2011年09月26日



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連続する世界的な大停電と今後48時間の太陽活動



前回の記事「[地球の内なる太陽] Vol.5 - 歴史の中での地球中心の謎(前編)」の翻訳部分をアップしたいのですが、どうもプライベートがゴタゴタしていて、落ち着いた時間がとれません。

ただ、先日、二度ほど最近の太陽のことについて書きました。
その時には黒点と比例しての太陽活動の縮小に関してを書いたのですが、その後は、わりと活発に活動していますので、現在の太陽の状況を短く書いておきます。

前の関連した記事は、

などです。

今回の記事はここからです。




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2011年09月07日



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最近は実際に発生した自然災害以外については、あまり自然災害の予測的なことについてはふれなくなりましたが、地球の状態としてはいろいろと懸念されることはあるわけで、そういう中のひとつに「アイスランドのカトラ火山」があります。

これは、昨年、アイスランドのエイヤフィヤットラヨークトルという氷河地帯にある火山が噴火して以来、気になり続けていることですが、エイヤフィヤットラヨークトルの噴火から1年半が経とうとしています。

エイヤフィヤットラヨークトルの噴火した1年半前には、以前のブログに「アイスランド噴火はまるで大地の怒りのよう」というものを書きましたが、その時のエイヤフィヤットラヨークトルの火口の様子がまるで人の顔のようになっていて、それが印象的でした。

iceland-201-04.jpg

▲ 2010年4月15日のレーダー写真から見たエイヤフィヤットラヨークトルの火口。現在もこちらで見ることができます。


カトラ火山の噴火が「気になっている理由」は、上記の記事にある

ここ1100年の間にエイヤフィヤットラヨークトル氷河では3回の噴火が起きている。920年、1612年、そして1821年から1823年にかけての噴火である。この3つの事件はどれもカトラ火山の噴火の直前に発生している。


にあります。

簡単にいうと、「エイヤフィヤットラヨークトルの噴火の後には必ずカトラ火山が噴火していた」ということになります。

もし仮に噴火した場合、その影響はわかりませんが、過去には今回紹介する「1783年のアイスランドのラキ火山の噴火の時の英国の状況」ということもありました。


そんなカトラ火山ですが、先週あたりから様子が怪しくなっています。

一昨日(9月7日)には、 AP 通信が「Seismic activity increases at Iceland volcanoアイスランドの火山地帯で群発地震が増加している)というタイトルの記事を掲載しました。

その AP 通信の記事では、アイスランドの火山学者の意見として、「噴火が差し迫っているわけではない」と前置きしてから、


・カトラ火山の周辺で地震があること自体は珍しいことではない。

・しかし今回は群発地震であるため注目している(カトラ周辺では群発地震はあまり起きない)。

・いずれにしても、ここ数年はカトラ火山は活発な活動の徴候がある。

・アイスランドは大西洋中央海嶺から続く火山のホットスボット上にあるため、地球のプレートが動いた時に噴火が誘発されることがある。

・歴史上、エイヤフィヤットラヨークトルの噴火の後には必ずカトラ火山が噴火している。



というようなことが挙げられていました。

まあ、昨年来、「何度も」怪しいと思うようなこと(群発地震など)がたくさんあり、これまでもこのブログでも何度も記事にしてきました。

 » In Deep のカトラ火山に関係する過去記事

なので、今回も単に季節性の地震の可能性も強いです(アイスランドでは火山周辺で地震が起きること自体は普通のことです)。

katla-2011-0908.jpg

▲ 2011年9月7日のアイスランドの地震の状況。群発地震が増えていることは一目瞭然なのですが、火山学者によると、これが噴火と関係のあるものなのかどうかはわからないとのこと。


さて、今回ご紹介する記事は、過去のアイスランドの噴火の様子をリアルに描いた イギリス BBC の2007年の記事です。1783年にアイスランドのラキ火山が噴火した時の模様で、題して「殺人雲が英国を襲った時」。実は、このラキ火山の噴火の被害が「イギリスの歴史の中でもっとも大きな人的被害を出した自然災害」だったのです。

