様子。


そして、さらに驚いたのが、北極海でプランクトンが大繁殖して、「北極の海水が緑色になっている」ことなどをご紹介したことがあります。



▲ 左が通常(以前)の北極海。右が植物プランクトンが大繁殖している北極海。


今回の CBS ニュースも夏の話とはいえ、急速に溶けている北極の氷について描かれています。

北極の7月は通常でも氷の溶けるシーズンらしいですが、これほど急速に溶けたのは、「北極としては異常に暖かい気温が2週間続いたため」となっていて、北極の天候も多少異常なようです。さらに、今週、北極にはサイクロンが来る予測だそうで、さらに多くの氷が溶けていく予測となっているようです。

もちろん、通常と同じなら、また秋になれば、北極の湖は氷に戻ります。

まあ・・・通常と同じならば。

というわけで、今回は上の CBS の報道をご紹介してしめたいと思います。
本文自体はとても短いものです。




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2013年07月17日



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その一方で南極の海底に棲息する新しい生命たちが、氷床の崩壊によって地球上の海へと拡散されるときを待っているのかも

pine-island-01.jpg

Science World Report より。
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大海へ流出し続ける「南極の質量」


今月はじめ頃の記事、

南極大陸で史上最大規模の洪水が発生していたことが確認される
 2013年07月03日

の中で、南極の氷底湖から大きな洪水が発生していたことをご紹介したことがあります。

南極でどれだけ大きな洪水が起きても、直接的な被害が発生するわけではないのですが、それでは、何が問題なのかというと、

「南極の質量が減り続けている」

ということが問題のようです。

南極の質量というのは、まずその多くの「氷」と、そして氷底湖などの「海へ流出していない水」のことですが、どうやら上の記事でご紹介した BBC の記事によりますと、膨大の量の南極の氷や水(上の記事の洪水の例ですと 60億トンの水が海に流出したと推測されています)が比較的頻繁に海へと流出しているということのようです。

これは結果としては「地球の海水面の上昇」へと結びつく可能性もあることでもあって、そこに問題があるということのよう。

昨年も、南極ではいろいろなことが起きていまして、何度か記事にいたしましたが、今回ご紹介するのは、先日、南極大陸の「パイン氷河」という場所で非常に大規模な氷山の分断が起きて、現在、シカゴと同じほどの「氷の山」が漂っているというものです。

この巨大氷山の分裂は、昨年 NASA が、南極大陸に巨大な亀裂が生じていることを発見したことをご紹介したことがありますが、その亀裂がついに完全に分離して、氷河から非常に巨大な氷山が分断されたということのようです。

その昨年の記事は、

南極で 30キロメートルの長さに渡って出現した「巨大な亀裂」
 2012年02月05日



です。




漂流している氷山の大きさ

先にその今回の氷山の分断についての記事をご紹介しておきます。
米国のサイエンス・ワールド・リポートからです。

なお、記事では、分断した氷の塊の面積を「シカゴの面積より大きい」と表していますが、シカゴと言われましても今ひとつその面積が分かりづらいですので、日本で似たような広さを探してみました。

都市の面積を調べるには、 Google で「都市の名前 面積」と打ちますと、すぐ下に面積が表示されます。

chi-menseki.jpg

シカゴの面積は、600平方キロメートルくらいのもののようです。

日本でわかりやすい場所で同じような面積としては東京23区が、大体同じくらいのようです。

tokyo-23ck.png


そのくらいの大きさの氷の塊が現在、漂流しているとのこと。

ここから記事です。




Iceberg Antarctica: Ice Mass Size of Chicago Breaks Off Pine Island Glacier
Science World Report 2013.07.12

南極の氷山:シカゴサイズの氷山がパイン島氷河から分断


南極の氷山のひとつが、最近氷河から分断し、今は氷山は南極海を自由に漂流している。その氷山のサイズは驚くべきことに、米国シカゴの面積よりも大きなものだと報じられている。

ドイツの科学者たちによると、この巨大な氷山は先週、南極大陸のパイン島氷河から分離し、現在は、南極海の海域のひとつであるアムンゼン海を浮かんで漂流している。

この氷山は、ドイツ航空宇宙センターが運営する地球観測衛星 TerraSAR-X によって発見された。また、この場所の巨大な亀裂は先に NASA が特定していた。NASA は、パイン島氷河の上を飛行中、長さ260キロメートル、幅24キロメートルの亀裂を発見し、その後、衛星を通して、二つ目の亀裂が見つかった。

