2013年07月03日



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南極大陸で史上最大規模の洪水が発生していたことが確認される : 60億トンの氷底湖の水が海へと流れ込んだ計算に





▲ 2012年1月に南極で発見された約30キロメートルに渡って生じている亀裂。過去記事「南極で 30キロメートルの長さに渡って出現した「巨大な亀裂」」より。
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穏やかな気候の日々だったのですけれど

いきなり余談で申し訳ないですが、最近、ロシアやアメリカの熱波などを取り上げることが多かったのですが、「灯台もと暗し」でありました。

さきほど週間天気を見てみましたら、私の住む地域の気温の予想が下のようなことに。

76-77.png



「な・・・・・・・」と、思わず絶句に近い声が出ます。


赤で囲んだ日の予想最高気温が 37度!


「37度?」


私の表情は NHK 天気予報「熱中症予防情報」の「厳重注意」の顔になっていきました。

genju.jpg



子どもの誕生が 7日 7日なので、いろいろと呑気な予定を立てたりしていたのですが、本当に上のような気温になるとすると、外出自体が命がけになる可能性もあります。

それにしても何だか非常に唐突感のある気温ではあります。

関東というか、少なくとも私のいるあたりはわりとずっと過ごしやすい気温が続いているのです。暑さに弱い私が今年はまだ「暑い」と感じた日がほぼない感じで、朝方などは寒く感じる日さえありました。


気象庁のサイトを見てみますと、あー出てます、出てます。高温に関する異常天候早期警戒情報(関東甲信地方)というものが出ています。

souki-77.jpg



まあ、「30パーセントの確率」とあるのが救いでしょうか。

こういうのは、先日の記事などに書きましたジェット気流の「乱れ」が唐突に発生すると、予測が大きく外れる可能性もあります。頑張ってほしいですね(何に対して言ってる)。

私は本当に暑さに弱いです。




その後のアメリカ

ちなみに、アメリカの中央部から西海岸にかけては相変わらず猛暑のようです。

下の図はアメリカ国立気象局による今日 7月 3日の気温予測です。縮小したため文字が見えにくいですが、気温を摂氏に換算して、いくつかの場所の気温を記してみました。

赤の地域は、 38度以上あると考えていいと思います。

us-temp-2013-07-03.jpg

最も暑い場所はネバダ州の南部のあたりですかね。47.2度となっています。
サンフランシスコも 42度の予測で、都市部のこの気温はかなり厳しい感じがします。


genju.jpg



でも、過去記事などを思い出してみますと、今は冬に向かっている南半球のオーストラリアの今年の夏もスゴかったんです。

下は、2013年1月1日から1月18日までのオーストラリアの各地域で記録した最も高い気温を示したものです。茶色の場所は少なくとも、その期間に1度以上は「摂氏 45度以上」を記録したということになります。

heatwave_max_temps.jpg


広いオーストラリア全体がこの茶色の地域に覆われていて、かなり激しい夏であったことがわかります。これだけ広い国の中で、夏とはいえ 36度以下の場所(ピンク)がほんの少ししかないというあたりが「逃げ場なし」といった感じであります。


genju.jpg



それでは、身近に迫っている「猛暑」はきっと避けられるだろうという希望を持ちながら本題に入ります。




南極の氷の消失の原因のひとつかもしれない「大洪水」


昨日、「南極で観測史上最大の洪水が確認される」というようなタイトルの報道をいくつか目にしました。

このタイトルだけを見た時にはあまり意味がわからなかったわけです。

「氷だらけの南極でなぜ洪水が?」

と思ったからなんですが、記事を読みますと、南極大陸の持つ特性のいくつかを知る必要がありました。

まず「氷底湖」という存在。

これの一般的な意味については Wikipedia の「氷河の下、氷冠か氷床の下にある湖」ということで、つまり氷の大地の下にある湖ということなんですが、南極に限ると下のようになります。


氷底湖 - 南極

2009年、124の氷底湖をのせた地図が出版された。124のうちほとんどはNASAの人工衛星、ICESatによって新しく発見されたものである。内陸の湖は安定している傾向がある一方で、海岸近くの湖の多くはかなり変わる。いくつかの湖は何百キロメートルもの長さの運河のような構造で繋がっている。



というもので、今回の南極での洪水というのは、この「氷底湖が隆起したことによる洪水」というようなことらしいです。

起きた場所は南極大陸の下のあたりです。

ant-floods-01.jpg


メカニズムはともかく、このことによって起きた洪水での水量というのが、記事によれば、「ロンドンのテムズ川の水量の2倍と等しいほど」という、ちょっと想像しにくい表現だったので、これを数値にすると 60億トンということで、こちらだと、さらにどのくらいの量なのかよくわからないですが、とにかくものすごい量の洪水が起きていたということのようです。

この洪水が発生したのは最近のことではなく、2007年から2008年にかけて2年間近く起き続けていたようなんですが、どうも、この「氷底湖の洪水」というのは、他にもかなり起きていることだと考えられることのようで、海水面の上昇にも大きく関係しているということらしいです。


そして、私は今回、上の Wikipedia の説明を読んでいて、その中に気になる記述があることに気づきました。下の部分です。


氷底湖 - 特性

地熱による加熱と氷表面における熱損失のバランスが取れているため、氷の下の水は液体の状態を保つ。氷の圧力が水の融点を0°C以下としている。氷底湖の天井はちょうど水の圧力融解点と温度勾配が交わるところと考えられる。



説明そのものはあまりわからないのですが、この冒頭の「地熱による加熱と氷表面における熱損失のバランスが取れているため」という説明部分が気になった次第です。

つまり、そのバランスが崩れた場合はどうなるのだろうと。

現在この「バランス」という概念に関しては、自然において様々に崩れているように思いますし、また、「地熱」というものの変化も過去記事取り上げたことがあります。



そして、その表面の気象に関しても、先日の記事にも載せましたが、2012年に4日間でグリーンランドの氷床が溶けたという出来事がありましたが、原因は「ジェット気流の変化」と判明したようです。こういうグリーンランドのような「唐突な出来事」がとりあえず気象の事実として起きています。



▲ 過去記事「メルトダウンの序章? : 「たった4日間でほぼすべて溶けて消えた」グリーンランドの氷床」より。



そして、グリーンランドとは関係ないですが、そもそも、南極の周辺は昨年から非常に不安定となっていることがあります。




▲ 過去記事「南極で 30キロメートルの長さに渡って出現した「巨大な亀裂」」より。



最近は、「洪水伝説」のようなものを思うことがよくあって、「日々の洪水の夢を包む地球はカオスの真っ直中」という記事に書いたことがあるのですが、洪水の夢ばかりを見ていた時期があって、実際の洪水の頻発の中で今回のようなニュースを見ると、「南極の氷が全部溶けたらどんなことになるのだろう」というようなことを考えることもあります。


ともかく、ここからその記事です。

英国 BBC の報道です。



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2013年06月22日



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「水」の被害による言葉を失う光景の数々


先日の記事、

世界中で止まらない「黙示録的な洪水」の連鎖
 2013年06月20日

では、インド北部で起きている大洪水についてふれたのですが、その後の報道などを見ていますと、この洪水は、地域によっては、いわゆる通常の洪水とは違う原因の被害があったことがわかってきます。

このインドのウッタラーカンド州という中で、特に大きな被害を受けた集落のひとつに Kedarnath という村があります。正確な読み方はわからないですので、便宜上、ケダールナスと読ませていただきます。下が鉄砲水に襲われた後のその村の光景の写真です。

Kedarnath_temple_flood_landslide_photo.jpg


ke-02.jpg

Kedarnath floods 他より。


このケダールナスという村の場所は地図では下の場所になります。

Kedarnath-map-1.jpg

▲ ウッタラーカンド州 ケダールナス( Kedarnath )位置。チベットの国境に近く、ほとんど山岳地帯と言えます。


チベット自治区との国境に近い場所で、このあたりはほとんど山岳地帯のはずです。

「そんな場所で上のような激しい洪水が?」

と思い、グーグルアースの写真で、この村のあたりを見てみました。

それが下の写真です。

keda-ge.jpg


写真は冬の季節のもののようで雪がありますが、いずれにしても、見た感じでは完全な山岳地帯で、周囲にも「洪水を起こすような川の存在」というようなものも見えません、。


それなのに、どうしてこんな村を壊滅させたようなすさまじい鉄砲水が起きたのかを調べてみますと、インドのメディア PTI の記事を引用したサイトがありまして、そこに以下のように説明されていました。