また、アイスランドでは全人口の3分の1が死亡しました。

きちんと全文を訳したことがなかったですので、ご紹介します。



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2011年08月10日



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(※) 追記の記事として、米国 ABC ニュースで報道された「日本政府の大阪への遷都計画」報道も最後に紹介しておきます。昨日の報道です。
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(訳者注) 以前、震災の2ヶ月ほど後の5月に、「マグニチュード9の地震があった前日までに日本上空の赤外線量と電離層の電子量が増大したことがデータ上で確かめられた」ということが、フランス宇宙研究センター(CNES)の観測衛星で確かめられたことが記事になっていることを翻訳紹介したことがあります。

3月11日の地震の前に観測された日本上空の赤外線と電子量の急激な変化
(2011年05月20日)


その続きともいえる報道かもしれません。

それは、「3月11日の地震の影響が、ほぼ宇宙空間にも近い超高層大気圏でも観測されていた」という記事です。

超高層大気」とは、国立極地研究所によりますと、「中間圏と熱圏の領域」とのこと。ただし、規定はわりと曖昧ですので、「非常に高い大気圏」ということでいいかと思います。

図では、このような感じになると思います。

upper-1000.png


大体ですが、上空 80キロメートルから 1,000キロメートルくらいの高層にあたる場所で、上のほうはほとんど宇宙空間です。


この「地震が高層大気に影響を与えていた」ということがどういう可能性を示唆しているかということについては、もう私は書かないほうがいいかと思いますので書きません。以前、In Deep に私個人の地震についての考え方を書いた記事をリンクしておくにとどめます。わかりにくい記事ですが、「宇宙線と地震の関係」について書いています。


コラム・地震のトリガーについて (2011年05月21日)


近代物理学の祖であるアイザック・ニュートンがヘルメスの「エメラルド板」の解釈の中で至ったひとつの考え方である「小さなものに適応できる物理の法則は大きなものにも適用できる」ということなども参考になっています。

地球上(宇宙)のすべての「物質の崩壊」という現象には統一した物理的な規則があって、地震もその例から外れないはずだという考え方です。

まあ、地震に関してはいろいろな研究をされている方がいて、それぞれの方の理論があると思いますので、それぞれの方の考え方でよろしいのだと今では思っています。

なので、地震や自然災害に発生理論に関しての私自身の考えは今後も書くことはないと思います。
(予測に役立つわけでもないですし)


いずれにしても、「地球内部が主原因で地震が起きる」という考えでも、「宇宙線などの外部的な化学的刺激によって起きる」という考え方のどちらから見ても、「熱圏より上の高層大気で地震との関係が見られた」ということは大きな発見だと思いますので、記事をご紹介することにしました。

なお、今回の記事は科学系ブログで簡単に紹介されているもので短いのですが、学術的な日本語の説明としては、東京学芸大学教育学部物理学科の鴨川 仁助教授の書かれた「地震に関連する地圏 −大気圏−電離圏結合」というページが参考になるかと思います。

ここに、

大地震や津波が大気重力波等を通して電離圏まで影響を与えることはよく知られています。
一方、地震時・後のみならず地震前においても電離圏擾乱が見られるという指摘が80年代ぐらいからされており議論が盛んです。

現在は、メカニズムが仮説の段階であること、統計的解析が不十分な場合も多いため現象の存否 については決着がついていません。



とあります。
つまり、もともと、「地震の前に」電離層に変化が観測されているということは以前から議論されていたことのようです。


ところで、昨日、米国 ABC ニュースで「日本政府が東京から逃避する計画の準備を進めている」という英語の記事がありました。最近、日本語のニュースを読んでいないので、報道されていることなのかもしれないですが、「へえ、そうなんだ」と思いましたので、短い記事ですし、本記事の後でご紹介しておきます。