しかし、研究者たちは、パイン島氷河の氷山の分断は目新しい事象ではないし、特に珍しいものでもないと述べる。実際、 2007年と 2008年に、南極横断山脈の西にある氷床上で2つの大きな氷山が氷河から離れて漂流したという。

しかし、研究者たちは、このような急激な環境変化は氷河の急速な流出に繋がる可能性があると警告する。








このパイン島氷河の位置は、昨年の南極大陸の亀裂の際に地図に示したことがあります。


south-pole-pine-02.jpg


もともと上の地図は、その少し前の2012年1月の「南極で地震をはじめとした数々の地質的変化が増加中」に載せたもので、地図中にある日付けは 2012年のものです。





南極大陸と周辺の地殻的異変は収まっていない模様


上の図に「サウス・サンドウィッチ諸島での群発地震」という項目がありますが、つい先日、7月15日にこのサウス・サンドウィッチ諸島でマグニチュード 7.3の地震がありました。


英南大西洋でM7.2の地震 日本に影響なし
NHKニュース 2013.07.16

ハワイにある太平洋津波警報センターから気象庁に入った連絡によりますと、日本時間の15日午後11時4分ごろ、南大西洋にあるサウスサンドウィッチ諸島付近を震源とするマグニチュード7.2の大きな地震がありました。

気象庁によりますと、この地震による日本への津波の影響はありません。



ここでは「南大西洋」とあるのですが、サウスサンドウィッチ諸島は地球上で人間が生活している場所としては最も南極に近い地域のひとつだと思います。平面での地図上では下の位置になります。

south-sandwich-islands.png


人間が生活しているといっても、 Wikipedia によりますと、現在、サウスサンドウィッチ島に定住しているのは「2人だけ」ということですけれど。

グリトビケンという町にその2人は住んでいるそうです。

grytviken_museum.jpg

▲ サウスサンドウィッチ島の2人の定住者が住むグリトビケンの博物館。


いずれにしても、南極大陸から南米に至る周囲での地殻的変動のような動きは今も続いています。

そして、サウス・サンドウィッチ諸島ではついにマグニチュード 7.2というこの地としては非常に規模の大きな地震が発生したわけですけれど、今後、この動きがさらに肥大していくとした場合、何かいろいろと示唆してくれるもののような気がします。

なんといっても、北極と南極は地球の「極」ですから。

そこに変化が生じるということは、ポールシフトのようなことも含めて、大きな変動を意味する可能性もあるのかも。






南極の崩壊は「新しい地球の生命の散布」にもつながる可能性もあるのかもしれない


ところで、南極は確かに質量を激しく流出させていて、「崩壊」というような方向に向かっている感じもないでもないのですが、一方で、南極の海底は新しい生命の宝庫であることが最近わかってきています。

「南極の崩壊」という現象は、あるいは、ここに住むまったく新種と考えられる生物たちや DNA が海の底から地球全体に広がる契機となるのかもしれません。

地球の海の生命が刷新されるというような意味も含めて。



先日の WIERD の南極の生命についての記事から抜粋して今回の記事をしめたいと思います。



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2013年07月06日



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dm-0705.jpg

▲ 氷の嵐、そして熱波と洪水を一日のうちに経験した 7月 4日のアメリカの状況を報じた英国デイリーメールの記事。 今回はこの記事をご紹介します。
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最近、天候関係の記事が多く、今回は違うことを書くつもりだったんですが、上のデイリーメールの報道を目にしまして、やはり記事にしたくなりました。気候に関してはどこで起きていることも他人事ではない時代だと思います。






今日は太陽が地球から最も遠い日


先日の記事の冒頭で、私の住む関東地方で、その時点でのピンポイント気温予測で下のようになっていることを書きました。




それで、今、その 7月 6日の午後なんですけれど、結果としてこのようなことにはなっていないようです。

暑いことには暑いんですが、気温 33度を越えると細胞のひとつひとつが沸点に至り、全身が消滅するといわれる私(へんなモンスターかよ)が、エアコンをつけることもなく部屋でこのように存在していますので、多分、30度少しくらいの気温だと思われます。

風もわりと涼しい。

もちろん、関東も広いですから、大変な気温になっている地域はあるとは思いますが。

関東は梅雨明けもしたようで。


梅雨明け:関東甲信で 昨年より19日早く 史上4位タイ
毎日新聞 2013.07.06

気象庁は6日、関東甲信で梅雨明けしたとみられると発表した。平年より15日早く、昨年と比べても19日早い。6日の梅雨明けは関東甲信では1951年の統計開始以来4位タイの早さとなった。