今回のケダールナスの洪水は「ケダルドーム」の破壊によって引き起こされたと考えられている。ケダルドームとは、決壊したチャルバリ湖 ( Charbari ) の貯水池につながっている氷河状態のドームだ。

今回の記録的な豪雨は、インド北部の特にウッタラーカンド州とヒマーチャルプラデーシュ州の州で壊滅的な洪水を引き起こした。また、北インド全域に渡って地滑りが発生している。現在、インド陸軍、国境保安部隊(BSF)、国家災害対応部隊(NDRF)などが救助活動をおこなっている。

被害の大きかったケダールナスはウッタラーカンド州でも神聖なヒンズー寺院のある場所のひとつとして知られている。



詳細はわからないですが、山中の「氷河」あるいは「万年雪」のような状態のようなドームが、豪雨によって破裂、あるは溶解して、それが貯水地の大きな決壊に結びついたというような感じが伺えます。


ちなみに、ウッタラーカンド州では、 6月 20日から 22日までの3日間、州による「喪に服する期間の宣言」が出されました。被害の甚大さを印象づける出来事だと思います。

この記事をインドのメディアからご紹介します。


Three-day state mourning declared in Uttarakhand
oneindia (インド) 2013.06.20

ウッタラーカンド州は3日間の喪に服すことを宣言

uttarakhand-3-mourning.jpg


ウッタラーカンドの州政府は 6月 20日、絶え間ない豪雨によって引き起こされた洪水災害に対し、 6月 22日までの3日間を州として喪に服する期間とすることを宣言した。

州政府長官のSSネギー氏は、「鉄砲水と豪雨による洪水により、多くの人々の生命と財産に大規模な被害が生じたことに対して 6月 20日からの3日間を喪に服する状態とする」と述べた。

この期間、州政府の建物や施設ではすべて半旗が掲げられ、また、この期間での冠婚葬祭等は行われないこととする。







自然に対しての経験則が通用しなくなっていく時代に


最近、過去のウェブボットの抜粋などをしていることが多かったのですが、上のような「高高度での洪水」という言葉も何度も出てきていたものでした。

大きな被害が実際に出ている中で、それを書くのは心苦しいですのですけれど、そこに書かれている状況が非常によく今回の災害と似ている以上は、それはつまり、「今後も同じような原因での洪水が起きる可能性もあるものかもしれない」というようなこともあり、短く抜粋しておきます。

その「同じような原因」とは、経験したことのないほどの豪雨と共に、「氷河や万年雪などが溶けることによる洪水」も含まれます。

今から4年以上前のウェブボットからです。


ALTA レポート 1109 パート1
ウェブボット 2009年1月31日配信

・ 地獄の夏の期間には地球環境も大きく変化する。それは洪水の発生である。しかしこの洪水はおもに平地が水浸しになる一般的な洪水とはかなり異なっている。それは降雨量がほとんどない高地の谷あいの地域などで発生する大雨による洪水である。大雨はものすごい水流となって高地の谷を下り、洪水を引き起こすのだ。これにより、高高度の地域に突然と湖が出現する現象が相次ぐ。

・ さらに、高高度の山間の降雨量の増大は、山間部の万年雪を溶かしてしまう。これによる予期せぬ雪崩が相次ぐ。この現象の影響は深刻である。万年雪は水の供給源ともなっているため、これが溶解することで供給源が失われてしまうのだ。




ちなみに、大規模な洪水は、現在、カナダのカルガリーでも起きています。

ca-floods-01.jpg

CNN 「カナダ・カルガリーで洪水、住民10万人が避難も」 より。



今に始まったことではないかもしれないですが、「経験が通用しない」というようなことがいろいろな自然と関係する現象などの中に見受けられます。

雨の量。
その降る地方や季節。
気温や風。

いろいろな自然での出来事が、「ほんの数年前と違う」ということは、毎日の生活の中でも感じられます。

最近、日本では、登山される方の遭難が大変に多いことがよく報道されます。



これも「高齢者が増えたため」というようなことでまとめているものもありますが、その一方で、経験則が通じない「天候の変化」というものも少なからず含まれているような気はします。


まあ・・・・・実は・・・私自身は、「人間はあまり山に上らないほうがいいのでは」というようなことを思う人なんですが(山が神様なら、神様を足で踏んづけている)、しかし、登山を否定しても仕方ないわけで、これからは富士山の登山者なども増えるのでしょうけれど、ベテランの方も含めて、経験則以外の出来事によっての事故は起きるようにも思います。

特に、富士山に関しては噴火の可能性もそれなりにあるわけですし。
これもまあ・・・最近の富士山とそれを取り囲む日本人との関係に関しては、過去記事の、

富士山はもう日本人を守らない
 2013年05月08日

正直な気持ちを書いてしまったこともありますが、しかし、地元の人たちは喜んでいるわけですし、そのことに水を差す気もないですので、今後もうまく富士山と共存でききる日々が続けばいいなとは思います・・・。


いずれにしても、山にお上りになる方はお気をつけください。



ところで、台風4号というものがありました。

天気図などをよく見ている方は、あれが途中から「妙なこと」になっていたことに
お気づきだったのではないかと思います。

下は 6月 21日午前 5時の気象庁の天気図の雲の様子ですが、まだ台風4号は「勢力を保っている」と報道されていた時です。

t4.png


天気予報などでは上の丸の場所に「台風4号」と書かれていたのですが、雲の様子を見ると、上の通り「そこには何にもない」のでした。

勢力が弱まったとはいえ、ここまでまったく何もない状態で台風の進路を説明していた予報士の方々というのもちょっとこう、形而上的な感じさえするものでした。


私たちが初めて目にする「そこに何も存在しない台風」・・・。


なかなか気象の説明も脈絡がつかなくなっているのかもしれません。



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2013年06月20日



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holly-statue.jpg

▲ インド北部で早いモンスーン到来による歴史的な洪水が発生しています。洪水に飲み込まれたウッタラーカンド州にある聖地リシケシのシヴァ神の巨大な像。6月18日の BBC より。
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洪水という言葉の意味


4年ほど前にクレアなひとときに「大洪水と向き合うこと」というタイトルの記事を書いたことがあります。

その 2009年も大変に洪水が多い年で、何百年に一度、というような形容がつけられる洪水が多く発生していたのですけれど、しかし、昨年2012年の、

洪水...洪水...洪水.. 世界中で異常な数と規模で発生し続ける洪水
 2012年08月26日

という記事では、それをさらに上回るような洪水が、2009年よりもはるかに多くの地域で、あるいは「世界の至るところ」で起きていました。それには、日本の九州での洪水も含まれます。


そして今年 2013年。

さらに洪水の規模は拡大しているように見えます。

先日の、

「夜光雲の様子がおかしい」と科学者たちが語るその下の地球は未曾有の洪水に覆われ
 2013年06月11日

では、ヨーロッパの大洪水の様子を取り上げていますが、ヨーロッパの最近数百年で最悪だったと考えられるこの洪水は、下の地域を壊滅的な状態にしました。

eu-floods.jpg


今、ヨーロッパの洪水の舞台は、フランスに移っています。

fr-floods.jpg

▲ この洪水は現在まだ進行しているものです。Channelnews Asiaより。


ドイツやノルウェーの洪水でもそうでしたが、このフランス南部でも「それまで経験したことのないような豪雨が短時間に降った」とされています。

そして、今現在、世界でもっとも激しい洪水に見舞われているのがインド北部なのですが、そのことは最後に報道の翻訳を含めてご紹介します。


その前に、日本のことを少し。

上に書きました「それまで経験したことのないような豪雨」。
これが日本でも昨日から起きています。

ちょっと前の記事までは「水不足が深刻化している」ことを書いていたのですが、西日本ではこの水不足は現在の雨で相当解消しそうなので、それはいいことだと思いますが、しかし、それだけでは済まない被害や影響なども起きそうな感じとなっています。今の気候は、どちらの方向に向いても「極端」に向かうということを感じます。

下の記事は今朝のウェザーマップからの抜粋です。


記録的な大雨続く 各地で観測史上1位
ウェザーマップ 2013.06.20

活発化した梅雨前線に伴い、西日本から東日本を中心に発達した雨雲がかかっている。和歌山県古座川町では午前3時頃に1時間降水量が73ミリの非常に激しい雨が降り、6月としては1位の降水量を記録した。