それでは、地震と超高層大気圏の記事は、米国のアメイジング・プラネットより。




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2011年08月08日



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少し前に、メキシコの地割れとグアテマラのシンクホールのことをご紹介して、昨年あたりから続いている(ような気もする)中南米での地殻変動のような感じの様々な書いてみました。

また、ブラジルのリオデジャネイロで次々と地下のマンホールが爆発しているという報道もご紹介しました。



今度は、南米のチリで、長い範囲で地割れが発生したというニュースです。

上記の記事では、こちらの地図を載せました。
昨年から発生している南米の地殻変動マップです。

south-america-timeline2.gif


そして、下の地図が今回のチリの地割れの場所を「★」印で示したものです。

s-a2.png



チリの地割れのニュースの前に、さきほど、珍しい地震の報道があったので、ご紹介しておきます。
イスラエルの沿岸で地震が発生したニュースです。


イスラエルできわめて珍しい地震

このニュースの何が珍しいかというと、イスラエルというのは全然地震がないところで、特に今回地震が発生した場所は、少なくとも記録の上では「過去に地震の記録が残っていない場所」だそう。

そもそもイスラエルという場所自体が、小さな地震が 90年前に一度、比較的大きな地震が、1837年に一度記録されているくらいのようで、小さな地震でもニュースになります。

位置関係ですが、下の地図で、今回地震のあった場所に星印をつけました。
そして、イスラエルで過去に地震が起きた2つの地点を示しました。サマリアという場所では1927年に小さな地震が起き、ツファトという場所では、1837年に比較的大きな地震が起きたということです。

isr-jpg.jpg


イスラエル国立ニュースより。




Rare Quake Rocks Israel’s Coast
Israel National News 2011.08.07

イスラエルの沿岸で珍しく地震が発生

イスラエルの中央部の沿岸を震源とするマグニチュード 4.3 の地震が8月7日に発生した。揺れはガザでも感じた。

この近辺での地震は異常なほど珍しい。

「この地域では過去にも地震の記録がまったくない」と、地元当局者は語る。

イスラエルの過去の最も大きな地震は、1837年にツファトで発生した地震で、4,000人以上が死亡した。1927年には、サマリアで小さな地震が発生している。

4ヶ月前、ギリシャで起きたマグニチュード 5.9の地震では、イスラエルでも、ガリラヤなどいくつかの地域が揺れて、住民たちに緊張が走った。






それでは、ここから、チリの地割れのニュースです。
チリの地元メディア「ソイ・チリ」より。




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2011年08月05日



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(訳者注) インドネシアのジャワ島とスマトラ島の間くらいにあるクラカタウという火山から現在噴煙が上がっている様子が衛星画像等で確認されているのですが、このクラカタウという火山、私も今回のアイリッシュ・ウェザーの報道を読むまで知らなかったのですが、過去に周辺アジア地域にかなりの影響を与えた噴火を起こしたもので、「アジア文明の変化や勃興」との関わりを指摘されている火山のようです。

インドネシア語では、「アナク・クラカタウ」と呼ばれています。


以下は、クラカタウ火山についての Wikipedia からの抜粋です。




535年の大噴火

535年の大規模な噴火はインドネシアの文明に歴史的な断絶を引き起こし、世界各地に異常気象をもたらした。

日本においても天候不順による飢饉の発生についての言及が見られ、(安閑二年)、同時期に朝鮮半島からの渡来人の流入、馬具の発達、中国から流入した仏教の興隆などが起きており、古代日本の国家形成に与えた影響は小さくはないとする見方もある。


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1883年の大噴火

1883年8月27日に大噴火を起こした。噴火により発生した津波が周辺の島を洗い流し、航海中の船を激しく揺さ振った。死者は36,417人に及び、2004年にスマトラ島沖地震が起こるまではインド洋における最大の津波災害であった。この噴火は海底ケーブルによって全世界に報道された、史上初の大規模災害である。


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噴火の影響(1883年の噴火)