西日本より先に梅雨明けしたんですね。

ちなみに、今日、あまり気温が上がらなかったのは、あまり太陽が出ない天候だったこともありそうで、基本的に午前は曇りでした。

早朝、空を見上げると、「もう少し発達すると乳房雲( Mammatus )になりそうな雲」が空全体に広がっていました。

下の写真は窓から空を撮影したものです。
太陽も小さく雲の向こうに見えます。

clouds-2013-0706.jpg


「乳房雲」というのは、過去記事「異常といえば異常、普通といえば普通かもしれない最近の世界のいくつかの現象」で写真を何枚か載せたことがありますが、もっと発達すると、下のような雲となっていくものです。





今日の早朝は空全体がこんな感じで、また、多分、上空の大気が荒れていたのだと思いますが、富士山とかアメリカのシャスタ山などによく出るような、いわゆるレンズ雲と呼ばれる雲が複数、空に出ていました。



▲ アメリカのシャスタ山のレンズ雲。ここにはよくこの雲が出ます。北京の空に現れた「終末の雲」や富士山のレンズ雲から思う世界の7つの「聖なる山」より。



ベランダから空を見ていたのですが、近くに子どもがいたので、レンズ雲は見たことがないだろうと、驚かせてやろうと思い呼びました。


わたし 「あそこに UFO が飛んでるよ」
子ども 「ああ、オトーサン、あれはね、 UFO じゃなくて、ただの雲だよ
わたし 「・・・・・はい」
子ども 「雲が渦を巻いたみたくなって、ああ見えるんだろうね」
わたし 「・・・・・はい」


と、まったく動じることなく子どもはそう語って去っていきました。


それはともかく、今日は雲の向こうの太陽が何だか少し小さく見えるように感じました。




太陽の遠日点

その後知ったのですが(太陽が小さく見えたこととは関係ないでしょうが)、今日は「太陽が地球から最も遠い日」なのだそうです。

地球の軌道は、正確なまん丸ではなく、「楕円」なので、太陽から遠い場所や近い場所になることがあるのですが、この軌道上の太陽からもっとも離れた地点を「遠日点」と呼ぶのだそう。

下の図がわかりやすいです。
逆に太陽にもっとも近いのが、「近日点」というそう。

aphelion-2013.png


今日の「遠日点」についてのスペースウェザーの短い記事からです。


EARTH AT APHELION
Spaceweather 2013.07.05

地球は遠日点に

本日は、私たちは通常よりも太陽から遠いところにいる。太陽を周回する地球の軌道は、真円ではなく、楕円で、7月5日(日本時間7月6日)には地球は、楕円上の曲線で、太陽から最も遠い端に位置する。

天文学者は、これを「遠日点」(aphelion)と呼んでいる。遠日点にあるときには、太陽は空に通常より小さく表示され(通常より 1.7%小さい)、そして、世界の太陽熱は、年間平均より 3.5%程度小さくなる。これは、北半球の夏の暑さにわずかな救済を提供してくれるのかもしれない。




とのことで、実際に北半球全体で「太陽熱がやや弱くなる」という傾向はあるようです。


そんなわけで、また余談めいた話となってしまいましたが、ここから本題です。




熱波と雪景色が同居する世界


SantaRosa-2013-07-04.jpg

▲ 雹(ひょう)による嵐によって町全体に氷が雪のように積もってしまった米国ニューメキシコ州のサンタローザ。7月4日。地元のメディアの Komo News より。


7月4日というのは、日本では「七夕の3日前」という日くらいで特に大きな日ではないのですが、アメリカでは独立記念日という大きな記念日です。

でまあ、そんな日に冒頭の写真にありますように、アメリカのニューメキシコ州では、「氷の嵐 / 雹(ひょう)」の嵐によって、地域一帯が雪景色のようになってしまったということになったのですが、一方で、ユタ州では猛暑で2名の方が亡くなったとのこと。

それぞれの場所はかなり大まかですが、下の位置となります。

0704-sd-map1.jpg


下の図は、「個人的観測史上最大の「暴落」を見せた宇宙線とその原因を作った太陽フレア」に載せた先週のアメリカの熱波の地域の図です。





上の熱波に襲われた地図を見ますと、氷の嵐が降ったニューメキシコ州はどちらかというと、熱波に覆われているような感じなのですが、でも、一昨日は雪景色のようになったのでした。

ユタ州といえば今年の4月に、「地球の記録」の「米国ユタ州で史上最大規模の地崩れが発生」という報道をご紹介したことがありますが、いろいろと多難なことが多いようです。

utah-mine-2.jpg

▲ 上の記事より。



いずれにしましても、天候異常もなかなか極まってきている感じもありますが、そのことをまとめていた英国デイリーメールの記事をご紹介します。



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