また、各地で記録的な大雨となっており、24時間降水量は、きのう6月19日までに石川県七尾市で219.0ミリ、島根県大田市で195.0ミリと観測史上最多となったが、20日午前5時40分現在、山口県萩市で310.0ミリなど、観測史上1位の降水量となり、記録を更新している。



上のようにいろいろな場所で、観測史上の雨量の記録を更新している状況で、しかも、地域によっては、雨の本番はこれからだと思いますので、いろいろとご留意されていただきたいと思います。


とにかく、世界のどこでも、「ほどほど」という部分があまりないのです。


そういえば、最近、4年前ほどのウェブボットを取り上げることが何度かありましたが、上のほうでふれました4年前のクレアの記事にも、ウェブボットからの抜粋がありました。


ALTA1109 パート3
ウェブボット 2009.01.24

数年前からの現象だが、2009年頃に「洪水」という言葉がピラミッドの頂点に来るようになった。

これは自然災害としての「洪水」だけではなく、「家の差し押さえの洪水」「破産の洪水」「通貨の洪水」「ハイパーインフレーションの洪水」などというように、「洪水」の言葉で形容できる様々な現象を指している。

このように、「洪水」は幅広い現象を説明できるキーワードなので言葉のピラミッドの頂点にくるのだ。




今回は最後に、インドで起きている壊滅的ともいえる洪水についての記事をご紹介しておきたいと思います。





インドの洪水


下の動画は、インドでの現地のテレビ報道からの抜粋です。




報道そのものはロシアの声から、写真は AP などのからご紹介いたします。このインドの洪水は、報道により犠牲者数はかなり違い、また、時間と共に増え続けていますので、被害状況は暫定的なものです。

ところで、このインドの洪水も上のほうに書きました「ほどほどという部分がない」ということを感じさせるもののひとつではあります。

どうしてかというと、ほんの少し前までインドの一部では「極端な水不足で人々が苦しんでいた」からです。

下は、日本のサンケイビズの6月1日の記事です。
リンク先に記事がありますので、興味のある方はお読み下さい。

india_water_shortage.jpg

▲ サンケイビズ インド 水不足が招く悲劇より。


インドは広いですので、洪水も干ばつもインドの全体にあてはまるものではないですが、それでも「中庸が存在しない現在の気候」というものを感じます。

では、ここからインドの洪水の記事です。



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2013年06月09日



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昨日の、

「穏やかな地獄の夏」へ向かう気配の中で : 噴出する様々な異常気象の原因
 2013年06月08日

という記事で「水不足」の話を書いたすぐ後に、今度は「台風が発生した」というということを気象庁が発表していました。

yagi-01.jpg


台風3号が発生
tenki.jp 2013.06.08

気象衛星画像を見ると、日本のはるか南の海上にある雲が渦を巻いています。
この熱帯低気圧の雲は、8日21時に台風3号になりました。
今年は1月と2月に台風が1個ずつ発生しましたが、今回はそれ以来のことです。



とのことです。
この台風3号の英語名は YAGI (ヤギ)ですが、意味はわかりません。


台風とは関係ないですが、今日なども九州や四国などでは相当の雨が降っているようで、水不足どころか、地域的には逆の心配が出てきているようです。

台風が日本に近づくとしても、あと3日後くらいで、しかも大した勢力の台風でもないので、普通なら何の心配もないような話なのですが、やはり、昨日の記事にも書きました「最近の自然の出来事はなんでも前代未聞」というような面は確かにありますので、簡単に「何の心配もない」とは言い切れない面はあります。

なぜか知らないですけど、米国の Accu Weather という天気予報サイトでは下のような図を載せて、なんだか煽っていました。

acc-ttf.png

アメリカは日本について、政治や経済のことはあまり報道しないですが、日本の災害のことについては一生懸命報道します(苦笑)。自然災害や熱帯低気圧は、アメリカのほうが今、深刻なはずなんですけれど。






「 30分で1ヶ月分の雨」が降った例も


台風そのものの威力はどうであれ、梅雨前線などと結びつくと昨年の7月に九州であったような、とんでもない量の雨が降る可能性もないではないかもしれないですので、どんな自然現象でも今は侮らないのがよろしいかとは思います。

昨年の九州の豪雨は海外でも大きく報道されていました。お忘れの方もいらっしゃるかもしれないですので、その時の海外での報道の動画をはっておきます。

2012年7月の九州の豪雨




ちなみに、「最近の前代未聞の降雨の例」としては、5月31日に、ロシアのヤロスラヴリという街で、「30分間で1ヶ月の降水量と同じ量の雨が降った」という例があります。

vor-61.jpg

ロシアの声より。


ロシアのヤロスラヴリというのは下の場所にあります。
モスクワに比較的近い場所です。

yarosraburi.jpg


ロシアでは、昨年も南部のクバン地方という場所で「1昼夜で6ヶ月分の降雨量に相当する雨が降った」ということがありました。それに関しては、昨年の7月の記事、

私たちが経験している現在の気候変動は次の数万年の人類史への扉かもしれない
 2012年07月13日

でふれていますが、その中で私は下のように記していました。


最近の日本や世界各地の自然災害を見ていますと、「もはや今までと同じような気候や天候が繰り返される時代ではない」ということが今年は特に明らかになってきている気がします。

「今まで」というのは、この 2000年とかそういう区切りですが、文化、生活、そして農作なども今までは違う形に変貌させていかなければならない時期の始まりということなのかもしません。もちろん、先のことはわからないですが、しかし今後、突然、穏やかな気候に戻るというような気はあまりしません。



この1年前に記した感想は今でも同じか、あるいは確信めいてきている感じがあります。

それでも、どんなに気候が変動したり激しいものとなっても、人間はある程度は順応してきた歴史があるわけで、今までも人類はそうやって変化の中で生きてきたものでもあります。

なので、環境の変動に過度の心配をする必要もないとは思いますが、しかし環境の変動が「ある程度を越える」と、順応できる人の数も減ってくるということは言えそうで、上の「私たちが経験している現在の気候変動は次の数万年の人類史への扉かもしれない」という記事には、2008年に米国スタンフォード大学の研究として、「人類は7万年前に人口が 2000人にまで減少していた」という可能性を発表した記事を抜粋しています。

このことはいつも私が思い出す出来事でもありますので、再度、一部抜粋しておきます。


Study says near extinction threatened people 70,000 years ago
AP 2008.04.24

人類は7万年前に全世界でわずか2000人にまで減少し、絶滅しかけていたことが研究で判明

遺伝学研究によると、ミトコンドリア DNA の追跡により、現在の人類は約 20万年前にアフリカに住んでいたミトコンドリア・イブと呼ばれる単一の母親の子孫であることがわかっている。そして約6万年前から全世界へ人類の分散が始まった。

しかし、この「人類の全世界への分散までの間に何が起きていたか」については今までほとんどわかっていなかった。

最近のスタンフォード大学の研究によると、今から7万年前に極端な気候変動によって、人類の数は一時 2000人にまで減少し、絶滅の危機に瀕していた可能性があることがわかった。



多少の誤差はあるだろうにしても、この研究の数値がある程度信頼できるものなら、この 2000人がその後の7万年で 70億人にまで増えたということになるわけです。 350万倍?(計算違うかもしれません)。いずれにしても、比較的短い期間にものすごい増え方をした人類なわけですが、急激に上がったものというのは、落ちる時はストンと落ちるものが多いです。


今がその「落ちる時期」なのかどうかわからないですが(後になってわかることだと思いますので)、イメージ的には「近い」感じもします。




雲が描く龍の顔

ところで、今回の記事のタイトルに「龍の顔」と書きまして、まあ大した意味はないんですが、気象庁の天気図などを見ていた時に、現在(2013年6月9日午前)の雲の形を見ていると、日本付近の雲が「龍のかたち」に見えたんです。

dragon.jpg

▲ 6月9日午前10時の日本付近の雲。


北海道のほうにあるのが尻尾で、西日本のほうにあるのが頭。

そして、東北の太平洋上の沖の上でグルッと尾が円を描いているような感じ。


ちなみに、戦時中の海外のイラストには下のような日本の描かれ方もありますし、「龍 vs 龍」といった感じですかね。


j-dragon-576.jpeg

▲ 過去記事「土星を周回する月の龍」より。



さらに記事のタイトルには「日本で最強の火山:薩摩硫黄島」と入れたのですが、このことに関して少し書いておきます。薩摩硫黄島は上の「龍の雲」では顔の中心あたりにある火山です。