噴煙の高さは38,000m。爆発音は4,776km先(インド洋のロドリゲス島)まで届き、人間が遠く離れた場所で発生した音を直接耳で聞いた最長距離記録となる。

衝撃波は15日かけて地球を7周した。

5,863km離れた東京で1.45hPaの気圧上昇が記録されている。
津波は、日本では鹿児島市の甲突川にも押し寄せ、17,000km離れたフランスのビスケー湾の検潮儀にも記録された。

成層圏にまで達した噴煙の影響で、北半球全体の平均気温が0.5〜0.8℃降下し、その後数年にわたって異様な色の夕焼けが観測された。画家エドヴァルド・ムンクの代表作“叫び”は、この夕焼けがヒントになっていると言われている。

日本では1884年の歴史的な大凶作をこの噴火と関連づける向きもある。






という物々しい過去を持つ火山が噴煙を上げているというニュースです。

アイルランドのアイリッシュ・ウェザー・オンラインより。



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2011年07月22日



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(訳者注) メキシコで、巨大な地割れが突然発生したというニュースがあり、そして、南米のグアテマラでは、「部屋にまん丸のシンクホール(穴)が開いた」という報道がありました。

それぞれのニュースをご紹介しますが、それぞれの町の位置を見て、ちょっと思うところがありますので、 In Deep の過去記事をご紹介しつつ、そのことを記します。

まず、この地図を作成しました。


south-america.gif


・A「地割れ/メキシコ」
・B「穴/グアテマラ」


が今回ご紹介するものですが、CとDを続けて記しました。それぞれ、過去記事にしたものです。

・C「突然の川の消滅/コスタリカ」は、

 » 世界各地で大地の中に消えていく「川の水」
 (2011年07月14日)

・D「地殻変動で町が消滅/コロンビア」は、

 » 原因不明の地割れと地滑りで破壊され「7日間で地図から消えた」コロンビアの町
 (2011年01月19日)

 » 災害現場の空に浮かび上がる「欠けた五芒星」と、完全に廃虚と化したコロンビアの町
 (2011年01月23日)


です。

コロンビアのニュースのほうは、災害現場に浮かび上がる「五芒星」などもあり、何度か記事にいたしました。





上の地図の出来事の時系列なんですが、それが始まった日としては、


A 2011年07月13日
B 2011年07月19日
C 2011年07月13日
D 2010年12月14日



となっています。

また、「B」のグアテマラシティには、昨年6月にも巨大な穴が開いており、昨年、「アガサが残したグアテマラの巨大な穴」という記事でご紹介していますが、今回ご紹介する07月19日にできた「グアテマラのシンクホール」は規模が違うだけで形状が昨年のものとそっくりなのです。つまり、まん丸なんです。

今回のものと昨年の写真を並べてみました。


sinkhole-1.jpg

▲ 7月19日にグアテマラシティの住宅の室内に突然開いたシンクホール。幅は1メートル程度で、深さは12メートル。地殻変動だとしても、床のフロアの素材までもが、「きれいに丸く」穴の形となっているのが不思議です。





▲ 2010年06月01日にグアテマラシティの街中に開いた巨大なシンクホール。こちらは巨大なもので、幅 30メートルで、深さ60メートル。上の小さなものと形状がそっくりに見えます。


この南米の4つの出来事に時系列のラインを引きますと、このようになります。

south-america-timeline.gif


中南米をわりと直線上的に時系列で起きているという感じがします。

さらに、ラインを先に延ばすと、米国の西海岸、ロサンゼルス周辺に抜ける方向となります。

usa-1.gif


これらのイベントの特徴は、「よくわからない地殻変動を伴っている」ということで、原因などもほとんどわかっていません。この直線上のラインで起きているような地質イベントが、今後このライン上で拡大していくのか、あるいはラインとは関係なく発生するのか、あるいは、もう今後こういうことはあまり起きないのか、というような懸念なのだと思います。