日本で最大規模の火山は鹿児島の海底にある


日本最大の火山というと、どうしても「富士山」というものを筆頭に考えますが、象徴としてはそれは非常にわかりやすいし、正しいようにも思います。

しかし、単純に「大噴火の比較」としては、日本の過去数万年で、他と比較できないほどの最大の大噴火をしたことが確実となっているのは、鹿児島の薩摩硫黄島、あるいはそこにある海底の火山なのです。

地球には「7大超巨大火山(スーパー・ボルケーノ)」と呼ばれているものがあり、それは、


1.セージア渓谷 (イタリア)
2.イエローストーン (米国)
3.薩摩硫黄島 (日本)
4.トバ火山 (インドネシア)
5.ニュージーランド北島のカルデラ群 (ニュージーランド)
6.シャツキー海台 (太平洋の日本側)
7.オントンジャワ海台 (ソロモン諸島)


とされています(7つの超巨大火山より)。


現存している火山の中で、スーパー・ボルケーノとされる火山は日本では、薩摩硫黄島と、あるいはそれを含む海底にある「鬼界カルデラ」だけのようです。

この火山が噴火したのは、放射性炭素年代測定法では今から約 6300年前ほど。その規模は、巨大噴火に埋もれていた幻の縄文文化というサイトによりますと、


爆発規模は、フィリピン・ピナツボ火山の 10〜 15倍ぐらい、雲仙普賢岳のおよそ 100倍と驚異的で、過去一万年の日本火山史のなかで最大の噴火だった。

上空 3万mの成層圏にまで達した大量の火山灰は、遠く東北地方にまで飛散したほどで、南九州一帯は 60cm以上の厚さで埋め尽くされた。



という噴火でした。

そういう超巨大火山であるというせいもあるのでしょうが、少しでも噴火活動があると、わりと海外のサイトなどでも取り上げられます。今、薩摩硫黄島は小規模な噴火を起こしているのですが、海外のサイトでは、早速、下のような図入りで説明されていました。

kikai.jpg

New activity reported at Japan’s Satsuma-Iwo-jima (Kikai) volcano (日本の薩摩硫黄島(鬼界)で新たな火山活動) より。



ちなみに、今、薩摩硫黄島で起きている噴火は小さなものです。
日経新聞の記事を抜粋しておきます。


薩摩硫黄島の警戒上げ、小規模噴火
日本経済新聞 2013.06.04

気象庁は4日、薩摩硫黄島(鹿児島県三島村)の噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた。火山灰の状況から小規模な噴火があったと判断した。噴火の発生は2004年10月以来。

今後も小規模な噴火の恐れがあり、火口から約1キロ以内で警戒が必要としている。ただ火山性地震は少ない状態が続いており、地殻変動もないという。



ということで、現時点では何の心配もない薩摩硫黄島ですが、この薩摩硫黄島とその下にある巨大な「火山の母体」である海底火山が、縄文時代以来の日本での最大の噴火を起こしたエネルギーを持つ火山であるということは事実のようです。

ちなみに、この噴火のせいかどうかはわからないですが、九州の縄文文化が、この噴火を境に忽然と姿を消したことが上記の巨大噴火に埋もれていた幻の縄文文化に書かれてあります。

薩摩硫黄島の噴火前までは、南九州の縄文文化は、他の地域と比べて並外れて進んだ文明の発展を見せていたようです。それが「瞬時」に途絶えてしまった。

確かに巨大な火山の噴火は文明に大きく影響する可能性が常にあります。そういう意味では、富士山も日本を変化させる可能性を持っているのかもしれません。


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2013年06月08日



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すでに始まっていた日本の深刻な水不足


先日の記事、

太陽系で惑星が直列と六芒星をかたち作る 2013年 7月からの地球の行方
 2013年06月05日

の中で、梅雨入り以降、ほとんど雨が降っていない現状について、


> 今後の状況によっては、深刻な水不足になる可能性が存在している雰囲気が漂います。


などと悠長なことを書いていたのですが、すでに水不足は深刻であることが国内の多くのニュースで知ることができます。

下の長野県のニュースはあくまで、そのうちのひとつで、本州から九州までの各地ですでにかなり深刻な水不足となっているようです。


空梅雨、農業用水不足深刻に 東御など「収穫に影響も」
信濃毎日新聞 2013.06.06

w-s-1.jpg梅雨入りした県内で少雨傾向が続き、農業用水の不足が深刻化している。東御市八重原(やえはら)では、多数のため池の一部が空になり、田植えを終えたばかりの水田で干上がる場所が出始め、地元農家でつくる八重原土地改良区は5日、「このままでは農作物の収穫に大きな影響が出る」として市に対策本部設置など支援を申し入れた。

長野地方気象台によると、東御市の5月の降水量は38・5ミリで、平年の4割強にとどまる。県内は梅雨入り直後の5月29、30日に全域で雨が降ったが、6月は降水を観測する45地点のうち40地点で降水を観測していない。



取水制限が始まった地域も多く、中国新聞には「梅雨なのに…取水制限の方針」というタイトルの記事があったりしました。

どうして、梅雨入りしてからこんなことになってしまっているかというと、気象庁の説明によると、「日本列島にかかるはずだった梅雨前線が南の太平洋上にあるから」ということのようです。

まあ、下の図は私が適当に作ったものですので、正しい説明にはなっていないと思いますが、大まかにはこのような状況によって雨が降っていないということのようです。

ts-2013.jpg


では・・・もし・・・上の気候の配置が今後もずっと続いたら?・・・というようなことをつい考えてしまいます。

そうなると雨が極端に少ない日々が続いていくということになるわけですけれど、まあ、そんなことにはならないとは思いますが、それでもそんなことを考えてしまうのは、やはり最近の世界での異常な気象状況を見ているからということも言えるかもしれません。

先日の記事でも、ヨーロッパでの前例のない大洪水について少しふれていますが、今、「この洪水はなぜ起きたのか」ということが、科学者たちの間で討論されています。




地球のジェット気流は北半球すべてで「変化しながら共鳴」している


g-floods.jpg

▲ ドナウ川の洪水で多くが水没したドイツ南部のデッゲンドルフ。6月6日。AFP より。


昨日の AFP に、「中欧の大洪水、温暖化と土地利用が背景に」という記事がありました。

このタイトルだと、洪水の理由がわかったかのような見出しにも見えますが、読みますと、「いろいろな科学者がいろいろな説を述べている」というのが現状です。

ただ、「地球の大きな気流の流れが変わったことが原因のひとつ」ということは言えそうで、たとえば、さきほどの日本の気候の配置が予測とはズレてしまっていることなどもそうですが、これまでと同じ予測は通用しないという部分がありそうなのです。

上の AFP の記事にドイツの気候変動ポツダム研究所という施設の科学者が出ていまして、下のようなことを言っています。


気候変動ポツダム研究所は、地球上空のジェット気流が乱れたことによって、豪雨をもたらした低気圧が移動せず1か所に停滞してしまったと指摘している。

同研究所は、現在ロシアで起きている干ばつも、この気流の乱れに関連しているとの見方を明かした。



そして、上の研究所の科学者によれば、ジェット気流の「共鳴」というのは、北半球全体に広がっているものだそう。つまり、仮に異常気象がジェット気流に起因しているとするならば、それは「北半球全体の異常気象と関連する」ということも言えそうです。


いっぽうで、正式な科学の世界「ではない」方面でも、現在の異常な気象について、他のいろいろな説なども言われています。

たとえば、米国の「アースチェンジ・メディア」の最近の無料メールマガジンには、「何が地球の激しい気候を作り出しているのか」というタイトルの配信があり、そこには、「地球のコアが過熱しているため」というようなことが書かれてありました。

そこには、太陽フレア、CME、太陽のコロナホール、放射線、そして宇宙線などすべてとの相関関係があるというようなことが書かれてあります。

galaxly-sun.png

▲ アースチェンジ・メディアの記事にあったイラスト。


まあ、上の図のような相関関係を科学的に説明することは無理でしょうが、そういえば、「地球のコアは知られている以上に高温だった」という報道が4月にありました。

earthcore.jpg

▲ ロシアのプラウダより。


上の見出しの意味は、実際の温度が上がっているということではなく、「計測上」での話で、地球のコアの温度は従来 4500度から 5000度の範囲だと考えられていたのが、フランスの研究グループたちによって、測定のエラーが修正され、地球のコアの温度は 6000度であると決定されたというものです。

日本語の記事も AFP にあります。





地球内部のこと

ちなみに、この「地球の内部」というものに関しては、以前よく書いていましたが、私自身は、地球の内部というものは現在の科学で説明されているようなものだとはあまり思っていない部分があるのです。

しかし、それに関してここでふれてしまうと、話が混乱してしまいますので、過去記事をリンクすることに留めたいと思います。関係した記事は主に、地球の内なる太陽というカテゴリーにあります。

地球からのニュートリノと地球内部からの膨大な熱の源は何か
 2011年08月27日

米国海軍少将バード提督のすばらしき北極旅行日誌
 2012年06月02日

「地球の年齢がわからない」: ミシガン工科大学の調査が地質学に与えるショック
 2011年11月26日

などの記事ですが、科学的なものからオカルトやスピリチュアルな記事まで含めて、他にも数多くの地球の内部に監視の手過去記事があります。


いわゆる「地球空洞説」という言葉がありますが、それと似たような感じのイメージを想定しているのですけれど、しかし、それをそのまま信じるほど素直なわけでもなく、地球の内部に関しては、「謎」という言葉が本当に合うと思います。



ところで、上にリンクした「地球の年齢がわからない」という記事にありますけれど、地球の年齢というのも実はよくわからないものである可能性があるのです。

私たちは「地球の年齢は 46億歳」というように教えられてきましたが、この説も「仮説」であるということは言えそうです。

上の「地球の年齢がわからない」という記事に書きました「地球の様々な年齢」につしいて、再度掲載しておきます。科学的であるものと、あまり科学的でもないものも含まれていると思いますが、まあ、こういう説もあるということです。


計測されて判明している地球の年齢の候補

・46億年と出るもの → 炭素、ルビジウム、カリウム

・200億年以上と出るもの → ウラン

・17万 5000年と出るもの → ヘリウム

・10万年と出るもの → 宇宙塵(ポインティング=ロバートソン効果

・炭素14では地球の歴史は 6000年

・宇宙塵の月と地球の堆積量での比較で、地球の歴史は 5000年から 6000年

・彗星の存在から考えると太陽系自身の寿命が 10万年以内

・放射能崩壊を大気中のヘリウムとの関係で考えると、地球の年齢は長くて1万年

・海の炭酸塩の存在の最大の上限が 10万年




というように混乱した計測結果があるようですが、まあ、私は上すべてに異議があったりします。何しろ、私は「地球は生まれていない」という説の持ち主であるわけで(苦笑)、年齢という概念も存在しないと考えています。

フレッド・ホイル博士などが唱えていた「宇宙は膨張しているにもかかわらず時間とともに変化しない」という「定常宇宙論」とような感じのイメージを地球にも想定していたりします。





私たちは穏やかな地獄」へ向かっているのか、そうではないのか


話が混乱してきていますが、気候に話を戻しますと、現在の異常な気象の理由について、はっきりとした説はないものの、「地球の気流が大きく変化している」ということはある程度は言えそうで、そして、そのジェット気流の速度自体も低下していることもハッキリしているようです。

Star Tribuneというニュースサイトに「1979年以来、ジェット気流の速度が 14パーセント低下しており、これがアメリカの洪水や干ばつなどを招いている可能性がある」ということが書かれてありました。

jet-1979-2013.jpg

Star Tribune より。



それにしても、ここ数日は、雨が降らないせいで確かに穏やかです。

春まで吹いていた強風も最近はなく、「のんびりとした初夏」というような感じの日々が続いています。

しかし、この穏やかさは「歓迎すべき心地よさ」なのかどうかはわかりません。このまま穏やかにずっと雨が降らなければ・・・それは穏やかは穏やかだけれど、「穏やかな地獄」に向かって進んでいるということにもなります。

ロシアやアメリカなど北半球では、すでに干ばつが大きな問題となっていますが、日本もその懸念は今のところは拭えないように思われます。

楽観的な部分では「そのうちバーッと雨が降って何とかなる」ということもあるでしょうけれど、世界を見ていますと、どうしても楽観できない面も大きいです。

かつて、ウェブボットに「地獄の夏」というキーワードがありました。

その言葉を思い出します。



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2013年05月01日



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関連過去記事:
あらかじめ予測されていた小氷河期の到来
 2011年11月07日

国立天文台が「太陽の磁場異変の進行」を確認し、その状態が過去の「小氷河期」と類似していることを発表
 2013年02月05日
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先週のアメリカの科学メディアであるライブサイエンスに「どうして、この春はこんなに雪が多いのか?」というタイトルの記事がありまして、今回は、日本や世界の最近の気温などと共に、その記事をご紹介します。


ところでその前に、今回の天候の記事とは全然関係ない写真ですが、ぜひご紹介したかった写真がありますので、まず貼っておきたいと思いました。



悪魔的な様相を見せ始める「太陽系の荒れた天候」


sat-hex.jpg

Daily Galaxy より。

上が何の写真かおわかりでしょうか。
少し前の過去記事に載せたことがある場所ですが、最近その様子が変わってきたようです。

これは、今年3月の

木星・土星などに続いて「金星の極点」でも確認される奇妙な巨大渦巻き
2013年03月26日

という記事に載せたこともある「土星の北極で起きている嵐」です。その時は下のような写真の様相でした。




どうにもこの数ヶ月で「成長」しているようです。

というか、この色彩はなんというか「悪魔的」というか、こう・・・「地獄の何とか」というような形容がつけられるような壮絶な雰囲気を醸し出しています。


無声映画時代の、月の目にロケットが刺さるという下の描写で有名な 1902年の『月世界旅行』という映画があります。

m-moon-1.jpg


この映画を作ったジョルジュ・メリエスという人が後年に撮った『極地征服』( 1912年)というメルヘン調の映画があります。

その映画では「太陽系の中で土星だけが悪者の顔」で描かれるんです。
下がそのシーンです。

dosei.jpg


土星、悪そうでしょう(笑)。


どうして土星だけ悪者扱いか以前はわからなかったんですけれど、土星で今実際に起きているストームの色彩を見ていますと、「ああ、なるほど」と認識したり。ジョルジュ・メリエスが『極地征服』を作ってから今年で 101年目ということで、土星の悪魔ぶりも地球に向けてのハナムケなのかもしれないですが。


また、上の土星のストームですけれど、その大きさは下の比較図でおわかりになると思います。

earth-size-2013-04.jpg


中心部だけで地球何個か入る大きさというすごいサイズなのですよ。

太陽系の荒れ方もカオス的な状況となっているかもしれない現在ですが、地球も太陽系の一員として十分にカオスを連動させているように思います。





春はいつ来るのか?


昨日、知り合いと電話で話していた時に、「そういえば、北海道、雪すごいらしいね」と相手が言います。

私 「いくら北海道でも5月近くで雪降らないよ」
相手「ニュースでやってたぞ」


ということで、見てみますと、なるほど、下のような報道がたくさんあります。

hokkaido-01.jpg

▲ 4月 22日の北海道新聞の記事 春どこへ…道東で降雪 より。



さらに、一昨日の報道、

hokkaido-02.jpg

▲ 4月 29日の北海道新聞の記事 道東、冬に逆戻り ウトロで降雪45センチ より。


ついでに今日( 5月1日)の北海道の天気予報を見てみますと・・・。

hokkaido-03.png

Yahoo! 天気・災害 より。

明日( 5月2日)の札幌の天気予報に雪のマークがついているのでした。


これは前言を撤回して、知人に「5月も雪は降るみたいだね」と言い直さなければならないようですが、まあしかし、これは普通とは言い難い部分はあるとは思います。



この「なかなか終わらない冬」に関しては、北半球の多くの地域から報告されていて、北米大陸などでは、カナダもアメリカも「観測史上で最も寒い春」を迎えている地域が多いそうで、下はカナダの報道からです。

100-cool.jpg

CBC ニュース より。


アメリカの状況もひとつニュースを翻訳してご紹介しておきます。

先週のワシントンポストの記事からです。


Historic cold records fall in Southern Plains
Washington Post 2013.04.23

歴史的な寒さがアメリカ南部の平野部を見舞っている

米国の南部平野部の人々はこの4月、歴史上で最も寒い春の日々の中で凍えて暮らしている。オクラホマシティでは、氷点下 0.6度まで気温が下がり、これは 1891年の低温の記録を越える寒さだ。南部では平野部全般で平年より平均で1度程度気温が低い。

temp-2013-04.jpg


他の地域でも、テキサス州ラポックで氷点下 3.9度まで気温下がった。これは 1911年の記録された以来のできごとだ。同じテキサス州のアマリロでは氷点下 6.1度という記録的な低温となった。