地球内部の構造に科学の目を向け始めた日本とオランダの地質学研究チーム


先日の記事で、地球空洞説というようなものにふれましたが、現在、日本の地質学研究者たちを中心とする国際研究チームが、「なぜ、地球の内部からは膨大な熱が放出されているのか?」ということの調査を始めています。


私は知らなかったのですが、地球の内部からは「40テラワット」以上という信じられない熱が放出され続けているのだそうです。

これはオカルトではなく、事実です。ただ、その理由はわからないままだったそうで、現在、調査と研究が進められています。

40テラワットというのは、およそですが、原子力発電所 3000基くらいの発電量に相当するのではないかという感じの莫大なエネルギー量です。

これは「地球内部に何があるのか?」という話にも似た非常に興味深くもあり、また緊迫する調査研究ではありますが、海外の報道では結構大きく報道されていますので、明日くらいにでも翻訳できたらしてみます。インターナショナル・ビジネス・タイムスなどに短い要約記事があります。


というわけで、

・A「地割れ/メキシコ」
・B「穴/グアテマラ」


の記事をそれぞれご紹介します。
メキシコの地割れは現在の進行しているということで、町が消滅したグアテマラの地殻変動のことを思い浮かべる部分もあります。

メキシコの地割れは、YouTbe に動画もありました。

あと、グアテマラの穴の原因は昨年の時もそうでしたが、「熱帯暴風雨が原因」とされていることが多いのですが、その原理が私にはどうしてもよくわからないのと、仮にそうだとしても、ではどうして「まん丸」に? しかも、いつも非常にきれいな円形になります。

この「まん丸」というのがわからないです。



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2011年07月16日



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snow-1.jpg

▲ 7月14日に、中国四川省にある山で突如大雪が降り、交通が麻痺。「夏の雪」という珍しい光景に、車を降りて記念撮影する人。
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米国の熱波と、日本列島に接近中のスーパー台風マーゴン(台風6号)に関しての先日2つの記事の補足と、タイトルにした「中国四川省の真夏に雪の雪」の、中国での報道をご紹介します。




マーゴンの今後

まず、7月14日にハワイにある米軍合同台風警報センターから(沖縄の米軍等に対して)警報が発令されたままの台風マーゴン(Ma-on / 台風6号)ですが、14日の予想進路から北寄りにズレてきており、次第に日本列島への直撃のコースをとってきています。

日本の気象庁も琉球新報などによると、「強風域、暴風域とも広く、非常に強い勢力であり、特に大東島地方は最大級の警戒が必要」と呼びかけているようですが、もう少し広い範囲での影響となる可能性が出ているように見えます。

7月16日現在の気象庁発表の進路図。

ma-on-16.png


7月19日には、日本列島の広い部分に影響を与えそうです。
19日にはすでに勢力は落ちると思われますが、そもそもが大きな台風ですので、影響を受けそうな地域の方はご留意下さい。


米国の気象サイトの発表によると、今朝(7月16日)未明までに、このマーゴンは、米国基準でのカテゴリー4(上から2つめ)に発達したようです。

cat-4.gif


日本は全国的に台風には慣れている国です。これは地震と同様で、他のどんな国より慣れているということがあり、台風に対して過度の心配は不要だと思いますが、しかし、最近の世界の天候を見ていると、今後しばらくの天候に関しては、楽観ばかりしているというわけにはいかなそうです。


大体、まだ7月の中旬なんですよね・・・。

ふだんなら(関東では)梅雨も明けていないこんな時点からスーパー級の台風が発生して日本を直撃しそうな状況を考えますと、天候に関しては、いろいろなことがありそうです。

まあしかし、日本というのはつくづく「ありとあらゆる自然災害を受ける」という宿命というのか何というのか、それを持っている場所にあるようです。文明(防災など)もそれによって先に進むわけですが、本当にスゴイ場所だと思います。