4月 22日には、米国の 489観測地点で観測史上最低気温の記録を更新した。カンザス州ウィチタでは 1889年に観測を開始してから初めてとなるこの季節の降雪を記録した。

NOAA (アメリカ海洋大気庁)は、このアメリカの一部の地域での記録的な低温が世界全体の傾向を示しているわけではないと述べている。



ということです。

NOAA は「世界全体が寒くなっているということではない」と言いたいようですが、寒くなっている国と地域が多いのも確かです。


その理由は結局よくわかっていないながらも、「ジェット気流の異変」などもあげられていて、通常とはかなり違う動きとなっていることなどが今年の初めから観測されていたようです。そのジェット気流についてもふれていましたライブサイエンスの記事をご紹介しようと思います。

記事はここからです。



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2013年04月26日



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▲ 4月23日に浜松市天竜区春野町の茶畑で発生した地滑り。「富士火山帯」上の静岡県浜松市で発生した大規模な地崩れは世界的な地殻の異変と関係するのかより。
--





富士火山帯周辺の異変と地球の「半分」の地震の多さ


数日前、静岡県浜松市の茶畑の崖で大規模な地崩れが発生したことが報道されていました。
上の写真の記事に詳細があります。

この地崩れは昨晩(4月26日)にも、再び大規模なものが発生したようで、 NHK で報道されていました。


茶畑の地滑り さらに崩れ落ちる
NHK 2013.04.25

jick-0426.jpg


静岡県浜松市の山沿いの茶畑で起きた地滑りで、25日午後10時すぎ、茶畑の下の斜面が新たに幅およそ20メートル、高さ90メートルにわたって崩れ、静岡県と浜松市が警戒を続けています。

静岡県などによりますと、25日午後10時15分ころから10時半ごろにかけて、これまでに地滑りが起きていた場所を下から見て右側の斜面が、幅およそ20メートル、高さ90メートルにわたって崩れました。



この場所は、こちらの記事に図で示しましたけれど、地質学上では、「富士火山帯」と呼ばれている火山帯の地域に含まれている場所のようです。

kazan-b.png

▲ 浜松町の地崩れと富士火山帯の位置を示したもの。



上の図では、参考までに富士山の位置と、最近まで群発地震が続いていた三宅島の場所も示しています。


あと、あまり関係ないかもしれないですが、こちらの記事では、世界中で発生し続けているマグニチュード6以上の地震の分布図を載せました。 4月 14日から 4月 20日までの1週間のものです。

今回、そこにさらに 4月 20日から昨日 4月 25日までのマグニチュード6以上の地震を加えました。青色のものが 4月 20日以降の地震です。

m-6-2013-04-15-25.png



そして、上の浜松のような地滑り、あるいは地崩れのような地盤崩壊は、最近は、ほぼ毎日のように起きています。「ほぼ」というのは、毎日以上の頻度で起きているからです。

今回は、最近の地崩れの報道をそれぞれ短くご紹介します。


最初のシアトルのものは3月の終わりの報道ですが、他はすべて最近の数日間(数ヶ月ではなく、数日)に起きたものです。


気候などの関係もあるのでしょうけれど、何だか世界中が「地盤崩壊のサイクル」にあるようにさえ感じます。ロシアのシンクホールのことを記しました最近の記事の、

突然開くシンクホールの恐怖 : この数週間で異常な頻度で地盤崩壊が発生し始めたロシア南東部の街
 2013年04月11日

などにある、「唐突に発生が始まった」あたりのこととも関連して、最近になって地殻活動が特に活発化しているというようにも感じます。



▲ 上の記事より。これらのシンクホールは、「突然」開くので、走行中の車なども次々と穴に吸い込まれていっていることがなかなかコワイところです。


では、ここから、多発する世界の地崩れ状況についてです。

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2013年03月28日



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▲ 3月26日にアメリカのワシントン州で発生した米国史上でも希に見る巨大な地崩れ。この報道を後でご紹介します。
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今回はタイトルの通り、世界各地で大地が崩壊しまくっていることについてです。2日前には中国の新セン市というかなりの都会のど真ん中で、シンクホールというより、地崩れが発生しました。その様子が動画におさめられているので貼っておきます。

中国深セン市の大地の崩壊 2013年3月26日





このような「世界中で起きている地崩れとシンクホール」のことを、全部は無理ですので、少しだけご紹介しようと思っている・・・のですが、その前に2つほど余談がありまして・・・。ひとつは「お詫び」で、もうひとつは25年間かかって辿り着いた「聖クリストファーと私の関係」についての話です。


「お詫び」というのは、イタズラ心の関係の話になってしまうんですけど、昨日の、

苦痛の「ない」アルマゲドンへ: ヒッグス粒子の確定と共に確定した宇宙のカタストロフ
 2013年03月27日

という記事の最初に、デイリーギャラクシーの下の写真を載せました。




この写真自体は、確かにデイリーギャラクシーに載っていたもので、銀河の写真であることは確かなのですが、「少しだけ細工」していたんです。

下の赤丸の部分は私がこっそりコピーで加えたものでした。
拡大したものも下に載せてあります。

saibo.jpg

▲ Newton Web版 「動物細胞(真核細胞)の全体像と,その中に含まれる細胞小器官について」より。



上の図はもともとは、ずいぶん昔の記事ですけれど、

[地球の内なる太陽] Vol.1 - その意味
 2011年08月19日

という記事の中で、

宇宙があり > 銀河系があり > 太陽系があり > 地球があり > 人間がいて > 細胞があり > 遺伝子があり > アミノ酸があり > 分子があり


ということを図説した中の「細胞」の部分の図として使ったものです。イラストは科学雑誌ニュートンに掲載されていたもので、ほぼ正確な人間の細胞の描写になっています。そして、昨日の記事を書いている途中で銀河の写真に「ふと」人間の細胞を入れたくなってしまったのでした。


なので、お断りなく入れたのですが、そのまま「間違った宇宙の図」を放置しておくのもあれかなあと思いまして、お詫びすることにしました。


さて、しかしまだ今回のことには続きというのか、つながりはあるのです。そのつながりとは記事そのもののことで、上の細胞の写真は、[地球の内なる太陽] Vol.1 - その意味 という記事に載せたものでした。

その記事に 1785年、つまり 230年くらい前に薔薇十字という秘密結社により発行された「薔薇十字の秘密のシンボル」という発行物の内容にふれています。さて・・・まだ余談が長くなりそうですけど、お許し下さい。

話は今朝のことになります。





夜中に目覚めて最初に目に入ってきたのは「エメラルド・タブレット」の最重要シンボルだった


この「地球の内なる太陽」というシリーズには、

ヘルメスのエメラルド版(エメラルド・タブレット)
 2011年09月02日

という記事があります。
エメラルド・タブレットは中世の錬金術というか、「この世の存在のすべての成り立ち」をあらわしたものとされていますが、それを表した図がしたのものです。




いろいろなマークやシンボルがあるのがおわかりかと思いますが、この中で最も重要なシンボルは何かというと、それは VITRIOL という言葉で現されるシンボルで、上の絵の中央のやや下にあるマークです。

vit-02.jpg


「これがこの世のすべて」らしいのです。
ただ、今でも正直、意味がわからないです。

なので、それはまあそれとして、そういうものがあると。


そして、話は飛びますが(でも話はつながっています)、震災の後、「120年の前の日本の風景」の写真をご紹介したことがあります。

日本人自らが撮影した 120年前の日本の光景
 2011年09月17日

120年前の日本の光景に見る「私の中のパラダイス」
 2012年03月28日

です。



▲ 上の記事より 1897年の富士山。絵のように見えますが、絵ではなく、モノクロの写真に彩色しているものです。撮影も彩色も当時の日本人によるものでした


上のような昔の素晴らしい絵画などを紹介してくれるCHICC MANCHESTERという学術サイトがあります。学術系サイトですので、あまり更新されないのですが、昨日記事が更新されておりまして、そこには、「聖(セント)クリストファー」という人の絵画が紹介されていました。

1423年に描かれたものだそう。
下の絵です。

st-christopher.jpg


これを見た途端、「おっ!」と思いました。

多分、このヒゲのオッサンが聖クリストファーという人だと思うのですが、上に座っている子どもか、あるいは天使「的」な人が左手に持っているもの


em-2013.jpg


これはまさしく薔薇十字の VITRIOLという概念で表されるアルケミーの重要なシンボルと同じものです。

「おお」と私は軽く叫びましたが、しかし、考えてみれば、私はそもそもこの聖クリストファーという人が誰だか知らないのでした


そこで調べてみると下のような人のようです。
聖クリストファーとメダイというページから抜粋させていただいています。


聖クリストファーという名前はギリシア語で「キリストを運ぶ人」という意味で、本来は人名ではありません。そのため歴史上実在した人物とみなされず、人気がある聖人であるにもかかわらず、ローマ・カトリックの教会暦では祝日を持ちません。

クリストファーが誰であるのか、古来学者の間で議論が為されてきましたが、現在ではコプト教徒のあいだで崇敬されている殉教者、聖メナス (285 - c. 309) のことではないかと考えられています。

最も古い伝説によると、聖クリストファーは現在のリビアにあたる地域に住んでいた人肉嗜食の野蛮人で、犬の頭を持った巨漢でした。ローマ軍と戦って捕虜になったクリストファーはアンティオキアでキリスト教に改宗し、死刑宣告を受けますが、数々の奇跡によって死を免れて多数の人々をキリスト教に導いた後にようやく殉教しました。



という人で、詳しいところはわからないですが、キリスト教では人気のある人のよう。


さて、しかし、このように「キリストとの関係があるような感じの人」が、エメラルド・タブレットのような一種の「双璧にありそうな感じのもの」と共に描かれているということは興味深いことでした。

そして、さらには私は 25年くらい前によく聴いていた米国のブルース歌手の音楽に「聖クリストファーを吊せ」という曲があったことを思い出しまして、今日は夜中から先ほどまでずっと、この聖クリストファーと関わっていた感じです。

音楽のことについてはここには書かないですが、私の音楽サイトの中の、

25年前に聴いたトム・ウェイツの「セント・クリストファーを吊るせ」を思い出した今日

にそのあたりのことを書いていますので、もともと反逆音楽であるという意味でのブルースを好きな方はお読みいただいてもよろしいかもしれません。



▲ トム・ウェイツのHang On St.Christopher 。1987年頃の曲です。




というわけで。長い長い余談となってしまって、本当に申し訳ありません。

今回は大地が割れるニュースなのですが、本当に数が多い中で、このように前振りをしてしまったので、とりあえず、一番上に載せました3月26日のワシントン近郊での巨大な地崩れについてご紹介します。

しかし、個人的には他にもたくさんの「地球が割れていく」たぐいの報道が手元にありますので、順次ご紹介したいとは思っています。


たまに書くことがありますが、


上(宇宙)からの作用


そして、


下(地球)からの作用


はどちらも同じだということを思い出したいために、それが書かれているエメラルド・タブレットのことにふれたのかもしれないと今ふと思いました。

それでは、ここから本記事です。

アメリカの abc ニュースの報道です。



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2013年02月09日



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CNN の報道「米北東部に冬の嵐が近づく 3000便近く欠航」より。
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追記 2013.02.09] 下の記事を書いた時点では、マサチューセッツ州とニューハンプシャー州に非常事態宣言が出ていたのですが、その後の報道によりますと、さらに、コネティカット州、ロードアイランド州、ニューヨーク州にも非常事態宣言が出され、米国の5州に非常事態宣言が発令されているようです。



世界中で拡大する「不安定」な気候


アメリカの北東部に、その報道の見出しを借りれば「かつて経験したことのないような勢力の冬の嵐」がアメリカの北東部に近づいているということが米国のニュースになっています。

マサチューセッツ州とニューハンプシャー州などで非常事態宣言が出され、特にマサチューセッツ州では、「すべての一般車両の通行禁止と道路の閉鎖」という、まれに見る強行措置をとったことが話題となってもいます。

マサチューセッツ州は下の地図では、右上の赤いところですが、今回の嵐は、オレンジで囲んだあたりの全域に影響を与えると見られています。

USA_MA.png


下は米国メディアの「クリスチャン・サイエンス・モニター」からですが、予報士の人が指し示している紫のあたりが今回の嵐の影響を受けるとされる地域。

csm-2013-02-08.jpg

▲ タイトルは「停電時の準備の方法」と書かれています。




マサチューセッツ州では嵐が過ぎるまで、非常事態管理庁の管轄下に

ちなみに、この「道路閉鎖と外出禁止」というマサチューセッツ州の強攻策に米国の BBS では、「まるで戒厳令だ」というような意見もあり、下のようなサイトもありました。


masa-01.jpg

▲ 写真の人はマサチューセッツ州の知事ディーヴァル・パトリック氏。


米国には、アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(FEMA)と呼ばれる非常事態管理局がありますが、これは州ごとにもあり、今回は、嵐の間の州の法的権限はマサチューセッツ州緊急事態管理局の管理下に置かれるということだそうです。

ちなみに、マサチューセッツ州緊急事態管理局の略称は「 MEMA 」で、読み方がわからないのですが、多分、 FEMA は「フィーマ」と読むので、MEMAは「ミーマ」なのではないかと


とはいえ、いろいろと言われてはいますが、昨年、暴風雨の「サンディ」で被害を出した後でもあり、州としては単に被害を大きく出したくないという部分はあっての措置だとも思います。


数日前からは、日本も北日本などでひどい嵐となっているところが多く、昨日の天候のニュース青森の人の言葉が印象的でした。


北日本・北陸天気大荒れ 青森市は、時折猛烈な吹雪に
FNN 2013.02.08

ao.jpg


発達した低気圧によって、日本付近は冬型の気圧配置が強まり、北日本や北陸を中心に大荒れの天気となっている。

青森市では、8日朝から風が強まり、午前11時半現在も、時折、猛烈な吹雪となっている。この風で、地面に積もった雪が巻き上げられて、視界が非常に悪くなっている。青森市民は「青森に住んでても、こんなに風が強いのは、あんまりない。屋根の雪が気になるというか、風で落ちてこないかなとかは思います」と話した。

日ごろ、雪に慣れている青森の人からも、8日朝から吹き始めた強風については、心配する声が聞かれた。青森県では午前11時半現在、全域で暴風雪警報が出ていて、県内を走る道路では、車がヘッドライトをつけて走行するなど、見通しが悪くなっている。



私の実家のある北海道でも昨年あたりから、このような「長く住んでいるけど、こんな〇〇は経験したことがない」という言葉はよく聞きます。

〇〇の部分は、大雪だったり寒さだったりあるいは夏の暑さだったり、いろいろですが、世界中でこの「こんな〇〇は経験したことがない」というようなことは日常的になってきているようです。

ほぼ1ヶ月ほど前の記事ですが、

オーストラリアでは摂氏 50度を見据え、中東では過去最大級のスーパーストーム
 2013年01月10日

の中東やイスラエルの嵐も滅多にない規模だったようです。

israel_floods_10_.jpg

▲ 道路が洪水に見舞われた 2013年 1月 7日のイスラエル占領地区のカランディア検問所。Global Postより。


日本にしても世界にしても、これからの天候や気候がどうなるかなどわからないですけれど、ただ、先日の、

国立天文台が「太陽の磁場異変の進行」を確認し、その状態が過去の「小氷河期」と類似していることを発表
 2013年02月05日

という記事の中に、


仮に国立天文台が言うように、「この状態が過去のマウンダー小氷期などの寒冷期と似ている」のだとすると、今後、数十年から場合によっては数百年、地球はその過去と同じようなことになるのかもしれません。

ただ、過去のマウンダー小氷期もそうだったと思いますが、時間軸として一直線に寒くなる、というような単純なものではないと思われます。

キーワードは「不安定」ということではないでしょうか。

不安定な気候や気温や天候現象が、数年から、あるいは十数年続いた後、次第に平均気温が下がっていくというような。



と書きましたが、その「不安定」という感じは顕著になっている気もします。
そして、これはしばらく続くのではないかという気はいたします。

しばらくというのは、数年とか数十年、場合によってはもっと続くのかもしれません。昔の地球では、3億年続いたヒューロニアン氷期なんてのもありましたし、何億年も不安定な状態が続く場合もありますけど、そこまで長いと、もう「それが日常」ですので、気にするようなことでもないかもしれません。



ひっそりと発表されていた「地球温暖化の終了」報告

そういえば、1月はニュースが多くて紹介できなかったのですけれど、「英国気象庁が地球温暖化が 16年前に終わっていたことを明らかに」という記事が、1ヶ月ほど前の英国デイリーメールに掲載されていたことを思い出しました。

gw-16.jpg

▲ 英国デイリーメール「Global warming stopped 16 years ago, Met Office report reveals」(地球温暖化は16年前に止まっていたことが英国気象庁のレポートで明らかに)より。