ヒートアップする米国のヒートウェイブ

7月12日の記事で、米国の熱波警報が 15の州に拡大していることを書きました。いくつかの地域では、

今週、最高気温が 110度から 115度(摂氏 44度から 46度)まで達することが予測されている。


というような、かなりの熱波となったようですが、その直後に、それどころではなく熱波が広がっています。

下の図は、7月13日から20日までの全米の最高気温の予測分布です。

110714_WednesdayHeat.grid-6x2.jpg


図の下に気温の分布の色わけがありますが、華氏表示ですので、日本語で注釈をつけてみました。

us-temp-2011-07.png


これは、つまり、オレンジくらいからの色の場所はすべて 30度以上で、一番濃い赤の場所で、すでに 38度前後。

そして、結構散見される茶色の地帯は、40度を越えています。そして、これもわりとあるショッキンピンクの地帯は43度前後あります。

ところどころにあるサーモンピンクの場所に至っては、46度くらいです。仮に今後、黄色の地帯が出て来た場合、そのあたりは、50度くらいということになります。


ちなみに、先日のエポックタイムの記事によると、「週末(7月16日)の、ケンタッキー州の一部では 125度(摂氏 52度前後)に達する」という予測が出ていました。

52度はすごい。

そんなわけで、日本もですが、米国も熱波はヒートアップしています。
もうムチャクチャ。




真夏の大雪に見舞われた中国四川省の山

しかし、当然ながら地球全域が暑いというわけでもなく、いろいろな天候があります。

cold-wave2011.gif

▲ アルゼンチンの寒波を伝える報道。 Press TV より。地域によって、7月7日に氷点下15度まで下がったそうです。約10人が寒さなどで死亡。


現在冬であるアルゼンチンでは、先週、寒波で 10人が死亡していますが、しかし、北半球でも奇妙な寒波に見舞われている地域があります。

中国四川省の康定県という地方です。
数日前に、「雪」が降りました。

中国は広いですし、このあたりのことをよく知らないので、普通のことなのかなあと思っていましたが、「異常な現象」として、中国の新唐人テレビで報道されていましたので、ご紹介します。



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タグ:マーゴン

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2011年07月14日



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(訳者注) 昨年、中国で「一晩の間に池の水が消えた」という中国紙の報道をご紹介したことがありました。

中国湖北省で突如として小屋と養殖池が完全に消失する事件が発生 (2010年07月17日)



これはこういうような報道でした。

7月14日の明け方、湖北省仙桃市にある百勝村で、3軒の小屋と魚の養殖場が一夜にして地上から消えてなくなってしまうという不思議な現象が発生した。この事件により、一名が行方不明となっている。現在、当局が真相を究明することに全力をあげている。

養殖池は約30ムーの広さ(1ムーは1/15ヘクタール)があり、現在は水底が表面に露出しており、水はまったくなく、魚も消えてしまった。行方不明者の家族たちは掘削機を使って、行方不明者を探している。



最近、これと同じような「大量の水が突然消える現象」が世界で相次いでいます。

つい先日、コスタリカで地震があり、その後、「川の水が消える」ということが、現地メディアで報道されていましたが、3月にはニュージーランドのハンツベリーという町で、轟音と共に町の川が消滅。

昨年9月には、スロベニアのイスカという町で、非常に大きな川の水が一瞬で消えてしまうという現象が起きています。このスロベニアでの場合は、動画を見ても、まだ生きた魚がたくさん地面の上ではね回っており、「突然水が消えた」ことがうかがえるものでした。

iska-1.jpg

▲ 突然水が消え、岩と川底が露出したスロベニアのイスカの川から中継するテレビのニュースリポーター。



普通に考えられるのは、「巨大なシンクホール(穴)が突然、地中深くまで開いたことにより、そこに一気に水が吸い込まれた」という現象のようですが、現在の地質学ではそれを説明できる地質的現象はないそうです。

このあたり、先日もご紹介しました、各地で開いているシンクホール(穴)とも関係しそうなイメージもあります。
地球の地質イベントの一種とはいえそうです。




ちなみに、最初にご紹介するコスタリカのニュースは昨日 7月13日のものなのですが、当地では地震が増えているようで、記事中に「マグニチュード1.0以上の地震の数が 4,789回に達している」という記述があり、どの時期を起点とした回数かが不明なのですが、かなりの数の群発地震となっているようです。

コスタリカのこのニュースにあるウパラという場所はこの「A」のあたりです。

upala.png

なんとなく、このあたりは昨年暮れのコロンビアで起きた地質の崩壊現象の記事の町(グラマロテ)を思い出させます。「五芒星」が浮かんでいた場所です。上の地図に矢印で示してみました。




それでは、コスタリカ、ニュージーランド、スロベニアのそれぞれの報道を順に記しておきます。

それぞれテレビ報道などが中心で、あまり文字報道はないですが、動画があるものは、それぞれ現地のニュース動画などもリンクしておきます。




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(訳者注) 3月の震災以来、日本の周辺で発生したり、あるいは発生する可能性がある自然災害や環境異変などに関しては、今では日本語の報道より英語など外国語報道で取り上げられるタイミングのほうが早いですし、内容も非常に詳しいことが多いです。

昨日の米国ワシントンポストでは、7月13日に日本近海で発生した台風マーゴン Ma-on (台風6号)についてを取り上げていて、ハワイにある米軍合同台風警報センターからの報告により、「7月17日頃から日本に壊滅的な被害をもたらす可能性がある」としています。実際そんなことになるのかどうかはわかりかねますが、ご紹介します。

なお、7月14日午前の時点で日本の気象庁から発表されているこの台風6号に関しての予想進路と予想勢力は次の通り。17日からは920ヘクトパスカルという強力な台風に発達する見込みのようです。

気象庁 台風情報 より。


super-1.gif


15日03時の予報

・非常に強い
・中心気圧 940hPa
・中心付近の最大風速 45m/s
・最大瞬間風速 60m/s


16日03時の予報

・非常に強い
・中心気圧 920hPa
・中心付近の最大風速 50m/s
・最大瞬間風速 70m/s


17日03時の予報

・非常に強い
・中心気圧 910hPa
・中心付近の最大風速 50m/s
・最大瞬間風速 70m/s


となっています。
「スーパー台風」に数値の定義はないとはいえ、17日以降の予想ヘクトパスカルや最大風速は、そのイメージに近いように思われます。


以下は、米国ワシントンポスト紙のブログ記事です。



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2011年07月12日



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(訳者注) 今朝、奥さんが身の毛もよだつような話を私にしました。

奥さん 「昨日のお昼にね、幼稚園のお母さん方3人で喫茶店に入ったの」
わたし 「はい」
奥さん 「そうしたらね」
わたし 「うん」
奥さん 「そのお店、冷房が入ってなかったの」
わたし 「(;゚д゚) ・・・今なんて言った?」
奥さん 「クーラーが入ってなかったの」
わたし 「 (((( ;゚Д゚)))) 」



「どこそこで冷房が入っていなかった」という話自体が恐怖話となるような最近の日本列島ですが、特に今は、節電をちゃんとしている人なんかも多く、そういう人は家ではなるべく冷房をつけないようにしていて、耐えられなくなった時に、お店などに行くということもあるようですが、そういう時に上のような悲劇に見舞われるということもあると。

それにしても暑い。

先日会った知り合いが昼の空を見上げて、「どこのアフリカだよ・・・ここは」とつぶやいていましたが、実は今の日本は、中東を除くアフリカのほとんどの地域より格段に暑いです。東南アジアの多くの国や、インドなどと比較しても、今の日本は暑いですし、その暑い期間が長くなっている。

まあ、昨日もイヌイットの人たちの話などを書いたのですが、地球の軸がズレているにしても何にしても、理由はわからないながらも、わりと数年であっという間に世界の気候配置が変わった感じはします。