では、ここからマサチューセッツ州の非常事態宣言のニュースです。



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2013年01月20日



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▲ この雪の風景はどこか・・・というと、インドなんです。シムラーという地域の 1月18日の様子。もう2週間、雪が降り続けているのだそう。高原にあるシムラーはインドの中では冬は寒い場所ですが、こんなに長く雪が降り続けるのは記録的とか。気温もあと 0.2度下がれば、40年前の低温記録を抜き、観測史上最低気温を更新するそうです。 INDIA TV NEWS より。
--





地球の天候が「カオス化し始めた」といくつかの意見


今朝、北海道の実家から電話があり、話していましたところ、今年も北海道は大変に雪が多いのだそうです。ふと、「1年前の In Deep の記事」を見てみると、ちょぅど1年前の2012年1月20日の記事は、

岩見沢の大雪。そして、サハラ砂漠の雪
 2012年01月20日

というものでした。

昨冬も北海道は大雪で、特に私の実家のある岩見沢という町は、もともと雪の多い町なのに「観測史上最深の雪」が降り続け、あちらこちらで建物が倒壊するという事態に陥っていたのでした。

それが昨冬ですが、北海道では今年も雪が多い上に、ふだんなら北海道の中でもあまり雪が降らないような地域でも記録的な大雪が降っているのだそうです。

そして、母親が言っていた中で印象的だったのが、

「雪もだけど、とにかく今年は寒くてね。北海道がイヤになっちゃったっていう人も多いのよ」

という話でした。

この「冬はいつも寒い地方が、いつもの冬よりさらに寒い」という現象は実は、今年、世界のいろいろな場所に出現しています。


そして、一方で、南半球は夏ですが、「暑すぎる」状態が続いています。


sydney-46-2.jpg

▲ オーストラリアのシドニーでは 1月 18日に、最高気温が観測史上最高の 46.5度まで上昇しました。オーストラリアのシドニーで観測開始以来の最高気温の記録となる「 46度」を記録 (地球の記録 2013.01.19)より。


その後、シドニーでは「46.5度」まで気温が上がったそうです。

しかし、上のブログ「地球の記録」の前日の記事は、ベトナムでの異常な寒波について書いたものでした。

vi-03.JPG

▲ ベトナムの首都ハノイで病院に入りきれず、病院の庭に寝かされる人たち。ベトナム北部では、寒波のために体調を崩す人が続出していて、病院でも、すでに運ばれてくる人々を収容する場所も、診察する時間もなくなってきているとのこと。異例の寒波と戦うベトナム北部の人々: 増え続ける患者を収容しきれない病院 (地球の記録 2013.01.18)より。



アジアの寒波では、

死んでいない太陽。そして、「地獄の猛暑」に困惑する南半球
 2013年01月06日

という記事で、下のような北インドの状況を記しました。

india-cold-03.jpg


そして、今、この極端な気候が北半球、南半球共に、その地域が拡大してきているような感じがあります。「感じ」というか、現時点では、明らかに極端に気候に世界の多くの地域が「襲われている」といえると思えます。

その原因が何かはわかっていませんが、今朝、目にした米国の災害系ブログの下のタイトルが目をひきました。


Russia: record snow, Sydney: record heat. Is the magnetic field reversal throwing the planet’s weather into chaos?
「ロシアは記録的大雪、シドニーでは記録的熱波。これは、地球の磁場の逆転が天候をカオスに導いているのか?」
The Extinction Protocol 201301.19


というものです。

このブログはニュースをそのまま転載するものですので、タイトルにブログ作者の私感が入っているということになるのですが、しかし確かに、少しずつ規模が拡大していた「気候の異変」がここにきて、一気にバーストする予兆を見せているように見えます。



地図上で「天候でふたつにわけられる」地球

上のブログに下の地図が掲載されていました。
日本語はこちらで入れたのですが、もともと小さい図ですので、読みにくいかもしれません。すみません。

chaos-map-2013.png


上を図を非常に大ざっぱに区切れば、下のように気候が「二分」している感じがあります。

chaos-map-02.jpg


実際には地球はその形と共に、高低の温度差もありますので、このように単純に分けられるものではないですけれど、まあ、わかりやすくはあります。

ところで、上の地図の左上に「カムチャッカでは記録的な火山活動」とありますが、これもずっと気になっていることではあります。

カムチャッカだけではないですが、最近、世界の火山活動がものすごいのですよ。

特にカムチャッカは非常に活発です。ボルケーノ・ディスカバリーによりますと、最近新たに活動を始めた火山を含めて、現在、カムチャッカでは以下の火山が噴火しています。


・シベラハ山(Shiveluch)
・クリュチェフスカヤ山( Kliuchevskoi )
・ベシミアニ山(Bezymianny )
・キジメン山(Kizimen )
・カリムスキー山(Karymsky )
・トルバチック火山(Tolbachik )



そして、カムチャッカには下の地図ほど火山が存在するのです。

赤い三角()はすべて火山です。

kamchatkaMap.gif


海外の記事では、「世界の火山活動が覚醒した」という表現を見たことさえありますが、この「火山」についてはまた今度書きたいと思います。

以下、気候に関して、いくつかの報道を掲載します。





極端な寒波と大雪に見舞われる北半球と、極端に暑い南半球


まず、イギリス。

イギリスだけではなく欧州の多くで雪が多いですが、特にイギリスでは、現在、大雪で生活が一部麻痺するほどの影響が出ています。


英各地で大雪、市民の生活にも影響
AFP 通信 2013.01.19

uk-2013-01.jpg


イギリスでは今週、警戒警報が出されたウェールズ南部をはじめ、各地で大雪となった。空の便で欠航が相次いだほか、ロンドンとベルギーのブリュッセルを結ぶユーロスターでも運休が出るなど、雪の影響で交通網に大きな混乱が生じた。

また、休校した学校は 3000を超えた。



次はロシアです。
ほぼ全域でまったく記録的な大雪が続いています。

ご紹介するロシアタイムスの見出しが注目に値します。
それは「 Snowpocalypse 」(スノウポカリプス?)。

「雪」の snow と「黙示録」の apocalypse を合わせた造語だと思います。

日本語風にいえば「雪マゲドン」。

とはいえ、実際にはどう訳していいのかわからないので、「雪の黙示録」と、つまらない訳にさせていただきました。


Snowpocalypse Russia: 'Snow tsunami' swallows streets, cars, buildings
RT 2013.01.19

ロシアの雪の黙示録:「雪の津波」が道路を飲み込み、車も家も飲み込んだ

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前例のない豪雪がロシアを見舞っている。容赦ない大雪は、交通機関を麻痺させ、いくつかの村や町は現在、雪により分断され孤立してしまっている。

1月18日、首都モスクワでは、1月の1ヶ月分の降雪量に相当する雪が降り、交通機関が完全にストップするという危機に瀕した。空港も同様だ。 12,000台の除雪車が四六時中、道路の除雪作業にあたったが、交通麻痺を解消することはできなかった。


rt-snow.jpg

▲ 出動する除雪車。24時間体制で除雪を続けたが、道路を正常に戻すことはできなかった。


また、アルタイ共和国では 12の村落が雪で孤立している。現在、救急隊と物資の運搬者が現地に向かっているが、道路事情は良くない。

今年のロシアは 1938年以来の大雪となっており、また気温も極端に低い。シベリアでは昨年 12月にマイナス50度を記録し、多くの人たちが避難した。

現在までに寒さによって、ロシア全土で 90人が凍死しており、また、事故を含めて、寒波と大雪が原因による死亡者数が 200人以上にのぼっていると公式に発表された。



というように大変なことになっているようなんですが、ヨーロッパでは、他の多くの地域で同じような状況となっている場所も多いようです。

シベリアといえば、マイナス50度を記録した際に、「沸騰したお湯が一瞬で凍る」という様子が YouTube にアップされていました。

沸騰させたお湯が瞬時に凍結するマイナス50度のシベリア




ここまでで結構長くなってしまいましたので、それらを総括して短くまとめていた米国の報道をご紹介して今回の記事を括ろうとと思います。

ちなみに、後日取り上げるかもしれないですが、 米国も実は天候がおかしいのです。毎年雪が降る州では今年は雪がまったく積もらないなどの一方、例年は雪の降らない多くの州が雪に見舞われています。

では、ここからです。



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