しかし。

この日本をさらに上回るのがアメリカなんですね。昨日の記事で、ちょっと話題としてふれましたけれど、

米国 7月11日の予想最高気温

オクラホマシティ 38℃
ニューオリンズ 35℃
ダラス 39℃
メンフィス 38℃
ラスベガス 37℃
ワシントン 35℃

ということを書いたのですが、これどころではないようで、40度をはるかに越える地域が続出しています。
今朝の米国 CNN でニュースとなっていましたが、アメリカの暑さはもはや異常なレベルらしく、記録的な暑さを示す地域が多くなっているようです。


今日はその米国の暑さのニュースの記事をご紹介させていただきます。

ちなみに、アメリカでは温度の表記に「華氏」という単位を使うのが一般的です。普段でしたら、摂氏に換算して訳するのですが、暑さの記事に関しては 100度とか 115度とかで表示される華氏のままのほうが迫力がありますので、そのままで表記します。

こちらが「摂氏と華氏の換算表」です。

sessi.gif

非常に大雑把にいうと、今回の CNN の記事にある「華氏 110度を記録」というのは、大体 43度くらいで、今回、カンサス州のウィチータという場所で記録された華氏 115度というのは、46度くらいだと思います。

46度はすごい(笑)。


( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \


笑いごとじゃねえ!」と怒るカンサス州の人たちの顔が目に浮かびます。

あと、昨年、ロシアの夏はとても暑かったんですが、今年はどうなのかなあと見てみると、やや、「昨年のような気配」を感じます。
ちょっとそのことも書いておきます。



灼熱の下の永久凍土の街


今週の予想気温を見ていて、気になったのがロシアの「ヤクーツク」という都市でした。これは Wikipedia にある写真。

250px-Jakutsk_theater.jpg

何となく寒そうなイメージがあります。
そこにある「気候」を読むと、

北半球で最も気温が低い寒極付近に位置するため、冬の寒さが非常に厳しく、1月の平均気温は-40.9℃で厳寒期には-50〜-60℃になることがある(なお、南極昭和基地の最低気温記録が-45.3℃である)。しかし、夏には緯度にも拘らず暑くなり、年によっては7月には30℃を超えることがある。内陸性気候であり大陸性気候である。また永久凍土の上に建てられた都市としては世界最大。


とあり、永久凍土の上にある都市で、冬は南極より寒くなる場所みみたいなんですが、そのヤクーツクの今週の天気予報。


yak.gif


私は思わず「東京より暑いじゃねえか・・・」とつぶやきました。
これじゃ、永久凍土溶けちゃうのでは。

昨年のロシアの夏の暑さがキツかった点として、ロシアでは、モスクワなどの大都市でもクーラーのある家なんてほとんどないらしいんですよ。これは、私が北海道生まれなのでわかります。一般家庭にはクーラーはあまりないです。なので、上のヤクーツクの一般家庭にもあまりないと思うんですよね。暑さからの逃げ場なし。

そういう地域で毎日 35度とか 38度・・・。
冬は氷点下40度まで下がる場所ですので、夏と冬の気温差が 80度


ちなみに、こちらはモスクワの今週の予想気温(笑)。


モスクワ 7/15-7/17の予想気温

mos.gif


タイかインドの天気予報を見ているようです。

いや、タイなんかの気温を見ていると、東南アジアは明らかに例年より寒いです。

今、東南アジアの多くは1年で最も暑い時期なんですが、気温を見る限りではそれを感じないです。私はタイのサムイ島とかプーケット島などの島が好きで、昔はよくそれらの島に行ってボーッと過ごしていたのですが、これはプーケットの今週の予想気温。

タイ・プーケット 今週の予想気温

phuket.jpg


天気が悪いとはいえ、この時期に夏日にも届かない日が続くのでは、なんとなく寒々とした感じです。海にも入れないのでは。

なんかこう・・・気候の配置が世界的に大きくシフトしてきていることは否定しようがない気がいたします。今年も各国の夏の暑さ(あるいは寒さ)との戦いは大変なことになりそうです。


では、アメリカの夏の記事です。



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タグ:異常熱波

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